道種漬花 アブラナ目/アブラナ科/タネツケバナ属 花期/3月
外来種駆除
ミチタネツケバナ 鎌倉市・浄智寺谷戸 2017/02/28
ヨーロッパ原産の一年草(越年草)で、タネツケバナの仲間。市街地のやや乾燥した道端などに帰化しているため、身近な雑草としてかなり頻繁に見かけているはず。平成(1989-)に入ってから分布域を大幅に広げているという。
ミチタネツケバナ 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
実が揃いも揃って万歳三唱しているのが大きな特徴。
ミチタネツケバナ 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
ミチタネツケバナの葉 平塚市・花菜ガーデン 2017/03/16
ミチタネツケバナの特徴
田んぼや湿地ではなく、都市部の道端や公園など乾燥気味の場所に分布。
葉はほとんどロゼット状の根生葉のみ。小葉に切れ込みはほとんどない。
棒状の実は横に広がらず、茎に寄り添うようにほぼ真上に向かって伸びる。
冬のナズナ(薺)もロゼット葉のみなので花が咲き始めたばかり頃はうっかり間違えやすい。蕾や花が多く、茎がやけに太ければナズナ。あとは実の形状で確認。
参考資料
『神奈川県植物誌2001』 神奈川県植物誌調査会編集 神奈川県立生命の星・地球博物館発行(2001)
当種(ミチタネツケバナ)は、
日当たりがよく、スズメが飛来する箇所に生育(自生)していることを確認しています。
しかし、今日まではタネツケバナとの認識でした。
全体小型で、葉が暗緑色、ロゼット状の根生葉などの特徴からか、
開花するまでは気付くことがないほどに邪魔な存在ではありません。
開花後にようやく存在に気付くのですが、その花は白く可憐です。
雑草ながらもグランドカバープランツに便利そうですが、タネが(アブラナ科に共通し)周囲に飛び散り、どんどん群生化し、スミレ類の領域内にも繁殖して目障りなので、一昨日に「根こそぎ」抜いてしまいました。
まあ、また(野鳥などの植物相により)自然発生するのでしょうが。
在来種ではなく外来種(ヨーロッパ原産)ですか…、
離れ島・山村振興法での「僻地」指定の当地(谷戸)での木立に囲まれた丘陵上なのですが…、
何故に自然発生するのか不思議(スズメとの関係性が濃厚)です。