ムクロジ目/ミカン科/ミヤマシキミ属 花期/3月中旬~下旬 結実期/11月中旬~12月
学名/Skimmia japonica Thunb. var. japonica
有毒改良種
#スキミアの雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02
園芸栽培される常緑の低木で、雌雄異株(しゆういしゅ)。神奈川県内にも自生がある日本在来種のミヤマシキミ(深山樒)がヨーロッパに渡って品種改良され、日本に逆輸入されてきた園芸品種群。ミヤマシキミ属に分類される植物を意味するスキミアの名前で流通している。12月にホームセンターの園芸コーナー等で小型な鉢植えが販売される。売られているほとんどは蕾を蓄えた雄株で、特に赤みが強い品種がクリスマスや正月の彩りにちょうど良い。赤い実を付けた雌株が売られているのは希。原種のミヤマシキミはスギ(杉)林の縁などに生えるもだらしないと感じられてしまう姿になるため、公園や庭に植えるにはちょっと躊躇するものであるから、栽培されることはまずない。一般的な民家の庭などで見かけたそれっぽいものは基本的にはすべてスキミアである。
寄せ植えに使われた#スキミア(雄株) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/01/10
寄せ植えに使われた#スキミア(雄株) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/01/10
蕾を蓄えた#スキミア(雄株) 鎌倉市・浄妙寺 2017/02/03
開花中の#スキミア(雄株) 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02
開花中の#スキミア(雄株) 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02
開花中の#スキミア(雄株) 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02
スキミアの花
正月前後の二ヶ月間くらいは蕾を付けているのでしばしば実を付けているものと勘違いされるが、観賞されるのは雄株の(雄花の)蕾である。
#スキミア(雄株)の蕾 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/01/10
#スキミアの雄花 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/03/16
#スキミア(雄株)の蕾 鎌倉市・浄妙寺 2017/02/03
#スキミアの雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02
#スキミアの雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02
#浄妙寺(参道右手にタチバナモッコクとしてスキミア雄株、蕾が観梅客の目に留まる)、#大船フラワーセンター