スギ

杉 マツ目/ヒノキ科/スギ属 花期・花粉症/2月中旬~3月 結実期/12月
学名/Cryptomeria japonica (L.f.) D.Don var. japonica

花粉症自生種改良種

スギの雄花 大井町・篠窪隧道 2018/02/27

#スギの雄花 大井町・篠窪隧道 2018/02/27

丘陵地や山地に生える常緑の針葉樹。雌雄同株(しゆうどうしゅ)の雌雄異花。屋久杉や秋田杉などの呼称はたくさんあれど、植物の名称としてはすべて単なるスギで、スギ属にはこの一種しかない。

スギ(御神木) 寒川神社 2018/01/20

#スギ(御神木) 寒川神社 2018/01/20

本堂裏にそびえる開花時期を迎えたスギ 鎌倉市植木・龍宝寺 2018/02/15

本堂裏にそびえる開花時期を迎えたスギ 鎌倉市植木・龍宝寺 2018/02/15

スギ(赤茶色を帯びた樹木) 茅ケ崎里山公園 2018/02/17

#スギ(赤茶色を帯びた樹木) 茅ケ崎里山公園 2018/02/17

スギの大木 鎌倉市・円覚寺寿徳庵入口 2019/12/16

#スギの大木 鎌倉市・円覚寺(えんがくじ)寿徳庵入口 2019/12/16

平成末期から令和にかけて間引かれ再整備された白鷺池(びゃくろち)周辺のスギ 鎌倉市・円覚寺 2020/02/21

平成末期から令和にかけて間引かれ再整備された白鷺池(びゃくろち)周辺の#スギ 鎌倉市・円覚寺 2020/02/21

スギ材は基本的な木材なため、そこら中で見られるスギ林はことごとく人為的に植えられたものである。かつては「スギさえ植えときゃあ相続税くらいは支払えるっていわれてた」ため、林業を営んでいるわけではない土地持ちもこぞってスギを植えた。ところがどっこい、高度経済成長期(-昭和48年(1973))を過ぎた途端に外国産スギ材に押されて価格は暴落、人件費は高騰。相続税を賄うどころかスギ林の手入れをするだけ赤字が増すばかりとなってしまった。現在見られる、ろくに枝落としもされていない、倒木あってもほったらかし、毎年毎年ただスギ花粉を撒き散らしているだけ、という荒れたスギ林はこうして放置されているものである。

花粉飛散時期前のスギ 山北町・大野山 2017/01/05

花粉飛散時期前の#スギ 山北町・大野山 2017/01/05

花粉飛散直前時期のスギ 鎌倉市扇ガ谷 2019/02/01

花粉飛散直前時期の#スギ 鎌倉市扇ガ谷 2019/02/01

花期真っただ中のスギの人工林 相模原市緑区・奥高尾縦走路から堂所山南面 2019/03/02

花期真っただ中の#スギの人工林 相模原市緑区・奥高尾縦走路から堂所山(どうどころやま)南面 2019/03/02

スギの葉 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

#スギの葉 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

スギの花

葉先にたくさん付いている松ぼっくりの卵みたいなものが雄花。蕾のときと大差ない姿をしているがこれでも咲いている状態で、何らかの衝撃で枝が揺れると花粉を飛散させる。スギの下部の枝は”枝打ち”されているはずなので、花を間近で観察できる機会は意外と少ないかもしれない。

スギの、花粉を飛散させる直前期の雄花 鎌倉市・浄智寺谷戸 2019/02/01

#スギの、花粉を飛散させる直前期の雄花 鎌倉市・浄智寺谷戸 2019/02/01

スギの雄花 大井町・篠窪隧道 2018/02/27

#スギの雄花 大井町・篠窪隧道 2018/02/27

神奈川県自然環境保全センターによれば、スギ花粉の大きさは0.03mmほどで、雄花1個から40万個もの花粉が放出されるという。

スギの雄花と飛散する花粉 大井町・篠窪隧道 2018/02/27

#スギの雄花と飛散する花粉 大井町・篠窪隧道 2018/02/27

このスギ(やヒノキ(檜)の)花粉が花粉症(アレルギー性鼻炎)の主たる原因。国民の三人に一人が花粉症に悩まされているという。とはいえスギやヒノキは林業に欠かせない森林資源であるため、”スギは植えたいが花粉はいや”という板挟み状態。この問題を解決すべく近年開発されてきたのが花粉が少ない「少花粉スギ」、あるいは花粉を全く出さない「無花粉スギ」で、林野庁が音頭を取ってこれらへの植え替えを進めている。が、少花粉スギ・無花粉スギの生産量が少ないこともあって、植え替えが完了するのは三百五十年後という話も。そこで新たに登場したのが茨城県つくば市・国立研究開発法人森林研究・整備機構(旧国立研究開発法人森林総合研究所)が研究を進めているスギ黒点病菌(Sydowia japonica、シドウィア・ヤポニカ、シドウィア菌)を活用する新技術。スギ黒点病菌はスギの雄花だけを食らって生きるとされるカビの仲間で、これに犯された雄花は黒く枯死して花粉を飛散できなくなるという。神奈川県(神奈川県環境農政局緑政部森林再生課、神奈川県自然環境保全センター)もスギ黒点病菌に注目しており、もしかしたら今後ドローンでスギ黒点病菌由来のスギ花粉飛散防止液が大量散布されるということになるかもしれない。画期的な解決策となるのか、マングースのごとくまたろくでもない副作用を引き起こすか。

スギの雄花と飛散する花粉 大井町・篠窪隧道 2018/02/27

#スギの雄花と飛散する花粉 大井町・篠窪隧道 2018/02/27

短い葉先に付いている緑色の小さいバラ(薔薇)の花のような形状をしているものが雌花。少しばかりくいっと曲がって斜め下を向いている。鱗片の隙間には花粉を受け取る(肉眼では見えない小さな)穴があり、開花中は花粉キャッチャーの役目を果たす受粉滴(じゅふんてき)と呼ばれる水滴が確認できるだろう。雄花に比べれば雌花は数が少ない。実の残骸が落ちずに残っている枝の周辺を探せば見つけられるかも。

スギの雌花と雄花 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

#スギの雌花と雄花 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

スギの雌花 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

#スギの雌花 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

スギの雌花 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

#スギの雌花 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

スギの実

スギの熟し始めの実 鎌倉市・浄智寺谷戸 2019/12/08

#スギの熟し始めの実 鎌倉市・浄智寺谷戸 2019/12/08

スギの実 山北町・大野山 2017/01/05

#スギの実 山北町・大野山 2017/01/05

スギの実 山北町・大野山 2017/01/05

#スギの実 山北町・大野山 2017/01/05

花期にも落ちずに残っているスギの熟した実の残骸 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

花期にも落ちずに残っている#スギの熟した実の残骸 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

スギの種子 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

#スギの種子 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

スギの種子 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21

#スギの種子 鎌倉市・浄智寺谷戸 2020/02/21


横浜市金沢区・朝夷奈峠・#熊野神社(花粉は霧がかるがごとし)

#蘆花記念公園旧脇村邸(裏)、#浄智寺谷戸(低所に花あり)、#円覚寺(大樹多い)

大井町山田・#篠窪隧道(南西側、低所に花)、山北町・#大野山(山頂広場南西、低所に花)、湯河原町・#幕山公園(駐車場周辺、やや低所に花)、山北町中川・中川の箒スギ(県内最大のスギ、樹齢推定2,000年、国指定天然記念物「箒スギ」、かながわの名木100選「中川のほうきスギ」、新日本名木100選「中川のほうきスギ」)

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