峠柴 ヒカゲノカズラ目/ヒカゲノカズラ科/コスギラン属 見頃/通年
学名/Huperzia serrata (Thunb.) Trevis.
薬用自生種稀少保護
ヒノキの林床に生えたトウゲシバ 南足柄市・大雄山最乗寺(道了尊)奥の院~明神ヶ岳 2021/01/05
山地や丘陵地のやや湿ったスギ(杉)林の林床(りんしょう)や林縁部などにちょろっと生えてくる常緑の多年草で、シダ植物。はじめ見たときは巨大なスギゴケ(杉苔)か、陸(おか)に上がったアナカリスか、それともスギの稚樹ってこんな姿だったっけかとも考えたが、”幹”に付着したちょっと気色悪い白色の唇から白い粉を放出していたのでようやくシダ植物であることに気づかされたものだった。怪唇群は胞子嚢(ほうしのう、ソーラス)だったようだ。神奈川県内では主に丹沢や箱根に分布。湘南・鎌倉・三浦半島にもあるにはあるらしい。シダらしからぬ姿をしたシダなのでおもしろい存在。
トウゲシバ 南足柄市三竹・御嶽神社 2018/01/06
葉の形状によってホソバトウゲシバ(細葉峠柴)、トウゲシバ、ヒロハトウゲシバ(広葉峠柴)と呼び分ける向きもあるが、明確に線引きできない。
トウゲシバ 南足柄市三竹・御嶽神社 2018/01/06
トウゲシバ 南足柄市三竹・御嶽神社 2018/01/06
トウゲシバ 南足柄市三竹・御嶽神社 2018/01/06
ヒノキの林床に生えたトウゲシバ 南足柄市・大雄山最乗寺(道了尊)奥の院~明神ヶ岳 2021/01/05
ヒノキの林床に生えたトウゲシバ 南足柄市・大雄山最乗寺(道了尊)奥の院~明神ヶ岳 2021/01/05
ヒノキの林床に生えたトウゲシバ 南足柄市・大雄山最乗寺(道了尊)奥の院~明神ヶ岳 2021/01/05
ヒノキの林床に生えたトウゲシバ 南足柄市・大雄山最乗寺(道了尊)奥の院~明神ヶ岳 2021/01/05
ヒノキの林床に生えたトウゲシバ 南足柄市・大雄山最乗寺(道了尊)奥の院~明神ヶ岳 2021/01/05
トウゲシバから抽出された成分フペルジンA(ヒューペルジンA)を含んだサプリメントが認知症予防に効果があるとかないとかいわれ市販されている。
茅ケ崎里山公園(保全樹林内=立入禁止)
南足柄市・大雄山最乗寺(道了尊)奥の院~明神ヶ岳、南足柄市三竹・御嶽神社