ミヤマシキミ

深山樒 ムクロジ目/ミカン科/ミヤマシキミ属 花期/3月中旬~下旬 結実期/11月中旬~12月

有毒稀少

スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

#スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

林内に生える常緑の低木で、雌雄異株(しゆういしゅ)。タチバナモッコク(橘木斛)とも。名前が紛らわしいだけでシキミ(樒)モッコク(木斛)とはまったくの別種。タチバナ(橘)は同じミカン科ながら、本種の実はミカンではなくモチノキ(黐の木)とかシロダモ(白梻)のような赤い玉。山地に分布するため、神奈川県内では丹沢や箱根などで見ることができる。三浦半島の丘陵部付け根にもあるとかどうとかいうが、湘南・鎌倉・三浦半島で見かける機会は栽培ものも含めてほとんどない。東京都八王子市・高尾山のものが人目に付きやすいか。

スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

#スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

ミヤマシキミがヨーロッパで品種改良され日本に逆輸入された園芸品種群が、ミヤマシキミ属を意味するスキミア(Skimmia)と呼ばれる。蕾の数が多くてふっさふさに、色も赤みを強く帯びたりして、クリスマスの飾りにちょうどよいかも。ホームセンターの園芸コーナーでスキミア(ミヤマシキミ)といった名前で安価で市販されているため、ミヤマシキミらしきものが民家の庭などで栽培されていたらおそらくはスキミアの方だろう。※本頁では、花序が大きく見ごたえある栽培ものはスキミアとして掲載する。

ミヤマシキミの花

冬のうちから蕾を蓄えており、かわいらしくちょっと気になる存在。咲いてはいないが、冬の彩りとして人気が高い。

スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花の蕾 鎌倉市・浄妙寺 2017/02/03

#スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花の蕾 鎌倉市・浄妙寺 2017/02/03

スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花の蕾 鎌倉市・浄妙寺 2017/02/03

#スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花の蕾 鎌倉市・浄妙寺 2017/02/03

咲いて少しばかり華やかなのは(雄株の)雄花。(雌株の)雌花はやや地味ながら、赤い実を付けてくれるのは雌株の方である。

スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

#スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

ミヤマシキミ(タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

#スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

#スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

#スキミア(ミヤマシキミ、タチバナモッコク)の雄花 鎌倉市・浄妙寺 2017/04/02

花柄(かへい)や花弁外側がよく赤く染まるものをアケボノミヤマシキミ(曙深山樒)と呼び分けることがある。

ミヤマシキミの実


東京都八王子市上恩方町・夕やけ小やけふれあいの里(散策路(3号路・4号路)頂上から黒ドッケ方面への山道沿いに多数 ※「登山のため通り抜けたい」旨を告げれば夕やけ小やけふれあいの里の入場料200円は不要、4月20日頃か)、横浜市南区・#こども植物園(生垣園に雄株、雌株は滅失か)、横浜市緑区・#新治市民の森(にいはる-、駐車場(土日祝のみ開場)周囲に植栽、3月20日頃に雌花、白実も)

#浄妙寺(参道右手にタチバナモッコクとして、雄株、蕾が観客の目に留まる)、#フラワーセンター大船植物園

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

ツルシキミ

蔓樒 ムクロジ目/ミカン科/ミヤマシキミ属 花期/3月中旬~下旬、(箱根)4月中旬~5月上旬 結実期/11月~12月、(箱根)11月~12月

有毒

ツルシキミの実 箱根町・湖尻 2017/11/17

ツルシキミの実 箱根町・湖尻 2017/11/17

ミヤマシキミ(深山樒)の変種。ツルミヤマシキミ(蔓深山樒)とも。あまり枝を分岐させずに茎を長く伸ばして倒れ地面に横たわる姿になる。上に積もった雪で枝を折らずに耐えるための変形という。こちらも山地に生えるので、神奈川県内では丹沢や箱根で見かける程度。三浦半島付け根にもあるとかないとか。にょきにょき伸びて姿にまとまりがないため、栽培はされないのでは。

ツルシキミの葉 箱根町・湖尻 2017/11/17

ツルシキミの葉 箱根町・湖尻 2017/11/17

ツルシキミの花

地面を横たわっていた幹の先端がくいっと立ち上がり、花を咲かせる。他の低木の下木(かぼく)として生えているため、花や実の付きはあまりよくないかも。

ツルシキミの実

ツルシキミの実 箱根町・湖尻 2017/11/17

ツルシキミの実 箱根町・湖尻 2017/11/17

ツルシキミの実 箱根町・湖尻 2017/11/17

ツルシキミの実 箱根町・湖尻 2017/11/17


南足柄市三竹・御嶽神社(社殿裏山、県指定天然記念物「御嶽神社の社叢林」)、箱根町・湖尻

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

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