房桜 キンポウゲ目/フサザクラ科/フサザクラ属 花期/3月中旬~4月上旬
自生種稀少
フサザクラ 山梨県道志村・国道413号(道志みち) 2018/03/14
落葉の高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。日本固有種。花は花弁がなく、鮮やかな赤色の雄蕊(おしべ)の葯(やく)がふっさふさ、おもしろい姿である。山地に分布し、神奈川県内では丹沢などで車道沿いにも生えている普通種。湘南・鎌倉・三浦半島では大磯丘陵には自生するとかいうが見たことはない。名に反してサクラの仲間ではない。遅れて生える葉の形がサクラっぽく感じられたのだろうか。
フサザクラ 山梨県道志村・国道413号(道志みち) 2018/03/14
横浜市金沢区・金沢自然公園(みずの谷最奥~なんだろ坂、妙に茶色い)
くりはま花の国
秦野市・葛葉緑地(くすのき広場、樹名板あり)
参考資料
『日本の固有植物』 加藤雅啓・海老原淳編 東海大学出版会発行(2011)