辛夷 モクレン目/モクレン科/モクレン属 花期/3月中旬~下旬 結実期/9月~10月
学名/Magnolia kobus DC.
薬用改良種
#コブシ 大井町・ブルックスホールディングス大井事業所 2016/03/12
低山に生える落葉高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。ハクモクレン(白木蓮)の仲間。交配種など園芸品種は多く、モクレン属を意味するマグノリア(Magnolia)の名でも流通している。湘南・鎌倉・三浦半島では自生と思しきものはなかなか見かけないが、神奈川県内に広く分布はあるという。公園や民家の庭によく植えられているので目にする機会は(ハクモクレンより)多い。
#コブシ 茅ケ崎里山公園 2018/03/28
#コブシ 厚木市・自然環境保全センター 2018/03/25
#コブシ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/03/29
#コブシの花が終わった後に開いた葉 東京都小平市・東京都薬用植物園 2017/05/09
名前が似ていて紛らわしいキブシ(木五倍子)はまったくの別種。
コブシの花
ハクモクレンと違って、花はぱっと全開する。花弁は六枚で、やや幅狭。咲いた花の下に添え物のごとく一枚の葉が開いているのが特徴であるが、葉はまだ鞘に覆われていたり開かず丸まったままで目立たないことも多い。芳香は大人しく、鼻を付けて嗅ごうとしない限り香ってくることはないだろう。花弁が細くて枚数が多いなら近似種のシデコブシ(紙垂辛夷)。
#コブシ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/03/29
写真としては白背景に白い花では見栄えがしないが、この時季はとかく曇天日が多い。
#コブシ 葉山町長柄 2016/03/18
#コブシ 鎌倉市長谷 2013/03/17
コブシにそっくりで紛らわしい花といわれるタムシバ(田虫葉)は神奈川県内では栽培ものも含めて見かけない。
コブシの実
ぼこぼこと膨らんだ奇妙な形状の実ができる。この実の姿が拳(こぶし)を握って上腕二頭筋を強調している筋肉隆々な腕に見立てられてコブシという珍名になったのだろう。ガッツボーズしている実という意味でコブシ(拳)。
#コブシの未熟な実 茅ヶ崎市下町屋・小出川 2019/09/02
#コブシの未熟な実 茅ヶ崎市下町屋・小出川 2019/09/02
#コブシの熟した実 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/10/12
#コブシの熟した実 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/10/12
#コブシの熟した実 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/10/12
横浜市戸塚区・#俣野園、横浜市金沢区・#金沢自然公園
#明月院、#相模陣ふき公園、#茅ケ崎里山公園、#馬入ふれあい公園(はらっぱ南側)
#大船フラワーセンター、#花菜ガーデン
>コブシの実
庭先で、度々と見かけます。
気色悪い「代物」と感じていました。
調べても判明できず、見かける度に疑問が募っていました。
従前から庭先をテリトリーにしている「ハシボソガラスのつがい」か「ヒヨドリ」の遺失物らしい。
気色悪くて、すぐに焼却していたが。
その遺失物が、一帯の植物相の由縁なのだろう。