黒文字 クスノキ目/クスノキ科/クロモジ属 花期/3月中旬~下旬 結実期/7月~8月
学名/Lindera umbellata Thunb. var. umbellata
自生種稀少保護
#クロモジの雄花 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2020/03/24
丘陵地や山地の林内に生える落葉低木で、雌雄異株(しゆういしゅ)。日本固有種。神奈川県内では丹沢や箱根に多いが、湘南・鎌倉・三浦半島でも、なかなか見かけるものではないけれども丘陵地に自生はあるという。むしろ公園や庭園に植栽されているものの方が人の目に触れる機会は多いだろう。枝は細く、折るとほんのり甘くて爽やかな芳香がある(季節によってはか、微弱でこれといった香りを感じないこともある)。高級爪楊枝に利用される。
開花前の#クロモジ 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2021/02/25
開花し始めの#クロモジ 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2020/03/16
開花中の#クロモジ 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2020/03/24
#スギ林に生えた開花中のクロモジ 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
開花中のクロモジの雄株 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
開花中のクロモジの雄株 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
クロモジの開花時の若葉 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
クロモジの開花時の若葉 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
#クロモジの葉 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2021/04/01
#クロモジの葉 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2021/04/01
#クロモジの葉 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2021/04/01
#クロモジの葉 箱根湿生花園 2023/06/10
#クロモジの葉 箱根湿生花園 2023/06/10
#クロモジ 藤沢市・長久保公園 2021/09/15
名前の由来は樹皮の様子から。
クロモジの幹(樹皮) 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
クロモジの幹(樹皮) 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
クロモジの花
春、展葉と同時に開花する。花は主に枝先の頂芽(ちょうが)の基部に付く。花色は黄緑色。葯が目立つものが(雄株の)雄花、花柱が見えるものは(雌株の)雌花。公園に植栽されているものは雄株が多い。
#クロモジの葉芽と花芽(蕾) 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2021/02/25
#クロモジの葉芽と花芽(蕾) 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2021/02/25
#クロモジの雄花の咲き始め 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2020/03/16
#クロモジの雄花 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2020/03/24
#クロモジの雄花 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2020/03/24
#クロモジの雄花 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2020/03/24
#クロモジの雄花 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2020/03/24
クロモジの雄花 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
クロモジの雄花 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
クロモジの雄花 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
クロモジの雌花 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
クロモジの雌花 南足柄市・大雄山最乗寺~明神ヶ岳 2021/04/02
同属のダンコウバイ(檀香梅)やアブラチャン(油瀝青)、特にシロモジ(白文字)と紛らわしい。ダンコウバイはよく見れば花の雰囲気が違う、アブラチャンは側芽(そくが)が発達するのでその基部にも花が付く(枝の途中にも花がよく付く)、シロモジは葉の形状がダンコウバイに近い三裂。
クロモジの実
#クロモジの未熟な実 大和市・泉の森 2023/06/13
#クロモジの未熟な実 大和市・泉の森 2023/06/13
横浜市金沢区・#金沢自然公園、横浜市戸塚区・#俣野別邸庭園、横浜市栄区・横浜自然観察の森(コナラの道17~18)
#長谷寺(妙智池畔カワヅザクラ隣)、天園ハイキングコース、散在ガ池森林公園、#長久保公園(ハーブ見本園、樹木見本園)、二宮町・#吾妻山公園
大和市・#泉の森(自然観察センター・しらかしのいえ前庭の池側に雌株、樹名板あり)、#箱根湿生花園(雌株)
参考資料
『日本の固有植物』 加藤雅啓・海老原淳編 東海大学出版会発行(2011)
ここ数年、金沢自然公園で雄株は毎年見ているのですが、雌株の咲いていた場所が通行止めになり、何年も雌株に出会えていません。
俣野別邸庭園では雌花を見ておられるから、行ってみたいです。