ニオイタチツボスミレ

匂立坪菫 キントラノオ目/スミレ科/スミレ属 花期/3月中旬~4月

自生種保護

ニオイタチツボスミレ 藤沢市・川名清水谷戸 2017/04/02

ニオイタチツボスミレ 藤沢市・川名清水谷戸 2017/04/02

明るい林縁部などに生えるスミレの仲間。タチツボスミレ(立坪菫)と同様に花柄に一対の苞があり、托葉は細く切れ込んでいる。花の雰囲気は似ておらず、タチツボスミレよりも紫が色濃く、花弁は丸っこい。側弁基部は無毛。距はやや上向きに跳ね上がる傾向がみられる。花柄にビロード状の細かい毛が生えているのも特徴。湘南・鎌倉・三浦半島にも広く分布があるようだが、見かけるのはやや稀。

ニオイタチツボスミレ 藤沢市・川名清水谷戸 2017/04/02

ニオイタチツボスミレ 藤沢市・川名清水谷戸 2017/04/02

タチツボスミレ(向かって左側の紫色薄いもの)とニオイタチツボスミレ 藤沢市・川名清水谷戸 2017/04/02

タチツボスミレ(向かって左側の紫色薄いもの)とニオイタチツボスミレ 藤沢市・川名清水谷戸 2017/04/02

花は僅かに香るとされるが、よくわからない。

海岸型で葉に照りがあるものはハマニオイタチツボスミレ(浜匂立坪菫)という。ニオイスミレは外来種。


横須賀市・鷹取山、塚山公園、くりはま花の国、黒崎の鼻、葉山町・仙元山、川名清水谷戸(滅失)

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