ヤマノイモ

山の芋 ヤマノイモ目/ヤマノイモ科/ヤマノイモ属 花期/8月中旬~9月 結実期/9月~11月 むかごの旬/9月中旬~11月上旬 黄葉/10月中旬~11月 自然薯の旬/12月

食用自生種

ヤマノイモの雄花 逗子市・池子の森自然公園 2017/08/27

ヤマノイモの雄花 逗子市・池子の森自然公園 2017/08/27

日当たりのよい林縁部などに生える蔓性の多年草で、雌雄異株(しゆういしゅ)。一般的にはヤマイモ(山芋)と呼ばれるが、植物の名前としてはヤマノイモが正しい。神奈川県内では丘陵地の林縁などでよく見かける普通種。

ヤマノイモの葉 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの葉 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの芽生え 茅ヶ崎市浜之郷 2019/05/13

#ヤマノイモの芽生え 茅ヶ崎市浜之郷 2019/05/13

ヤマノイモの芽生え 茅ヶ崎市浜之郷 2019/05/18

#ヤマノイモの芽生え 茅ヶ崎市浜之郷 2019/05/18

葉ははじめ互生、成長すると対生に変わる。ただし一部に互生が現れることがあるかもしれない。心形(ハート形)の葉は他にも多く見られるので見分けは容易でない。ヤマノイモの葉は細身なものが多く、さほどくびれない。ヤマノイモ同様に細身の心形でつよくくびれる栽培種のナガイモ(長芋)、幅広で丸っこい心形の葉がほとんどのオニドコロ(鬼野老)、オニドコロの葉によく似るニガカシュウ(苦何首烏)が特に紛らわしい。

むかごから発芽してまだ若いヤマノイモの互生する葉 茅ヶ崎市浜之郷 2019/07/08

むかごから発芽してまだ若い#ヤマノイモの互生する葉 茅ヶ崎市浜之郷 2019/07/08

ヤマノイモの対生した葉 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの対生した葉 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの葉は、ナガイモの葉のようにくびれが強めに入るものがあったり、オニドコロのようにふっくらとした丸みが強いものがあったりと、花も実もむかごもない状態だと判別が難しい。ナガイモほどくびれが強烈に入らない、オニドコロにしては細い葉が混じるあるいは多い、といった点から当たりをつけられるか。とりわけヤマノイモとオニドコロは判断に迷う葉が多々ある。

ヤマノイモの葉に丸い穴?!

ヤマノイモの葉に、チーズに開いているような丸い穴ができていることがある。


ヤマノイモの葉の穴 逗子市・池子の森自然公園 2017/10/09

ヤマノイモの葉の穴 逗子市・池子の森自然公園 2017/10/09


これはハキリバチ(葉切蜂)の仲間が葉を裁断して巣材として持ち帰った痕。

葉と種子はヤマノイモに似て花はオニドコロに似るヒメドコロ(姫鬼野老)が、湘南・鎌倉・三浦半島では主に三浦半島周辺にあるので注意したい。

ヤマノイモの花

一対以上の花序を上向きに立ち上がらせ白色の小さな玉を付けているのが雄花。玉状のものが小花で、ぱっとは開かず、開きかけの蕾のような姿ながらこれで全力で咲いている状態。

ヤマノイモの雄花 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02

ヤマノイモの雄花 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02

ヤマノイモの雄花 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02

ヤマノイモの雄花 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02

ヤマノイモの雄花 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02

ヤマノイモの雄花 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/08/02

花序が下向きに垂れ、小花も下向きに付いているものが雌花。

ヤマノイモの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの雌花 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの雌花と実の特徴 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの雌花と実の特徴 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの実

ヤマノイモの蒴果(さくか)は三つある翼(よく)が円形で、(雌花の特徴をそのまま継承し)下を向く。上向きだったらヒメドコロ、やや少しばかり細身な楕円形で上向きだったらオニドコロの実。

ヤマノイモの(雌株の)雌花と若い実 茅ヶ崎市下町屋・小出川 2019/09/02

ヤマノイモの(雌株の)雌花と若い実 茅ヶ崎市下町屋・小出川 2019/09/02

ヤマノイモの若い実 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの若い実 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの若い実 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの若い実 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/08/26

ヤマノイモの未熟な実 茅ケ崎里山公園 2017/10/05

ヤマノイモの未熟な実 茅ケ崎里山公園 2017/10/05

ヤマノイモの熟しかけた実 横浜市戸塚区・舞岡ふるさとの森散策路 2018/10/18

ヤマノイモの熟しかけた実 横浜市戸塚区・舞岡ふるさとの森散策路 2018/10/18

茶色く枯れたら完熟。意外にも中に種子が収まっていない不稔の実を多く見かける。

ヤマノイモの完熟し裂開するのを待つ実 藤沢市・新林公園 2019/11/16

ヤマノイモの完熟し裂開するのを待つ実 藤沢市・新林公園 2019/11/16

ヤマノイモの完熟した実 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/11/02

ヤマノイモの完熟した実 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/11/02

変な形なのは実だけではない。薄っぺらい翼の部分に収まっていた種子もまた薄っぺらく、種子には超極薄の翼が付く、という一風変わった姿をしている。種子は三室に二枚ずつ収まっている(実一つは種子六枚入り)。完熟した実がぱりっぱりに乾燥して口を開けるとこの種子がひらひらとこぼれ落ち、たちまち風に吹っ飛ばされるという仕組み。魂胆はウバユリ(姥百合)とよく似ている。

ヤマノイモの完熟して口を開けた実 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/11/15

ヤマノイモの完熟して口を開けた実 横浜市金沢区・金沢自然公園 2018/11/15

ヤマノイモの完熟した実と種子 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/11/08

ヤマノイモの完熟した実と種子 小田原市早川・太閤一夜城と長興山史跡巡りコース 2018/11/08

ヤマノイモの乾燥して完全に三枚に分離した果皮 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2019/02/01

ヤマノイモの乾燥して完全に三枚に分離した果皮 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2019/02/01

ヤマノイモのむかご

ヤマノイモは種子のみならず、地上部に小さなイモ(芋)である”むかご(ぬかご、零余子)”を作る。タネは風に乗り遠くへ、むかごは足元に落ちそこで発芽する。
むかごは食用になる。白米と一緒に炊き込んで”むかご飯(むかごご飯)”にするか、塩で軽く炒めるとつまみに美味である。茹でてもよい。10月下旬になればふっくら膨らんだ大きめのむかごが手に入れられるだろう。

ヤマノイモのむかご 新林公園 2016/10/16

ヤマノイモのむかご 新林公園 2016/10/16

ヤマノイモのむかご 茅ケ崎里山公園 2017/10/05

ヤマノイモのむかご 茅ケ崎里山公園 2017/10/05

ヤマノイモのむかご 茅ケ崎里山公園 2016/10/25

ヤマノイモのむかご 茅ケ崎里山公園 2016/10/25

ヤマノイモのむかご 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2016/11/04

ヤマノイモのむかご 神奈川県自然環境保全センター箱根出張所 2016/11/04

むかごの種類

ヤマノイモ(山の芋)、ナガイモ(長芋)、ニガカシュウ(苦何首烏)が似たようなむかごを作る。このうち、ヤマノイモとナガイモのむかごが食用になる。なお葉がよく似たオニドコロ(鬼野老)はむかごを作らない。

むかごの採集は、大きなもののみを採り小さいものは残しておく、すべて採りつくさずいくつかは残す、あるいは周囲へ播(ま)いてやるといった配慮を。


ヤマノイモのむかご

食用

ヤマノイモのむかご 藤沢市・新林公園 2016/10/16

ヤマノイモのむかご 藤沢市・新林公園 2016/10/16

葉は対生とされるが互生で生えている部分も多いのであまり参考にできない。細い葉が多いが丸っこい葉もあり、くびれは強烈には入らない。普通種でよく見かける。神奈川県内の湘南・鎌倉・三浦半島の林縁部で見かけるむかごはほぼすべてがこのヤマノイモのむかごと考えて差し障りない。


ナガイモのむかご

食用

ナガイモのむかご 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/13

ナガイモのむかご 茅ヶ崎市浜之郷 2018/07/13

葉は細長い心形、中程で強めにくびれ(窪み)が入る。茎や葉柄(ようへい)が赤紫色を帯びることがある。栽培ものが野生化しているというが、湘南・鎌倉・三浦半島ではほとんど見ない。市民農園に多い。


ニガカシュウのむかご

有毒

ニガカシュウのむかご 平塚市・馬入水辺の楽校 2017/09/26

ニガカシュウのむかご 平塚市・馬入水辺の楽校 2017/09/26

葉はオニドコロに形状がよく似ていてふっくら丸っこい。むかごは明らかにごつごつしており、金平糖や”モヤッとボール”を思わせる。やや苦みがあり旨みを欠き、皮が硬めなので、こんなものをわざわざ食べる必要はない。苦くてまずいので食べられないといわれるが、そこまで強い悪味はない。見るのは極めて稀。

ヤマノイモのむかご 2016/10/30

ヤマノイモのむかご 2016/10/30

ヤマノイモの特大むかご 2016/10/30

ヤマノイモの特大むかご 2016/10/30

ヤマノイモのむかごは小さな自然薯(じねんじょ)のようなものなので生でも食べられる。自然薯に比べて苦みある皮の比率が高くなるので、生では決しておいしいものではないけれど。

ヤマノイモの黄葉

蔓植物としては最もきれいに葉が黄色く染まる。

ヤマノイモの黄葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

ヤマノイモの黄葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

ヤマノイモの黄葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

ヤマノイモの黄葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

ヤマノイモの黄葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

ヤマノイモの黄葉 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

ヤマノイモの自然薯

ヤマノイモのイモ(芋)は根ではなく、地下茎が異常に膨らんだもの。自然薯と呼ばれ、食用にされる。薯(藷)は芋のこと。自然薯とはその辺の野山で採れる芋の意。店頭では一般にはヤマイモなどと呼ばれて販売されているが、ヤマイモといった場合は安価なナガイモなどであることも多いので注意が必要。いずれも摩り下ろせばトロロ(薯蕷)になるため、トロロイモ(薯蕷芋)とも呼ばれる。生食可。ただしトロロに含まれるシュウ酸カルシウムという物質が原因で、体質により、手や唇周りなど皮膚に触れるとアレルギー反応のような痒(かゆ)みを発症する場合があるので注意。

ヤマイモの種類

それっぽい類似のイモ(芋)は全部ヤマイモ(山芋)の名で販売されていることがある。基本的には、ヤマノイモ(山の芋)、ナガイモ(長芋)、イチョウイモ(銀杏芋)の三種。少々マイナーながら、ツクネイモ(捏ね芋、仏掌薯)などもヤマイモと呼ばれることがある。いずれも食用。販売名に騙されることなく、芋の形状や説明書きをよく読んで、目的のものをちゃんと選べるようにしたい。


ヤマノイモの芋

葉は細長い心形で対生。野山に多く自生する。年寄りが「昔は山でヤマイモを掘ったものだ」といったらヤマノイモの芋のこと。ふつう自然薯(じねんじょ)といったら本種の芋を指す。細く、長く、ひょろひょろ、くねくね、形はすこぶる悪い。粘りは強い。皮ごと食べられる。トロロにすると黒っぽく変色する。野生のものは特に高級品で、1kg5,000円するものも。栽培ものでもゴボウ(牛蒡)のちょっと太ったの程度の大きさで1,000円くらいと、やっぱり高い。なお一般的なスーパーマーケットではあまり見かけないかもしれない。高価だが、旨い。


ナガイモの芋

葉は細長い心形で対生。葉柄(ようへい)は紫色を帯びる。畑から逃げ出したものが帰化していることがある。芋は、ヤマノイモよりは太く、一直線。特に栽培のものはパイプに閉じ込めて育てるため完全にまっすぐに育ち、見た目は良い。粘りは弱い。きめが粗く、かなり水っぽい。薄切りにして食べるとさくさく。一般庶民がヤマイモとして普段買っているのはナガイモだろう。安価だが、風味はかなり落ちる。


イチョウイモ

ナガイモの栽培品種という。山野では見ないはず。芋は、その名の通りイチョウの葉のような形状である。粘りはやや強めで、ヤマノイモとナガイモの中間品質。やや高価。ヤマトイモ(大和芋)とも呼ばれるが、ヤマトイモと呼ばれる芋は他にもあるのでこれまたややこしい。

ヤマトイモ

ヤマイモ掘り


垂直に深く1.5m程度は掘り進めなければいけないため、その名も「山芋掘り」という専用の農具があるとよい。重労働である。

神奈川県内、湘南・鎌倉・三浦半島で公然とヤマイモ掘りを楽しめる場所はない。戦後の頃は野山に勝手に分け入って自由に掘ったと古老はいうが、現在はタケノコ掘りと同様に泥棒扱いされるのがオチである。管理された公園では禁止され、勝手に山に分け入ればそこは実は私有地だということが多く、見つかれば警察に通報されてしまうことだろう。山の中で稀に盗掘跡を見る。

茎葉が朽ちて成長が望めなくなった頃合いを見計らって掘る。枯れた茎は地表のところでぷつりと切れやすく、茎を失うとどこから生えていたかわからなくなるので要注意。

以下の写真一枚は、朝しか日が当たらない場所だったので成長おぼつかずしかも藪を刈られてしまったがために巻き付くものなく途方に暮れていた上に夏場の草刈りで貧相な茎までうっかり切られてしまうという散々な一年を送ったヤマノイモの笑っちゃうほど不出来な自然薯(二株分)である。

ヤマノイモの不出来な自然薯(一年物) 茅ヶ崎市浜之郷 2019/11/29

#ヤマノイモの不出来な自然薯(一年物) 茅ヶ崎市浜之郷 2019/11/29

栽培ものの市販品は時価ではあるが、60cmくらい(というと大きそうに思われるかもしれないが、自然薯は細いものなのでたいした量はない)で700円を超える。庶民がおいそれと手を出せるものではないので一般的なスーパーマーケットでは売られていないかも。JAの直売所などで手に入る。


鎌倉中央公園、寒川町・青少年広場

相模原市(かながわブランド「さがみはらのやまといも」「さがみ長寿いも」=イチョウイモ)、伊勢原市(かながわブランド「自然薯大山」)

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『ヤマノイモ』へのコメント

  1. katsumata.takehiko 投稿日:2019/08/15(木) 12:57:20 ID:cc381aa9a 返信

    返信が遅れて申し訳ありません。コメントありがとうございます。

    近くの林に何本かありそうなので、秋にむかごを収穫しようと思います。
    もし採れたら、来年、種芋の生育を再トライするつもりです。

    自然薯というのは結構身近にあるみたいで、よく見たら実家の花壇に何本か自生してました。葉の形(長細いハート型、付け根は深く切れ込み、付け根は薄い黄色、葉に網模様)から判断して自然薯と思われますが、茎の途中まで葉が互生で、その先が対性になっており判断が難しいです。自然薯だとは思いますが・・・。
    まだ花も咲いてないので、秋にムカゴができるかで判断したいと思います。

    今後もアドバイスお願いします。

    • mirusiru.jp 投稿日:2019/08/15(木) 19:25:33 ID:3293281c8 返信

      katsumata.takehikoさんがお住まいの地域がわかりませんので如何とも申しがたいところですが、神奈川県内に限っていえばヤマノイモなんかその辺(自然が多く残っている丘陵地などの日当たりよい林縁部など)を探せばいくらでも生えているもので、田舎人からしたら身近でありきたりの雑草です。秋の行楽シーズンにハイキングや紅葉狩りと称した簡単な山登りでもされたなら必ず大量に見つけることはできるでしょう。
      ヤマノイモの葉は、”若いうちは互生、成長してのち対生に変わる”という認識でよろしいのではないかと思います(ちょっと思うところがあって記事中では現在「葉は一部対生、一部互生」としか記していませんけれども)。よくそんなところまで観察なさってますね。
      一、葉脈などが妙に紫色を帯びていればナガイモの疑い。
      一、葉が大きめで丸っこい心形ならニガカシュウの疑い。
      以上の二点に気を付けてむかごを採取されれば大丈夫でしょう。花も異なりますね。ただし成長具合等の理由から、花は咲かない、むかごはできない、という株もあります。ご実家の花壇のものがヤマノイモだったらお手軽ですね。
      野生の自然薯は本当に旨いといいますから、楽しみですね。大きく成長するのに五年はかかるらしいですけれども。ご実家の花壇を掘っちゃうという手も‥。

      • katsumata.takehikko 投稿日:2019/08/16(金) 14:43:08 ID:ed748e419 返信

        素早いご回答ありがとうございます。

        住まいは箱根山西側の隣接県の市町村ですので、気候的にはそれほど変わらないと思います。
        是非ともムカゴを採取したいと思います。

        今年から本格的に自然薯栽培をはじめたのですが、他のツル類との区別が難しく、ネットで調べて勉強している最中です。外を歩くと色々なツル類があり、つい足を止めて観察してしまいます。どこにでもあるものですが、区別が難しく奥が深いものだと思っているこの頃です。

        茎が若いと互生、成長すると対生で、必ずしも花、ムカゴをつけるとは限らないということですね。勉強になりました。助かります。

        また、不明なところが出てきたら、アドバイス頂けると助かります。

        • mirusiru.jp 投稿日:2019/08/17(土) 21:34:48 ID:8920cb7cd 返信

          蔓植物は葉に変異が大きいものが多いので、ある意味厄介、ある意味おもしろいですよね。私は日本伝統の解決方法”見なかったことにする”を選択してやり過ごしております。

          ムカゴさえ付いていればその中からヤマノイモを引き当てることは難しくないので、来春からは間違いなくヤマノイモ栽培ができるはずです。私もムカゴを採取してきて、向かいの家の庭にそっと撒いてみようと思います(ニッコリ

          • take 投稿日:2019/09/05(木) 22:07:21 ID:a2382a03b

            毎週、見ています。
            雌株の実(種)の写真が更新されているのを拝見しました。

            ヤマノイモを探すと、たいていオニドコロとヒメドコロが一緒にいるので
            (区別できるようになりました)、花の上向き、下向きかよく確認してみます。

            週末、実家近くでよく探すのですが、花が咲いているものは少ししかなく、
            咲いてるのはツルが比較的太いものが多いと思います。
            細い(芋が小さい)ものは咲かないのかもしれません。

            あと、雄の花の方が多く、雌の花は少ない気がします。たまたまでしょうか。

            もしご存知だったら、返信頂けると幸いです。

          • mirusiru.jp 投稿日:2019/09/06(金) 20:32:09 ID:dd87861de

            takeさん

            ヤマノイモの雌雄の比率は、把握しておりません。
            雄株も雌株も少なくはないので多少の偏りが仮にあったとしても気にはならなかったというのが正直なところです。
            ヤマノイモの実はあるところには大量にあるもないところでは意外と見かけない、という傾向があるような気がしていないでもないですが、神奈川県南部のヤマノイモが生える林縁部は夏場に人為的に刈払いされてしまうところも多いので、この点につき探求しようという意識を持ったことはないです。深い藪にまみれている蔓の株数をどう数えるのかも見当が付きません。雌雄同数が当然だとも雌雄同数であるべきだとも別に思っていないので、多少の偏りに関しては本サイトの範疇外です。ナガイモやニガカシュウのように雌株が見つかりゃあしないというのであれば話は別ですけれど。
            takeさんがお調べになって”雄の花の方が多く、雌の花は少ない”と感じたならばそうなのではないでしょうか。人に尋ねて教わった話より自分で調べて得た結果の方を私なら重んじます。

          • take 投稿日:2019/09/06(金) 21:05:25 ID:11dae2606

            ご回答ありがとうございます。

            仰る通り、自分の目で見て、自分を信じて知識を深めて行きたいと思います。

          • mirusiru.jp 投稿日:2019/10/24(木) 13:44:27 ID:1e9673dfd

            ヤマノイモの実、本年は極端な外れ年のようです。むかごも同様に不作。
            花数も少なかったので、梅雨時の異常な長雨・日照不足・低温が影響したのかもしれません。

          • take 投稿日:2019/11/15(金) 22:25:13 ID:c6e6cbe11

            お久しぶりです。takeです。
            ムカゴ採りに毎週、近くの山に行ってました。
            10月末から大きいムカゴが採れるようになりましたが、大きいもの(直径1cm以上)はあまり採れません。今年初めてなので、気候のせいなのか、ツルの特性なのかよく分かりません。

            鎌倉ですか。自然薯たくさんありそうですね。
            話は変わりますが、私、職場が横浜の磯子でして(遠距離通勤)、年末の最後の日(いわゆる半ドンの日)、毎年鎌倉のお寺巡りしています。主なお寺はまわったので、今年はどこに行こうか探しています。お勧めのお寺があれば教えてください。ついでにムカゴが採れればいいですが、その頃はもう地面に落ちてますね。それでは。

          • mirusiru.jp 投稿日:2019/11/16(土) 22:10:51 ID:91bbcd2be

            >お勧めのお寺があれば教えてください。

            takeさんの趣味嗜好がわかりません、”主なお寺はまわった”が具体的にどこを指すのかもわかりません、”年末の最後の日(いわゆる半ドンの日)”が具体的に何月何日で何時頃から鎌倉に到着できるのかもわかりません、電車バスなのか車バイクなのかもわかりません、ということをこちらで考慮してきちんとご案内するとなると文字入力に優に五時間はかかりそうなのでざっと‥。

            12月28日(土) 鎌倉市十二所・明王院(みょうおういん)、朝から餅つき、13時から護摩法要(ごまほうよう)。行事に参加して、物を見るだけでなく人の行いに触れてみてください。約一時間、観音経などを読みます。早めに行って席取りを。法要最後に仏像(五大明王)を間近で拝見できる機会があります。その後境内にて搗きたての餅の振る舞いあり。
            私も以前お手伝いをしていた行事です。

            12月28日(土)・29日(日) 建長寺、16時半から方丈(龍王殿)で座禅会。毎週末行われている、初心者・観光客向けの緩いものです。警策(けいさく)も肩をぺんぺんと撫でるだけ。
            私は座ると確実に寝落ちする(後ろにひっくり返る)ので行かなくなりました。

            杉本寺(すぎもとでら)、堂内に上がって仏像(通常非公開の本尊さんを除く)を間近で拝見できるので”雰囲気”は楽しめるのではないでしょうか。

            円応寺(えんのうじ)、かなり小さいお寺さんですが十王に囲まれた堂内の異空間感は◎。

            光明寺(こうみょうじ)、大本山にしては本尊さん(阿弥陀如来坐像)は小さめなものながら均整の取れたきれいなお姿。観光客が見るべきものは特にないので何かを期待して行くと‥。
            人など来やしない辺鄙な材木座地区にある大きなお堂で何をするでもなく一人ただ居座っている、ということをかつて二輪でふらっと立ち寄ってはよくやっていました。

            ※報国寺、覚園寺(かくおんじ)、西御門(にしみかど)・来迎寺(らいこうじ)、安養院、浄光明寺、極楽寺あたりは年末年始は拝観休止です。

            ※五年くらい前に体を壊したあたりから社寺巡りからは完全に足を洗った状態なので、私が持っている情報はちょっと古いかもしれません。

            ムカゴは繰り返しになりますが本年凶作。7段階で採点をするなら本年は最低の1です。年末云々関係なく、ほとんど見つけられないでしょう。
            小さめのでもきちんと発芽すると思うので大丈夫です。
            私はムカゴ飯を毎年楽しみにしているのですが、今年は茶碗一杯にムカゴがニ三粒しか入らない有様で‥。粒が小さいのでほくほく感もなく‥。かなしい。
            なお寺境内(私有地です)での植物の採取は(ムカゴであっても)厳禁です。見つかれば大声で怒鳴られるのがオチでしょう。

          • take 投稿日:2019/11/23(土) 20:33:24 ID:e8941b148

            takeです。
            鎌倉のお寺について詳しい情報ありがとうございます。参考にさせて頂きます。

            お寺巡りをここ3、4年してますが、特に目的とか嗜好とかありません。
            午後1時過ぎから3時間弱かけて、歩いてお寺を数件巡っています。

            鎌倉のお寺巡りの良さは、豊かな自然の中に大小様々なお寺があり、歴史を感じるし、こじんまりしたお寺はしっとりして心が落ち着くところだと思います。
            また、年末の頃は寒過ぎず、心地い寒さを感じて歩いていて気持ちいいです。

            よく行くルートは北鎌倉駅から鎌倉駅までの間にあるお寺です。21号線沿いは全て行きました。昨年は鎌倉駅まで歩いて、その後、報国寺と杉本寺にいきました。報国寺の竹の密集度はすごいし、しっとり感がたまりません。
            今年は報国寺よりも先の覚園寺の方か、材木座の方は未だ行ったことがないのでその辺を探してみたいと思います。

            鎌倉は今年、ムカゴは凶作ですか。私は10月から週末は毎週、山にムカゴ採りに行ってたので、結局1kg近く採りました。来年の春、種芋を育ててみます。
            うまく発芽するかわかりませんが。

            このホームページを見ると、ヤマノイモの年間を通じた生態がよく分かり、また写真が非常に鮮明で綺麗なのでとてもいいです。今後、自然薯栽培をしていく上で、リファレンス的に使わせてもらいます。さらに新しい情報を載せて頂けると幸いです。それでは。

          • mirusiru.jp 投稿日:2019/11/28(木) 18:26:47 ID:225aee8ae

            覚園寺は、12月20日から1月7日(および4月27日、8月)は拝観休止です。
            その期間を避けて、本堂(薬師堂)拝観ツアー(500円、時間指定あるのでHPで確認の事、撮影禁止)は是非ご参加ください。
            花は特にないので紅葉の季節がよろしいでしょう。
            仏像の彫りも見事です。
            その後に、8月の黒地蔵縁日へ真夜中にお出かけいただければと思います。

            瑞泉寺(ずいせんじ)もまだ行ったことがないということでしょうか。
            お堂は閉扉していますので境内の散策だけになりますが、円覚寺系の鬱蒼とした感じが都会の人には人気のようです。
            ウメか紅葉の季節にお参りされるとよろしいでしょう。

            この一帯へ参られたなら獅子舞(ししまい)から天園(てんえん)を経由して横浜市栄区・横浜自然観察の森自然観察センター方面へ抜けて帰られると良いでしょう、環状4号にバス停あります。
            獅子舞は紅葉の季節に。
            軽く山登りあり足元ぬかるむので革靴は避けたいところです。

            —–

            材木座地区で観光客の目を喜ばすのは、建長円覚と比類できる光明寺山門。
            他は(歴史などに主体的に興味を持って臨まない限り)観光客がチラ見して楽しいものは特にないかもしれません。
            材木座へ寄られたならば、夕焼けに富士山、海にヨット、という和賀江島あたりからの景色もお見逃しなく。
            萬屋商店で一杯立ち飲みして帰られると地元民気分を味わえるでしょう。

            —–

            名越(なごえ)であれば、二月に行われる長勝寺の水行からの大国祷会(だいこくとうえ)は是非お参りいただきたい行事の一つです。
            鎌倉らしい境内の雰囲気が味わえる安国論寺(あんこくろんじ)と妙法寺に併せてお参りし、ぬかるむ名越切通しを経て逗子市・まんだら堂やぐら群(公開日は限定的、逗子市HPで確認を)に立ち寄って、逗子市・法性寺(ほっしょうじ)へ抜けるルートをお薦めします。
            逗子駅までのバスがあまりないかもしれませんので、徒歩で岩殿寺(がんでんじ)経由で駅へと強行できれば文句なしです。

            —–

            ムカゴ1kgはすごいですね。(くれぐれも自然のヤマノイモを減少させないことを第一にお考え下さい。)
            となると、鎌倉周辺は台風の影響が強く疑われますね。
            こちらでも育苗ポットにムカゴを埋め込んで既にいくつかセッティングが済みました。
            ヤマノイモはたくましい雑草ですから、春になれば高確率で発芽するはずです。

            今年はヤマノイモの実を中心に蔓の絡まり方などを少し掘り下げて観察してみようと当初思っていたのですが、いかんせんヤマノイモ自体がろくにありゃしないという惨状ですので本頁の更新は完全に止まりました。
            春の芽生えまで特に動きはないかと思われますが、未処理の古い写真が出てきたらそれに関して何かを記述をすることがもしかしたらあるかもしれないとう感じです。
            日陰で育ちが悪かった向かいの家の庭の一年物のヤマノイモでも掘ってみますかねぇ。ミミズくらいの自然薯ができているのかどうか‥。

  2. katsumata.takehiko 投稿日:2019/08/11(日) 09:06:23 ID:99c8e7390 返信

    ヤマノイモ(自然薯)とナガイモの違いが、大変よく分かり助かりました。

    栽培している自然薯がナガイモに近い(葉のくびれの大きさ、紫色)ということが分かりましたので、
    来年は、本物の種イモを植え直すことにします。

    さらに、ヤマノイモ情報を追加して頂けると幸いです。

    • mirusiru.jp 投稿日:2019/08/11(日) 20:11:12 ID:e3619f1f8 返信

      katsumata.takehikoさん、こんばんは。

      ヤマノイモを栽培されたいのでしたら、近隣の山野へ行ってむかごをいくつか採ってきてはいかがでしょうか。(全部を採り切らず、少なくとも三割程度はその地に残しておいてください。)
      間違いなくヤマノイモですし、発芽率も良さげですし、ゼロから育てた満足感も得られそうです。立派なイモを得るまでに歳月はかかるでしょうが。
      農家が選抜も改良もしていないヤマノイモを生産しているとはちょっと考えづらいところではありますので、「ヤマノイモの種イモ」と称して販売されているものの正体が何ものなのか、私はちょっと疑ってしまいます。より楽に大きく上質なイモを得たいのでしたら止めはしませんが、”本物の”ヤマノイモを栽培したいという意図には合致しない可能性が出てきてしまいそうです。特にヤマノイモだナガイモだのヤマイモ軍団は得体の知れない奇妙なイモがいろいろスーパーマーケットで売られていますよね。”本物の種イモ”ってそれ本当に”本物”なのでしょうか。花屋しかり、植木屋しかり、売り手が付けた商品名って結構鵜呑みにできないです。
      まったくの余計な口出しですので、自由にお好きにやっていただければよろしいのですけれども。

      ヤマノイモの自然薯の(パイプなどを使用しない)栽培(むかごを撒いて放置しておくだけともいう)は取り組みたいという気持ちはあるのですが、畑も広い庭も何もないという環境なのでミッションはまったく進行していないのが現状です。
      ヤマノイモは”とっても気になる奴”ですから、何か新たな発見等があれば記事は更新されてゆくはずです。が、オニドコロやら何やらと紛らわしいのが本当に多くて、わかったつもりになればなるほどわからなくなる”沼”にはまっているところです。頑張ります。