ハゼノキ

櫨の木 ムクロジ目/ウルシ科/ウルシ属 花期/5月末~6月上旬 紅葉/(10月~)11月中旬~12月中旬 結実期/10月~12月
学名/Toxicodendron succedaneum (L.) Kuntze

有毒危険外来種

ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

#ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

中国などを原産とする落葉高木で、雌雄異株(しゆういしゅ)。西国には自生があるとか。江戸時代に和蝋燭(わろうそく)の原料となる木蝋(もくろう)を採取するために、琉球国(沖縄県)を通じて輸入され植えられた。別名リュウキュウハゼ(琉球櫨)。神奈川県内でも各地で一般的に目にする馴染み深い木の一つであるが、すべてが栽培ものの逸出とその子孫たちとされており、つまりは(国内)外来種。自然豊かな丘陵地の林縁のみならず、市街地でも普通種。公園や旧家の庭に人為的に植栽されているものもあろうが、鳥がばら撒いた種子から勝手に発芽してきたものも数多いだろう。日当たりがある程度ある明るい場所を好む。単に(近似種も含めて総称として)ハゼとも。ウルシ(漆)の仲間なので、そこまで強くはないにせよ、汁気や花粉などに触れるとかぶれることがあるかもしれないので注意が必要。

勝手に生えてきたハゼノキの幼木 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

勝手に生えてきたハゼノキの幼木 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

林縁に生えたハゼノキ 鎌倉中央公園 2018/06/02

林縁に生えたハゼノキ 鎌倉中央公園 2018/06/02

民家周辺にも生えるハゼノキの雄株 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

民家周辺にも生えるハゼノキの雄株 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄株 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄株 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄株 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄株 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄株 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄株 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキ 平塚市撫子原・花水川 2019/06/18

ハゼノキ 平塚市撫子原・花水川 2019/06/18

ハゼノキ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/11/15

#ハゼノキ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/11/15

ハゼノキ 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキ 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキ(奥の五重塔は法性寺(ほっしょうじ)山王大権現) 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキ(奥の五重塔は法性寺(ほっしょうじ)山王大権現) 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

民家に生えた美しいハゼノキの雌株 大磯町大磯 2020/11/18

民家に生えた美しい#ハゼノキの雌株 大磯町大磯 2020/11/18

実を付けた冬のハゼノキ 鎌倉市山ノ内 2024/01/09

実を付けた冬のハゼノキ 鎌倉市山ノ内 2024/01/09

冬のハゼノキ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/01/10

冬の#ハゼノキ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/01/10

葉は互生、一般には枝先に偏ってごちゃごちゃ生えている感じ。鋸歯ない全縁な、奇数羽状複葉。これらがハゼノキの仲間の特徴。湘南・鎌倉・三浦半島でこの葉を見かけたらまずもってハゼノキと推定して大丈夫。小葉の形状は結構ばらつきがあるも、総じてやや細身(スリム)と感じるだろう。すっきりとした葉の印象。葉は表裏共に無毛。葉裏は脂質のせいでやや白っぽくなる。

ハゼノキの葉 鎌倉市扇ガ谷 2019/08/27

ハゼノキの葉 鎌倉市扇ガ谷 2019/08/27

ハゼノキの典型的な葉 鎌倉広町緑地 2017/05/30

ハゼノキの典型的な葉 鎌倉広町緑地 2017/05/30

ハゼノキの典型的な葉 茅ヶ崎市・小和田浜公園 2019/06/08

#ハゼノキの典型的な葉 茅ヶ崎市・小和田浜公園 2019/06/08

ハゼノキの葉 茅ヶ崎市・小和田浜公園 2019/06/08

#ハゼノキの葉 茅ヶ崎市・小和田浜公園 2019/06/08

ハゼノキの葉 二宮町・吾妻神社前バス停 2018/09/18

ハゼノキの葉 二宮町・吾妻神社前バス停 2018/09/18

ハゼノキの秋の葉 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの秋の葉 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの秋の葉 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの秋の葉 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの基部(白色矢印)が非対称なことが多い小葉 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの基部(白色矢印)が非対称なことが多い小葉 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの葉裏の特徴 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの葉裏の特徴 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの無毛な葉裏 二宮町・吾妻神社前バス停 2018/09/18

ハゼノキの無毛な葉裏 二宮町・吾妻神社前バス停 2018/09/18

ハゼノキの無毛な葉裏 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの無毛な葉裏 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの無毛な葉裏 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

#ハゼノキの無毛な葉裏 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの無毛な葉裏 藤沢市・長久保公園 2019/12/11

#ハゼノキの無毛な葉裏 藤沢市・長久保公園 2019/12/11

ハゼノキの無毛な葉表 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

ハゼノキの無毛な葉表 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

ハゼノキの(紅葉後に落ちた)無毛な葉軸 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/12

ハゼノキの(紅葉後に落ちた)無毛な葉軸 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/12

神奈川県内では他に、豊かな林内やその周辺に自生のヤマハゼ(山櫨)あるも、湘南・鎌倉・三浦半島では滅多に見かけるものでなし。小葉がハゼノキよりもやや幅広なので、ぼってりした印象を受けるかもしれない。葉裏は白からず。葉裏の脈は特にくっきり現れ、(葉の縁(ふち)まで達しようかという)長い支脈と(半ばで消滅してしまう)短い支脈が交互にある、ことが一目瞭然でわかる。葉柄(ようへい)・葉軸や葉の表裏、冬芽は、いずれも有毛。細かい毛がたくさん生えているかどうかがハゼノキとの見分けの最重要な鍵である。なお、山に生えていればヤマハゼ、ではないので要注意。ハゼノキだって山にも生える。ヤマウルシ(山漆)の小葉はもっと丸みが強め。県内広域にぱらぱらと自生が見つかっているようであるが、湘南・鎌倉・三浦半島にはないはず。ウルシは小葉が1.5倍くらい大きい。かつて栽培されていた名残りのものが各地にないでもないがかなり希。ハゼノキの仲間ではない中国原産ニワウルシ(庭漆)、別名シンジュ(神樹)は、小葉の基部寄りに鋸歯の名残りのようなものが現われる。県内広く帰化があるも、湘南・鎌倉・三浦半島ではかなり希。つまるところ、困ったらハゼノキと言っておけば大体は当たり。
他に、対生で新しい民家等によく植えられているシマトネリコ(島梣)、小葉に鋸歯あるものとして、カラスザンショウ(烏山椒)、ニガキ(苦木)、ニワナナカマド(庭七竈)ことチンシバイ(珍珠梅)、寒冷な高山に自生し紅葉が美しいナナカマド、これらも奇数羽状複葉なので要注意。葉軸に翼(よく)があるヌルデ(白膠木)、二回奇数羽状複葉で樹形に癖が強いタラノキ(楤木)、偶数羽状複葉のムクロジ(無患子)、このあたりも比較対象として頭に入れておきたい。

ハゼノキの葉の生え方 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの葉の生え方 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの幹(樹皮) 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

#ハゼノキの幹(樹皮) 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

ハゼノキの成木の幹(樹皮) 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

#ハゼノキの成木の幹(樹皮) 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

紅葉する頃にはしっかり確認できるだろう冬芽は、丸っこい宝珠形がふつう。先端に少しばかり毛が見えるが、その他は無毛。冬芽が付いている枝も無毛である。ヤマハゼの冬芽はやや縦長で、明らかに茶色の毛がたくさん(といっても個体差はあるが)生えており、ラクダを思わせる質感。ハゼノキとヤマハゼはたいへん紛らわしいが、姿がまったく異なる冬芽は両者の見分けに大いに役に立つだろう。

ハゼノキの冬芽 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/12

ハゼノキの冬芽 茅ヶ崎市浜之郷 2020/12/12

ハゼノキの冬芽 藤沢市・長久保公園 2023/02/09

#ハゼノキの冬芽 藤沢市・長久保公園 2023/02/09

ハゼノキの冬芽 藤沢市・長久保公園 2023/02/09

#ハゼノキの冬芽 藤沢市・長久保公園 2023/02/09

中国原産ナンキンハゼ(南京櫨)は同様に油が採れるというだけでまったくの別種。紅葉が美しい共通点もあるが。

ハゼノキの花

葉腋(ようえき)から大きな円錐花序を出す。花色は黄緑色。

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 横須賀市・観音崎公園 2017/06/06

ハゼノキの雄花 横須賀市・観音崎公園 2017/06/06

ハゼノキの雄花 横須賀市・観音崎公園 2017/06/06

ハゼノキの雄花 横須賀市・観音崎公園 2017/06/06

ハゼノキの雄花 横須賀市・観音崎公園 2017/06/06

ハゼノキの雄花 横須賀市・観音崎公園 2017/06/06

ハゼノキの雄花 横須賀市・観音崎公園 2017/06/06

ハゼノキの雄花 横須賀市・観音崎公園 2017/06/06

ハゼノキの雄花 鎌倉中央公園 2018/06/02

ハゼノキの雄花 鎌倉中央公園 2018/06/02

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雄花 鎌倉市扇ガ谷・扇川 2020/05/30

ハゼノキの雌花 鎌倉広町緑地 2017/05/30

ハゼノキの雌花 鎌倉広町緑地 2017/05/30

ハゼノキの雌花 鎌倉広町緑地 2017/05/30

ハゼノキの雌花 鎌倉広町緑地 2017/05/30

ハゼノキの紅葉

初秋にいち早く葉が紅葉を始めるがそれは一枚二枚と限られ、緑の葉との対比が美しい。本格的に染まるのは11月下旬以降。色濃く鮮やかな朱(しゅ)や赤に染まるのでたいそう美しく、人目を強く惹くだろう。ハゼモミジ(櫨紅葉)と呼ばれることも。鎌倉のカエデ(楓)の紅葉は見頃が遅くて11月下旬から12月上旬にかけて。それまで我慢できずに鎌倉にやって来てしまった観光客が目にする赤い葉は、おそらくこのハゼノキのもの。カエデ代わりに見つけた真っ赤な葉っぱとしてSNSに写真が掲載されることが多いようだ。

ハゼノキの紅葉 鎌倉市扇ガ谷・JR横須賀線沿い 2021/11/20

#ハゼノキの紅葉 鎌倉市扇ガ谷・JR横須賀線沿い 2021/11/20

ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

#ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

#ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

#ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

#ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

#ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

#ハゼノキの紅葉 茅ヶ崎市西久保 2020/11/21

道端(橋の下)に生えたハゼノキの紅葉 小田原市早川・姫ノ水橋 2018/12/01

道端(橋の下)に生えたハゼノキの紅葉 小田原市早川・姫ノ水橋 2018/12/01

ハゼノキの紅葉 小田原市早川・姫ノ水橋 2018/12/01

ハゼノキの紅葉 小田原市早川・姫ノ水橋 2018/12/01

ハゼノキの紅葉 横浜市保土ケ谷区・環境活動支援センター 2023/11/27

#ハゼノキの紅葉 横浜市保土ケ谷区・環境活動支援センター 2023/11/27

ハゼノキの紅葉 横浜市保土ケ谷区・環境活動支援センター 2023/11/27

#ハゼノキの紅葉 横浜市保土ケ谷区・環境活動支援センター 2023/11/27

ハゼノキの紅葉 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

#ハゼノキの紅葉 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

ハゼノキの紅葉 藤沢市・長久保公園 2019/12/11

#ハゼノキの紅葉 藤沢市・長久保公園 2019/12/11

ハゼノキの紅葉 藤沢市・長久保公園 2019/12/11

#ハゼノキの紅葉 藤沢市・長久保公園 2019/12/11

紅葉した葉は、散る。落ち葉は乾燥するとカールする。

ハゼノキの落ち葉 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

ハゼノキの落ち葉 藤沢市・長久保公園 2020/11/26

ハゼノキの実

炒りすぎてちょっと焦げちゃってる節分豆(正体はダイズ(大豆))のようなものが房になってたくさんぶら下がっている木があったらハゼノキだろう。焙煎済みのコーヒー豆がなっているようにも見える。他の広葉樹も葉を落とす12月中旬以降になるとにわかに目立つ存在に。全体的に無毛で、実の表面もつるつる。葉が散ってしまって、あるいは遠くに生えていて、葉裏の毛の有無が確認できないとハゼノキの実なのかヤマハゼの実なのか見分けは困難に。果柄(かへい)や冬芽に毛が生えていてもヤマハゼ。

ハゼノキの若い実 平塚市撫子原・花水川 2019/06/18

ハゼノキの若い実 平塚市撫子原・花水川 2019/06/18

ハゼノキの熟し始めた実 二宮町・吾妻神社前バス停 2018/09/18

ハゼノキの熟し始めた実 二宮町・吾妻神社前バス停 2018/09/18

ハゼノキの熟し始めた実 二宮町・吾妻神社前バス停 2018/09/18

ハゼノキの熟し始めた実 二宮町・吾妻神社前バス停 2018/09/18

ハゼノキの実 茅ヶ崎市・太陽の郷庭園 2021/10/11

#ハゼノキの実 茅ヶ崎市・太陽の郷庭園 2021/10/11

ハゼノキの実 横須賀市・湘南国際村めぐりの森 2017/11/12

ハゼノキの実 横須賀市・湘南国際村めぐりの森 2017/11/12

ハゼノキの実 横須賀市・湘南国際村めぐりの森 2017/11/12

ハゼノキの実 横須賀市・湘南国際村めぐりの森 2017/11/12

ハゼノキの実 横須賀市・湘南国際村めぐりの森 2017/11/12

ハゼノキの実 横須賀市・湘南国際村めぐりの森 2017/11/12

ハゼノキの実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/11/15

#ハゼノキの実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/11/15

ハゼノキの実 大関東勝亭 2016/12/08

ハゼノキの実 鎌倉町・大関東勝亭 2016/12/08

ハゼノキの実 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの実 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの実 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの実 逗子市/鎌倉市・名越切通 2020/11/06

ハゼノキの実 横須賀市・観音崎公園 2017/12/05

ハゼノキの実 横須賀市・観音崎公園 2017/12/05

ハゼノキの実 横須賀市・観音崎公園 2017/12/05

ハゼノキの実 横須賀市・観音崎公園 2017/12/05

ハゼノキの実 横須賀市・観音崎公園 2017/12/05

ハゼノキの実 横須賀市・観音崎公園 2017/12/05

ハゼノキの実 鎌倉広町緑地 2016/12/21

ハゼノキの実 鎌倉広町緑地 2016/12/21

ハゼノキの実 鎌倉広町緑地 2016/12/21

ハゼノキの実 鎌倉広町緑地 2016/12/21

実の成分に触れてもかぶれることがあるようなので注意が必要。そんな実もタイワンリス(台湾栗鼠)やカラス(烏)、メジロ(目白)などの鳥獣がよく食べる。冬に備えて脂肪分を蓄えるという意味で、ちょうど良いナッツなのだろう。食べられなかった実は翌年の春先まで樹上に残ることがある。

ハゼノキの実を食べるタイワンリス 鎌倉広町緑地 2016/12/21

ハゼノキの実を食べるタイワンリス 鎌倉広町緑地 2016/12/21

ハゼノキの実を食べに来たメジロ 真鶴町・三ツ石 2017/01/16

ハゼノキの実を食べに来たメジロ 真鶴町・三ツ石 2017/01/16

ハゼの実からは木蝋あるいは生蝋(きろう)と呼ばれる油が採れ、高級和蝋燭の原料となる(現代の一般的な蝋燭の原料は石油製品のパラフィンワックス)。また相撲取りなどが髷(まげ)を結い固める際に使用する鬢付け油(びんつけあぶら)もハゼの実から作られている。油分は乾燥した実を蒸したりなどして抽出できる。


観音崎公園(花の広場入口にやや低木の雌株)、横須賀市・湘南国際村めぐりの森(園路入ってすぐ左、駐車場最奥南)、名越切通(お猿畠の大切岸)、鎌倉市子ども自然ふれあいの森(浄明寺緑地)、#大関東勝亭(高木)、#鶴岡八幡宮(太鼓橋近く源氏池)、#海蔵寺、#鎌倉市扇ガ谷(寿福寺北側扇川沿いに雄株)、藤沢市本町・#常光寺、茅ヶ崎市浜須賀・小和田浜公園(雌株)、平塚市撫子原・花水川(下花水川上流左岸に雌株)、二宮町・#吾妻神社前バス停(雌株

はやま三ヶ岡山緑地(山頂広場)、荏柄天神社(参道半ばビャクシン樹上に着生、#大船フラワーセンター(花の築山の森の小道側に2本)、鎌倉中央公園(小段谷戸奥の山道への階段沿いに雄株)、鎌倉広町緑地(花=5月末)、茅ヶ崎市今宿・#松尾大神

生命の星・地球博物館(駐車場出口北向い

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

関連記事 – 仲間・似ている・紛らわしい

ヤマハゼ

ニワウルシ(シンジュ)

カラスザンショウ

ムクロジ

オニグルミ

ヌルデ

ニワナナカマド

ナンキンハゼ

『ハゼノキ』へのコメント

  1. 多摩NTの住人 投稿日:2020/12/04(金) 08:37:21 ID:231a23af3 返信

    こんにちは。素晴らしい記事ですね。大変良く理解できました。当地ではハゼノキの雄株が2本あるだけで、雌株が見当たりません。以前、京王フローラルアンジェ(京王多摩川駅前)の植物園で雌株を見たので、いつか花と果実を撮りに行こうと思っているところです。今年、高尾山でヤマウルシとツタウルシを初めて見ることができましたが、次はヤマハゼを見たいものです。やはり個体数は少ないのでしょうかね。

    • mirusiru.jp 投稿日:2020/12/04(金) 11:38:14 ID:d7f8042f1 返信

      多摩NTの住人さん、こんにちは。

      ハゼノキは、『神奈川県植物誌2018』に「県内では暖地の山野,特に沿海地に多く逸出し,野生化している.」とあるので、多摩の方ではもしかしたらさほど見かけない木なのかもしれませんね。湘南エリアの住宅地ではアカメガシワを比較に出したら言い過ぎかもしれませんけれど、そのへんにちょいちょい生えてますので、犬の散歩でもすれば一本くらいは見るだろうというものです。特に幼木は多いですね。姿がかわいらしい感じがするので人目に触れても引っこ抜かれないのかもしれません。で、大きくなってきて斬られると。
      実はまあまあ高木にならないと付けてくれないように感じています。木はそこいらにあれど、実の写真を撮るのはかなり苦心します。実が落ちていてハゼノキがあることに気づいたが、見上げたら肉眼では見えないレベルの高さに実がなっている、とか。そろそろ枝が伸びてきて観察できる状態になったかなと思っていたら強剪定されちゃった、とか。人の目線から手が届く高さくらいの範囲で実を見られる観察最適な木は、私は二宮町の「吾妻神社前」バス停の一本(プラス、やや高木な観音崎公園、木が貧相な鎌倉広町緑地、同じく名越切通(お猿畠の大切岸)、実ができるのであれば茅ヶ崎市・小和田浜公園)しか知りません。

      ヤマハゼは、散々ハゼノキに振り回されてきたので正確なことはいえませんが、なくはないらしいけれど(地元の調査員とかは知っているのでしょうけれど)レア、という認識でいます。横浜市金沢区・金沢自然公園(なんだろ坂)に高木ながら急坂に植栽してあるため観察最適雌株?一本(既に実は一切なし)、横浜市栄区・横浜自然観察の森に自生らしき雄株一本・同じく自生だろう貧相な不明一本、私が確認できているのは(楽さんの庭にある)この三本だけ。来年以降の課題としています。

      京王フローラルガーデンアンジェ、まだ行ったことはないのですが、キモクレンとシモクレンがあるらしいので狙っています。

  2. 投稿日:2020/11/26(木) 07:12:00 ID:989ab559e 返信

    ハゼノキに似た木が、こんなにあるとは・・・・・
    だけど、圧倒的に多いのはハゼノキなのですね。

    • mirusiru.jp 投稿日:2020/11/26(木) 20:16:36 ID:41a4e2fa4 返信

      しょっぱなにハゼノキの類似種を並べられて見分けが難しいですねみたいな空気に持ってかれて強い苦手意識を持たされていたのですが、結局、ぜんぶハゼノキじゃないか、が現時点での結論です。いろいろなハゼの葉っぱを見たような気がするけれど、ぜんぶハゼノキの個体差ではないか、と。よくもまぁ散々振り回してくれたものだと、根に持っています。一段上のステージに入ったので、ここからはまた見えてくるものが違ってくるかもしれませんけれども。
      一応毛を探しに探してヤマハゼでないことを確認できれば、ハゼノキ。その他は、事故。