メジロ

目白　鳥類／スズメ目／メジロ科　見頃／2月
学名／Zosterops japonicus Temminck & Schlegel, 1845

在来種保護

ウメにメジロ　鎌倉市・長谷寺　2018/02/06

目の周りが白いのでメジロ。体はオリーブ色（緑色）で、一般に見られる野鳥としてはカワセミ（川蝉）に次いで色鮮やか。神奈川県内では年中いることはいるようだが、特にウメ（梅）の蜜を吸いに来たメジロはたいへん風流で好まれる。鳴き声もピイピイやチイチイと可愛らしくて人気が高い。

ウメにメジロ　鎌倉市・長谷寺　2018/02/06

ウメの蜜を吸うメジロ　鎌倉市・長谷寺　2018/02/06

市街地ではウメの木からウメの木へだいたいは単独でせわしなく飛び回って行動しているが、曽我丘陵（小田原市）などではスズメ（雀）のごとく20羽ほどが群をなして行動していることも。大勢の人ががやがやしていてはだめだが、観光地にいるメジロの方が人慣れしていて幾分かは近くで観察できるだろう。

カンザクラ（あたみ桜）に寄ってきたメジロ　静岡県熱海市・糸川遊歩道　2017/01/16

メジロは鳥獣保護法で捕獲も飼育も禁止されているが違反者は後を絶たず、毎年のように逮捕者を出している。

令和2年（2020）10月兵庫県で、雑木林で違法にメジロ15羽を捕獲し自宅で129羽を飼育していたとして、66歳の男が鳥獣保護法違反の疑いで逮捕された。「『鳴き合わせ大会』に出たかった。自分の愛玩用に飼っていた」と容疑を認めた。（神戸新聞NEXT 同年10月13日）

巣立ち前、飛ぶ練習中に落っこちてきたメジロのヒナ　茅ヶ崎市浜之郷　2016/07/03

共に春にちょろちょろ飛び回る小鳥ということでウグイス（鶯）と混同されることが非常に多いが、ウメやサクラ（桜）に蜜を吸いにやって来るのはメジロ。ウグイスは人間が大っ嫌いなので人前に姿を見せることはふつうはない。