チャドクガ

茶毒蛾 昆虫/チョウ目/ドクガ科/ドクガ属 幼虫発生期/5月~6月8月~9月 成虫発生期/6~7月、9~10月

有毒危険在来種駆除

サザンカにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

サザンカにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

ガの一種。幼虫はケムシ(毛虫)でツバキ科の木に付く害虫。いわゆる”ケムシに刺される”被害を多発させる、最低最悪な嫌われ者。

チャドクガの幼虫

だいたいオレンジと黒のツートンカラーで、白色の毛が生えるケムシ。チャノキ(茶の木)ツバキ(椿)サザンカ(山茶花)カンツバキ(寒椿)ハルサザンカ(春山茶花)を含む)といったツバキ科の葉を食い荒らす。ケムシの細かい毛”毒針毛(どくしんもう)”が皮膚に触れる(ちくりと刺される必要はない)と二三時間後に赤くかぶれ出す。たいへんかゆく、症状は二三週間続く。蚊刺症(ぶんししょう、蚊に食われた痕)用のかゆみ止め塗り薬(キンカン、ムヒ、ウナコーワ等)は効かないので、症状が重いようなら医師の診断を受け抗ヒスタミン薬軟膏などを処方してもらう必要がある。ただし植木職人にはキンカン支持派(乾いたら塗るを繰り返す)が多い(気の持ちようか)。ケムシの毛はたいへん細かく、長袖の衣服を着用していても防げないおそれもあり、植木職人泣かせ。もちろん庭木の手入れをする際は誰しもが警戒する必要がある。幼虫が湧く季節は特に、ツバキ科の木には不用心に近づいてはいけない。といったところでツバキやサザンカはそこら中で生垣などに多用されており、チャドクガの幼虫に遭遇する危険は(公園を駆けずり回る小さな子供も含めて)誰しもが常にあるといってよい。なんだか知らないけれどやたらかゆい、蚊に食われたにしては尋常じゃないかゆさだ、蚊に食われたのだと思うけれどもなかなか治らない、というときはチャドクガの毒針毛に触れてしまった可能性。派手にやられると蕁麻疹(じんましん)のようにもなる。

ツバキにチャドクガの幼虫 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/24

ツバキにチャドクガの幼虫 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/24

サザンカにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

サザンカにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

サザンカにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

サザンカにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

サザンカにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

サザンカにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

ツバキ科の葉あればチャドクガに警戒する。食痕があったらチャドクガの幼虫が確実に”そこかしこに”いるとみてよい。

ツバキにチャドクガの幼虫による食痕 平塚市中堂 2018/05/26

ツバキにチャドクガの幼虫による食痕 平塚市中堂 2018/05/26

ツバキにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

ツバキにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

チャドクガの幼虫は、小さいうちは兄弟仲良く並んで食事を摂る珍妙な習性がある。大きく成長したら単独行動に変わる。駆除はできれば卵のうちに。遅くとも小さい幼虫が集合してあるうちに。

ツバキにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

ツバキにチャドクガの幼虫 平塚市中堂 2018/05/26

決して、木を揺らしたり、棒で突いたりせぬように。チャドクガの幼虫を怒らせると体をくねくね暴れさせて毒針毛を空気中に撒き散らしてしまう。それに触れれば、かぶれる被害に。

チャドクガの幼虫の駆除方法


長袖長ズボンにゴム手袋(に帽子をかぶってゴーグル着用)をして、チャドクガの幼虫を刺激しないようにそおっとチャドクガが付いている枝ごと剪定ばさみを使って切除し、大きめの透明なビニール袋にそおっとしまい、できればビニール袋は二重にして、ケムシ用殺虫剤を噴霧するなどして殺害する。ビニール袋は開けずに(中の空気(=毒針毛入り)を外に漏らさずに)そのまま口を縛って燃えるゴミへ。

チャドクガの成虫

成虫のガに触れてもかぶれる。卵は葉の裏に付着しているが、ガの体毛で覆われ保護されているため、これに触れてもまたかぶれる。とはいえ、幼虫に比べれば被害件数は格段に少なかろう。


氷室椿庭園

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