カマツカ

鎌柄 バラ目/バラ科/カマツカ属 花期/4月中旬~5月上旬 結実期/10月下旬~11月中旬

自生種

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

林縁部などに生える落葉小高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。サクラ(桜)ウメ(梅)、リンゴ(林檎)に近い仲間の自生種である。名は、硬い材が草刈りに使う鎌の柄(つか、刃物の柄(え、ハンドル)のこと)に利用されたため、とか。別名ウシコロシ(牛殺し)。ウシの鼻木(はなぎ、鼻輪)としても材が利用されていたらしい。ウシの動きを封じるという意味の”殺す”か。湘南・鎌倉・三浦半島では里山地域のひょんな場所にも生えていたりするが、目立った特徴がない木なので花や赤い実が付いていない限りそれとは気づかないかもしれない。

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

カマツカ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

カマツカ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

カマツカの葉 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

カマツカの葉 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

変種に、若い枝や葉柄や萼に白色の毛が密生しているワタゲカマツカ(綿毛鎌柄)、無毛に近く全体小型で葉の小ささが目立つコバノカマツカ(小葉の鎌柄、単に狭義のカマツカとも)、これらの中間型のようなケカマツカ(毛鎌柄)がある。※本頁では明確に線引きできない個体差の範疇として区別せず(広義の)カマツカとしてまとめて掲載する。

カマツカの花

梅鉢(うめばち)紋のような形状の花で、花弁は丸っこいのが五枚、花色は白。花期が重なることもあって「これがバイカウツギ(梅花空木)というやつか」と勘違いしたくなる姿である。自然の野山で花数多く咲いている状態のよいものをあまり見かけない。

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

カマツカ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

カマツカ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

カマツカ 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/04/21

カマツカ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

カマツカ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

カマツカ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

カマツカ 茅ヶ崎市・清水谷 2017/05/06

雄蕊の若い葯(やく)が鮮やかな赤色だったら園芸用に持ち込まれた外来種アメリカカマツカ(アメリカ鎌柄)だろう。名はセイヨウカマツカ(西洋鎌柄)とも。
ウィキペディア(Wikipedia)のカマツカの頁にて掲載されている写真はカマツカの花ではなくアメリカカマツカである(平成30年(2018)11月28日現在)。写真には「兵庫県立フラワーセンター カマツカ」とのキャプション(説明書き)あるが誤り。念のため同園に問い合わせたが、園内の花店で(もしかしたらカマツカの名で)販売されていたものではないかとのこと。(園芸業者が付けている植物の名札が正確でないのは当該店に限らずよくあることである。)

カマツカの実

緑色から秋に赤く熟す。熟した実は食べられる。有毒でウシをも殺すウシコロシ、というわけではない。なんとなくリンゴっぽい味。不味からず、たいして美味しからず。

カマツカの実 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

カマツカの実、葉の傷みは台風塩害によるもの 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

果柄(かへい)には疣(いぼ)状の小さなぶつぶつが目立つのが特徴。

カマツカの実 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

カマツカの実、葉の落下は台風塩害によるもの 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

カマツカの実 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15

カマツカの実、葉の傷みは台風塩害によるもの 横浜市栄区・横浜自然観察の森 2018/11/15


横浜市栄区・横浜自然観察の森(自然観察センターのテーブル・ベンチを挟んだ北向いに観察最適な良木)

鎌倉広町緑地、清水谷

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