豆朝顔 ナス目/ヒルガオ科/サツマイモ属 花期/9月 結実期/9月下旬~10月
学名/Ipomoea lacunosa L.
外来種駆除
マメアサガオ 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/09/08
北米原産の蔓性一年草。アサガオの仲間で、花が白色でたいへん小さいもの。畑周辺、田んぼ周辺、川べりの草地、道端などに雑草として帰化している。「野生のアサガオ」などと呼ばれているものの一つ。
水路を囲うフェンスを覆ったマメアサガオ 平塚市岡崎 2021/09/24
マメアサガオ 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/09/08
マメアサガオ 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/09/08
畑の周辺に生えたマメアサガオ 藤沢市遠藤・小出川 2019/09/27
オシロイバナに絡まって生えたマメアサガオ 藤沢市遠藤・小出川 2019/09/27
葉は変異が大きい。園芸種アサガオのようにくびれるものもあるらしい。
マメアサガオの葉 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/09/08
マメアサガオの花
ヤブガラシ(藪枯らし)などと同様の残念な場所に生えているため人に見向きもされないが、花はなかなか清楚でかわいらしい姿。花色は白。葯(やく)が明るい紫色をしているのがよい差し色になっている。とにかく小さく、花径は1.5cm程度しかない。
マメアサガオ 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/09/08
マメアサガオ 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/09/08
マメアサガオ 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/09/08
マメアサガオ、花径1.7cm 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/09/08
マメアサガオにピンク色っぽい花を咲かせるものがあり、ベニバナマメアサガオ(赤花豆朝顔)という。花冠中央の筒内部が濃い色にはならない。
同じような場所に生え、ときに混生もし、花色がピンクないし赤紫色で花冠中央の筒内部が濃い色をしていたらホシアサガオ(星朝顔)。ホシアサガオの方がマメアサガオよりわずかながら花が大きめ。朱色ないし赤っぽいオレンジ色の花はマルバルコウ(丸葉縷紅)。アサガオらしい青色ながら花が妙に小さいならばアメリカアサガオ(アメリカ朝顔)。これら帰化雑草系アサガオの花期は、真夏ではなく晩夏から初秋にかけて。
マメアサガオの実
上向きの、やや扁平に潰れた角丸(かどまる)正四角形。表面に毛が目立つ。
マメアサガオの実 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/10/15
マメアサガオの実 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/10/15
マメアサガオの実 茅ヶ崎市西久保・湘南タゲリ米の里 2018/10/15
藤沢市遠藤・小出川(大黒橋~小出橋の畑周辺に、小出川流域に種子を広めている)、湘南タゲリ米の里(茅ヶ崎JCT側水路欄干に)、茅ヶ崎市浜之郷・下町屋・小出川(水際)、平塚市・岡崎/片岡/真田/北金目(田んぼ地帯の水路沿いを中心に多い、ホシアサガオも少々)
神奈川県 大磯町から、山梨県北杜市白州町に移住して24年になります。
昆虫写真を撮影していますが、植物も気になります。
マメアサガオ(シロバナ)2017.09.10 近くの河原で2株確認。2022.09.05 3~4株に増えましたが、大きな群生にはなりません。寒さに抑えられているのでしょうか。静岡の大群生を見ています。広がらないことを願っています。
寒冷地の入り口にある白州町にも、帰化植物や逃げた園芸種がはびこり始めています。また、昆虫も南の種の侵入が見られるようになりました。温暖化の進行でしょうね。