宝鐸草 ユリ目/イヌサフラン科/チゴユリ属 花期/4月~5月中旬 結実期/9月
有毒自生種
アマドコロ(甘野老)やナルコユリ(鳴子百合)と花が似るが、ホウチャクソウは(若いものを除いて)茎が分岐するので見分けられる。葉は互生(先端部では対生に見える)。花被片は先端のみならず6枚に分離する。
茎が分岐するホウチャクソウ 高麗山公園 2016/04/02
ホウチャクソウ、ナルコユリ、アマドコロの見分け方
【茎】 【葉】 【花床】
┌分岐する───稜あり──幅狭──突起なし ⇒ホウチャクソウ
└分岐せず一本┬稜なし──幅狭──突起あり ⇒ナルコユリ
└稜あり──幅広──突起なし ⇒アマドコロ
アマドコロの特徴
巨大なホウチャクソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10
ホウチャクソウの花
神奈川県内ではアマドコロやナルコユリより明らかに時期早くから咲き始めるので、4月中旬までに見るものはすべてホウチャクソウだろう。山野に多く、大磯や三浦丘陵で山歩きをすれば簡単に見つけられるのではないか。群生もする。
ホウチャクソウ 高麗山公園 2016/04/02
ホウチャクソウの実
実は緑色から濃紺(肉眼では黒に見える)に熟す。
ホウチャクソウの実 藤沢市・新林公園 2016/10/06
ホウチャクソウの実 藤沢市・新林公園 2016/10/06
ホウチャクソウの実 藤沢市・新林公園 2016/10/06
ホウチャクソウの実 藤沢市・新林公園 2016/10/06
ホウチャクソウの実 藤沢市・新林公園 2017/10/11
茎は分岐する、茎に稜があるため触ると引っかかる感触がある、複数の花柄は茎から直接分岐して生えることで、ナルコユリ(鳴子百合)と見分けがつけられるだろう。
祇園山ハイキングコース(八雲神社上)、六国見山森林公園(北口(高野台口)から)、台峯緑地、新林公園(山道)、高麗山(高来神社裏から八俵山へ)