蕺草 コショウ目/ドクダミ科/ドクダミ属 花期/5月下旬~6月 紅葉/6月下旬 結実期/6月下旬~7月
薬用自生種改良種
ドクダミ 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/22
薄暗い林床に生える多年草。草むらに生えていたものをうっかり踏みつけてしまうと青臭い悪臭を放つため毛嫌いされるあの葉である。毒草ではなくむしろ薬草で、毒矯め(どくだめ)が語源とされる。毒を矯めるとは毒を抑えて治すという意味。ドクダミは薬草なんだ、と念じておけばあの臭気もちょっとは嫌でなくなるかもしれない。ドクダミは日本のハーブ。実際に健康飲料として”どくだみ茶”というものが販売されている。神奈川県内、よほど都市化・宅地化されていなければどこにでも分布。
ドクダミ 秦野市北矢名・弘法山近隣 2017/05/27
ドクダミ 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/22
斑入りドクダミ(園芸種) 鎌倉市・大巧寺 2018/05/18
斑入りドクダミ(園芸種) 鎌倉市・大巧寺 2018/05/18
ドクダミは地下茎でどんどん増えてよく群生するため、庭のじめじめした場所にはびこる迷惑雑草となる。引っこ抜こうにも茎が簡単に切れてしまうため地下茎どころか根っこさえも引き抜けない有様で、草むしりをする、また生えてくる、またむしる、また生えてくる、を、うん十年もループし続ける羽目に。そんな迷惑なドクダミの増殖を抑制するには、ユキノシタ(雪の下)をグラウンドカバーとして生やすと良い。ユキノシタが地面をびっしり覆っている状態を作り出せれば、ドクダミ(に限らず他の雑草)はほとんど生え出てこなくなることだろう。
隅に封じ込められた#ドクダミ群 茅ヶ崎市浜之郷 2019/11/30
ドクダミの花
白花はよく見るとかわいらしく、梅雨入り前の彩りとして人気も高く寺境内などでよく栽培される。なお白色の花弁に見えるものは総苞(そうほう)という葉で、中心の黄色いっぽい穂が花(の集合体)である。
ドクダミの蕾 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/27
ドクダミ 秦野市北矢名・弘法山近隣 2017/05/27
ドクダミ 秦野市北矢名・弘法山近隣 2017/05/27
ドクダミ 秦野市北矢名・弘法山近隣 2017/05/27
#八重ドクダミ(園芸種) 鎌倉市・大巧寺 2017/05/30
#八重ドクダミ(園芸種) 鎌倉市・大巧寺 2018/05/18
#八重ドクダミ(園芸種) 鎌倉市・大巧寺 2018/05/18
ドクダミの咲き終わり 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05
ドクダミの紅葉
花が咲き終わって一息ついたあたりで葉を赤紫色に染めることがある。秋にも紅葉する。
ドクダミの紅葉 横浜市戸塚区・舞岡公園 2018/06/25
ドクダミの紅葉 茅ヶ崎市萩園 2018/09/17
ドクダミの実
ドクダミの若い実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/07/01
ドクダミの実 茅ヶ崎市萩園 2018/09/17
#大巧寺(八重、駐車場に斑入り)、#東慶寺(八重も)、#円覚寺龍隠庵(八重も)
清水谷