蕺草 コショウ目/ドクダミ科/ドクダミ属 花期/5月下旬~6月 紅葉/6月下旬 結実期/6月下旬~7月
学名/Houttuynia cordata Thunb.
薬用自生種改良種
ドクダミ 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/22
主に明るい日陰から薄暗い林床に生える多年草。草むらに生えていたものをうっかり踏みつけてしまうと青臭い悪臭を放つため毛嫌いされるあの葉である。毒草ではなくむしろ薬草で、毒矯め(どくだめ)が語源とされる。毒を矯めるとは毒を抑えて治すという意味。ドクダミは薬草なんだ、と念じておけばあの臭気もちょっとは嫌でなくなるかもしれない。ドクダミは日本のハーブ。ゲンノショウコ(現の証拠)、センブリ(千振)と合わせて、日本三大薬草(日本三大民間薬)に数えられる。実際に健康飲料として”どくだみ茶”というものが販売されている。神奈川県内、よほど都市化・宅地化されていなければどこにでも分布。
ドクダミの発芽 茅ケ崎里山公園 2021/03/19
林縁を覆ったドクダミの群生 横浜市南区・こども植物園 2021/06/12
ドクダミの群生 相模原市緑区・相模原北公園 2022/06/01
ドクダミ 横須賀市・観音崎公園 2022/06/13
ドクダミ 秦野市北矢名・弘法山近隣 2017/05/27
ドクダミ 茅ヶ崎市・中央公園 2018/05/22
斑入り#ドクダミ 鎌倉市・大巧寺 2023/04/29
斑入り#ドクダミ 鎌倉市・収玄寺 2022/06/02
斑入り#ドクダミ 鎌倉市・収玄寺 2021/05/24
斑入りドクダミ 鎌倉市・収玄寺 2022/06/02
斑入りドクダミ 鎌倉市・収玄寺 2022/06/02
斑入り#ドクダミ 鎌倉市・大巧寺 2018/05/18
斑入り#ドクダミ 鎌倉市・大巧寺 2018/05/18
斑入り#ドクダミの花後に赤みが抜けた葉(斑なしと混生) 茅ヶ崎市浜之郷 2022/07/25
八重#ドクダミの群生 鎌倉市・東慶寺 2019/06/06
八重#ドクダミ 鎌倉市・大巧寺 2017/05/30
ドクダミは地下茎でどんどん増えてよく群生するため、庭のじめじめした場所にはびこる迷惑雑草となる。引っこ抜こうにも茎が簡単に切れてしまうため地下茎どころか根っこさえも引き抜けない有様で、草むしりをする、また生えてくる、またむしる、また生えてくる、を、うん十年もループし続ける羽目に。そんな迷惑なドクダミの増殖を抑制するには、ユキノシタ(雪の下)をグラウンドカバーとして生やすと良い。ユキノシタが地面をびっしり覆っている状態を作り出せれば、ドクダミ(に限らず他の雑草)はほとんど生え出てこなくなることだろう。
#ユキノシタによって隅に封じ込められたドクダミ群 茅ヶ崎市浜之郷 2019/11/30
ドクダミの花
白花はよく見るとかわいらしく、梅雨入り前の彩りとして人気も高く寺境内などでよく栽培される。なお白色の花弁に見えるものは、学術的には総苞(そうほう)と呼ばれる花に付随する葉。二枚が同じ長さで、一枚は短く、一枚は長い。中心にある穂状の突起部分が花(の集合体)。よく見れば黄色い雄蕊と白い雌蕊が交じり合ってにょきにょき生え出ている。花弁はない。
ドクダミの蕾 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/04/27
ドクダミ 秦野市北矢名・弘法山近隣 2017/05/27
ドクダミ 秦野市北矢名・弘法山近隣 2017/05/27
ドクダミ 秦野市北矢名・弘法山近隣 2017/05/27
斑入り#ドクダミ 鎌倉市・収玄寺 2022/06/02
斑入り#ドクダミ 鎌倉市・収玄寺 2022/06/02
八重#ドクダミ 鎌倉市・大巧寺 2018/05/18
八重#ドクダミ 鎌倉市・大巧寺 2018/05/18
葉化していた八重ドクダミ 鎌倉中央公園 2019/06/06
ドクダミの咲き終わり 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05
ドクダミの紅葉
花が咲き終わって一息ついたあたりで葉を赤紫色に染めることがある。秋にも紅葉する。
斑入り#ドクダミの紅葉 相模原市中央区上矢部 2023/06/25
斑入り#ドクダミの紅葉 相模原市中央区上矢部 2023/06/25
ドクダミの紅葉 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2019/07/12
ドクダミの紅葉 横浜市戸塚区・舞岡公園 2018/06/25
ドクダミの紅葉 茅ヶ崎市萩園 2018/09/17
ドクダミの実
ドクダミの若い実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2017/07/01
ドクダミの実 茅ヶ崎市萩園 2018/09/17
#大巧寺(八重、駐車場に斑入り)、#東慶寺(八重も)、#円覚寺龍隠庵(八重も)、#収玄寺(斑入り)
観音崎公園、鎌倉中央公園、清水谷
>ドクダミは地下茎でどんどん増えてよく群生するため、庭のじめじめした場所にはびこる迷惑雑草となる。引っこ抜こうにも茎が簡単に切れてしまうため地下茎どころか根っこさえも引き抜けない有様で、草むしりをする、また生えてくる、またむしる、また生えてくる、を、うん十年もループし続ける羽目に。
ドクダミの容姿や匂いに嫌悪感はないのだが、
「はびこる迷惑雑草」を強く認識しているので、最警戒の類で、発芽を認めた次第に抜いています。
けれども、
薬草やどくだみ茶、カバープランツとして好んで植栽している友人もいる。
蓼食う虫も好き好きか。