シシウド

猪独活 セリ目/セリ科/シシウド属 花期/7月~9月 結実期/10月

薬用自生種稀少

シシウド 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

シシウド 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

山地に生える多年草。ハマウド(浜独活)の山地型といったようなもの。背丈はふつう1.5m余りで、ときに2m程度まで巨大化する。名前は、ふつう食用にならず、イノシシ(猪)にでも食べさせておけという意味だという。人の役に立たない野性味ある大型な野草にはシシがしばしば冠される。根は漢方薬の独活(どっかつ)に。神奈川県内では丹沢や箱根に分布し、特に芦ノ湖レベルの高地で車道沿いに数多い。湘南・鎌倉・三浦半島では丘陵地に稀に自生があるようながら見かけることはまずないか。意外とお目にかかれないハードルが高い植物である。

シシウド 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

シシウド 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

シシウドの茎 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

シシウドの茎 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

ハマウドと違って、茎に明確なストライプ模様は入らない。よおく見れば細かな白色の毛が生えている。花柄の付け根は膨らむ。

シシウドの茎 湯河原町・椿ライン 2017/07/28

シシウドの茎(赤みを帯びたもの) 湯河原町・椿ライン 2017/07/28

シシウドの葉 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

シシウドの葉 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

葉は表裏とも肉眼では無毛。手触り的にも無毛。ただし葉裏を拡大して見れば葉脈に細かな毛を確認できる。

シシウドの葉裏 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

シシウドの葉裏 湯河原町・椿ライン 2017/08/01

シシウドの茎の断面 湯河原町・椿ライン 2017/07/28

シシウドの茎の断面 湯河原町・椿ライン 2017/07/28

シシウドの花

ヤマユリ(山百合)が花盛りな頃にシシウドも開花。花期はどうやら主に真夏の前後、ときに夏真っ只中。シシウドの個体数が多くない反面、花期に結構幅があるため、きれいに花咲いている状態で見かける機会がなかなか得られないかもしれない。花の姿は打ち上げ花火を見るかのよう。

シシウド 湯河原町・椿ライン 2017/07/28

シシウド 湯河原町・椿ライン 2017/07/28

雄蕊は早々と脱落してしまうようだ。

シシウド 湯河原町・椿ライン 2017/07/28

シシウド 湯河原町・椿ライン 2017/07/28

茎上方(花序周辺の茎)に袋状の大きな鞘(さや)が目立ってあればアシタバ(明日葉)だろう。九月になると花をよく目にするようになる。


東京都文京区・#小石川植物園(8月中旬)、東京都八王子市・長池公園

高麗山公園(ヤブラン平 ※マダニが大量に生息している疑いあり危険)

湯河原町・県道75号椿ライン(「箱根レーダー局前」バス停周辺など、7月下旬~8月上旬)、箱根湿生花園(7月末~8月中旬)

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