檜扇 クサスギカズラ目/アヤメ科/アヤメ属 花期/7月中旬~9月 結実期/9月中旬~10月上旬
学名/Iris domestica (L.) Goldblatt & Mabb.
自生種稀少保護
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧II類」
#ヒオウギ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2019/08/02
山地などに生える多年草。葉の姿が、檜扇というヒノキ(檜)の木材で作られた扇に似る。神奈川県内では相模川以西の丘陵地や山地に細々と分布がある模様。湘南・鎌倉・三浦半島でも目撃例がないわけではないらしいが、本当に自生なのかどうなのか。いずれにせよかなりの稀少種で、自生地の開発や盗掘被害等も鑑みれば絶滅の一途を辿っているのは間違いない。珍しい山野草として園芸栽培されることがある。
#ヒオウギ 厚木市上荻野・沓掛館山 2017/07/31
#ヒオウギの花壇 茅ヶ崎市萩園・小出川 2019/08/02
若葉は、一部は秋に、多くは春に出る。
#ヒオウギの若葉 茅ヶ崎市萩園 2020/01/01
#ヒオウギの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/21
大きく成長してくると、茎が立ち上がってその左右に葉があるような姿となる。株元からだけ葉が出ていたらジャーマンアイリスの可能性。
#ヒオウギの葉 厚木市上荻野・沓掛館山 2017/07/31
#ヒオウギの葉 茅ヶ崎市萩園・小出川 2019/08/02
名前が紛らわしいものにヒメヒオウギ(姫檜扇)、ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)、ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)がある。
ヒオウギの花
やや小振りのスカシユリ(透百合)といった花を咲かせる。花色は朱色。一日花で夕方には萎(しぼ)んでしまうため、花見は昼過ぎまでに済ませたい。花数は少なくなく順次開花するため、五株もあれば長く花を楽しめるだろう。京都の祇園祭(7月)でこの花が軒先に飾られることが知られる。魔除けになるという。
#ヒオウギ 厚木市上荻野・沓掛館山 2017/07/31
#ヒオウギ 厚木市上荻野・沓掛館山 2017/07/31
#ヒオウギ 厚木市上荻野・沓掛館山 2017/07/31
#ヒオウギ 厚木市上荻野・沓掛館山 2017/07/31
#ヒオウギ 厚木市上荻野・沓掛館山 2017/07/31
#ヒオウギ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2019/08/02
#ヒオウギ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2019/08/02
夕方になって閉じかけている#ヒオウギ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2019/08/21 17:25
秋になり赤みが増した#ヒオウギ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/09/20
#ヒオウギの花後 茅ヶ崎市浜之郷 2020/09/20
ヒオウギの実
実が熟すと見事な光沢ある黒色の種子が露(あらわ)に。この種子を射干玉(ぬばたま)という。
#ヒオウギの若い実 茅ヶ崎市萩園・小出川 2019/08/02
#ヒオウギの種子 鎌倉市・東慶寺 2019/10/01
横浜市鶴見区・#馬場花木園
#東慶寺(金仏背後の畑、平成25年(2013)植栽、8月上旬)、#光則寺
茅ヶ崎市萩園・#小出川(圏央道西久保橋下流右岸の花壇)、#平塚市博物館(中庭)
#厚木市上荻野字沓掛館山(あざ くつかけやかたやま、国道412号沿い愛川町田代との境界東側に「西山を守る会」の圃場=通常立入禁止、西山(経ヶ岳、華厳山、高取山)自生の移植保護、7月末~8月上旬 ヒオウギお花見会・入場無料・初日のみバザー等あり=令和元年(2019)7月28日(日)~8月4日(日) 09:00-13:00 第10回、令和5年(2023)7月22日(土)~30日(日)、対策はされているが一応ヤマビルに注意)、厚木市下荻野/清川村煤ヶ谷・#華厳山(山頂付近にヒオウギ広場、「西山を守る会」栽培、ヤマビルに注意)、秦野市・#葛葉緑地(くずは野外展示場)、山梨県南都留郡山中湖村・高指山(たかざすやま、8月上旬)
ヒオウギの種子を貰って植えましたが、芽が出ないままに、諦めました。
それで、その鉢にフリージアの球根を植え付けて咲かせました。
球根が休眠期に入った頃、枯れずに葉が青々とした株があります。
似ていましたが、まるで扇を広げたような葉の形で、これがヒオウギだと分かりました。
発芽まで、二年かかったようですが、植え替えて育てている最中です。