ヒメツルニチニチソウ

姫蔓日々草 リンドウ目/キョウチクトウ科/ツルニチニチソウ属 花期/2月下旬~6月
学名/Vinca minor L.

有毒外来種改良種稀少

斑入りヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

斑入り#ヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

園芸栽培される、ヨーロッパなどを原産とする常緑の蔓性の多年草。学名からビンカ・ミノールとも。よく見かける近似種ツルニチニチソウより、全体的なボリューム感も葉も花も一回り小さい。長く伸びる茎はツルニチニチソウ同様に他の植物などを登ることはなく、地面の上で茂るのみ。従って、一段高い花壇などに植えるかハンギング(吊り鉢)にして茎を下に垂らしてやると見栄えに優れる。栽培方法等は基本的にツルニチニチソウに同じ。但し、ヒメツルニチニチソウの方が耐寒性と耐陰性にやや優れ、反対に耐暑性にやや劣る。神奈川県内、自然界への帰化は確認されていない。民家等で希に栽培されていることがあるが、あまり見かけないか。

斑入りヒメツルニチニチソウ、葉焼け中 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

斑入り#ヒメツルニチニチソウ、葉焼け中 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

斑入りヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

斑入り#ヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

葉は対生。光沢あり。斑入り(ふいり)の園芸品種も。なお斑入り品種は花付きがあまりよろしからず、また直射日光に当てると葉焼け(黄ばむ、茶色く傷む)を起こしやすい。等々、ツルニチニチソウに同じ。葉身の長さは、ツルニチニチソウで5cm程度、ヒメツルニチニチソウは2.5cm程度。葉の大きさは生育環境により差が出るので、花が咲いていないとぱっと見では両者を見分けられないことも。

斑入りヒメツルニチニチソウの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

斑入り#ヒメツルニチニチソウの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

ヒメツルニチニチソウの花

ツルニチニチソウ同様に、地面から直立した短い茎の先端で咲く。花の形もツルニチニチソウと同形ながら、小さい。花径は、ツルニチニチソウが4.5cm、ヒメツルニチニチソウは3cm。

立ち上がった短い茎に花を咲かせる斑入りヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

立ち上がった短い茎に花を咲かせる斑入り#ヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

斑入りヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

斑入り#ヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

斑入りヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

斑入り#ヒメツルニチニチソウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

ツルニチニチソウとヒメツルニチニチソウの花の大きさ比較 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

#ツルニチニチソウと#ヒメツルニチニチソウの花の大きさ比較 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

葉や花の大きさだけで見分けることは、特に写真になると難しい。簡単に両者の違いを見出せるのは萼片で、ツルニチニチソウは細くて長い(6mm)ので線のように感じ有毛、ヒメツルニチニチソウの萼片は明らかな三角形(長さ3mm)で無毛。

ヒメツルニチニチソウの萼 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

#ヒメツルニチニチソウの萼 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

ヒメツルニチニチソウの萼 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

#ヒメツルニチニチソウの萼 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

ツルニチニチソウとヒメツルニチニチソウの萼の違い 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09

#ツルニチニチソウと#ヒメツルニチニチソウの萼の違い 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/09


#花菜ガーデン(’イルミネーション’)

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