シソ目/ゴマノハグサ科/ネメシア属 花期/12月~5月
学名/Nemesia spp.
外来種改良種
#ネメシア 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
園芸栽培される、南アフリカ共和国を原産とする一年草(越年草)。ネメシア属に分類される植物の総称である。ネメシア・ストルモサ(学名/Nemesia strumosa)を元に作出された園芸品種が主に流通している模様。ネメシア・ストルモサの和名はウンランモドキ(海蘭擬)ないしフクロウンラン(袋海蘭)。宿根ネメシアの名前で売られているのはネメシア・カエルレア(学名/Nemesia caerulea)などから作られた園芸種で、一応多年草であるが、夏越しが難しいので一年草として終わってしまうことも。また夏越しできてもニ三年で寿命を迎えてしまうようである。半分くらいにばっさり切り戻して、肥料を切らして、水もぎりぎり死なない程度に控えて乾燥気味にして、風通しの良い涼しい(朝だけ陽が当たる)半日陰などに置いて、もし夏越しに成功すれば10月頃にはまた開花が見込めるだろう。ホームセンターの園芸コーナーに並ぶようになるのはふつうは冬(12月)に突入したあたりから。花がたくさん咲いてくれるのは春になってから。基本的には梅雨を迎えたあたりで高温多湿にやられて終わり。茎下方の葉が黄色くなってきたら蒸れている危険信号。冬の耐寒性はまずまずあるが、咲きっぷりが悪くなるので霜にはなるべく当てないように軒下などで管理してやると良い。
コンテナに植えられた#ネメシア(中央赤紫のみ、周囲はリナリア) 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
コンテナに植えられた#ネメシア(中央赤紫のみ、周囲はリナリア) 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
キンギョソウ(金魚草)、ネメシア、リナリアの”キンギョソウ三姉妹”はいずれも主に冬から春にかけて販売され、花の形状も似通っている。キンギョソウは明らかに花が大きいが、ネメシアかリナリアはどちらも花が小振りなものなので特に両者が紛らわしい。但し葉の形状は三者三様。披針形(ひしんけい)で鋸歯(きょし)がない全縁(ぜんえん)の葉がキンギョソウ、キンギョソウに似た形状の葉であるが鋸歯があるのがネメシア、細い線形だったらリナリア、である。
#ネメシアの葉 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
#ネメシアの葉 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
#ネメシアの葉(左側の細葉はリナリア) 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
ネメシアの花
ぱっと見はリナリアと区別ができないような形状と大きさの花を咲かせる。品種によって良く香るものがある。
#ネメシア 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
#ネメシア 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
#ネメシア 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
#ネメシア 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
#ネメシア 藤沢市・湘南モールフィル 2021/02/23
#ネメシア 横浜市戸塚区・俣野別邸庭園 2021/02/25