ヒメツルソバ

姫蔓蕎麦 ナデシコ目/タデ科/イヌタデ属 花期/真夏を除いてほぼ年中 花見頃/10月下旬~12月 紅葉/12月~2月中旬
学名/Persicaria capitata (Buch.-Ham. ex D.Don) H.Gross

外来種駆除

生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」

ヒメツルソバ 大磯町東小磯 2020/11/18

#ヒメツルソバ 大磯町東小磯 2020/11/18

園芸栽培される、ヒマラヤ原産の多年草。別名カンイタドリ(寒虎杖)、旧属名からポリゴナム(Polygonum)とも。地面を這うように広がる、あるいは、やや湿りがちな石垣などにへばりついて群生する。花はかわいらしいピンク色ないし白色で、花序は小さなぼんぼんになる。花は意外と年中見られるが、秋深まるにつれ数を増やし一面に絨毯のごとく大いに繁る。またところにより葉が真っ赤に紅葉することも。雨後や朝露に濡れた葉の方が美しく映るか。寒さが厳しくなる12月下旬には勢いが失せて再びへたれ、霜が降りれば除草剤でも浴びせたかの如く地上部は一気に枯れて傷むが、園芸業界が言うところの宿根草として根は残るので完全には消滅せず、春になればまた芽吹いてくるだろう。ぱっと見かわいらしいため民家の庭などで栽培されることあるも、大掛かりにグラウンドカバーとして利用するのはやめておいた方が良い。こぼれダネが風に飛ばされ、隣近所の他人様の敷地内で生え放題に生えてくる。各ご家庭に毎年百本二百本を超える数の草むしりを強いることになりかねないため、陰で恨まれよう。自分に迷惑が掛からない場所にあってこその、かわいらしい花である。市街地の川べりなどにもよく帰化あり。定着すると大群生しやすい。

丘陵地の擁壁に茂ったヒメツルソバ 大磯町東小磯 2020/11/18

丘陵地の擁壁に茂った#ヒメツルソバ 大磯町東小磯 2020/11/18

丘陵地の擁壁に茂ったヒメツルソバ 大磯町東小磯 2020/11/18

丘陵地の擁壁に茂った#ヒメツルソバ 大磯町東小磯 2020/11/18

丘陵地の擁壁に茂ったヒメツルソバ 大磯町大磯 2020/11/18

丘陵地の擁壁に茂ったヒメツルソバ 大磯町大磯 2020/11/18

丘陵地の擁壁に茂ったヒメツルソバ 大磯町大磯 2020/11/18

丘陵地の擁壁に茂ったヒメツルソバ 大磯町大磯 2020/11/18

護岸ブロックに生えたヒメツルソバ、市街地でよく見かける光景 横浜市磯子区・大岡川 2018/12/23

護岸ブロックに生えたヒメツルソバ、市街地でよく見かける光景 横浜市磯子区・大岡川 2018/12/23

護岸ブロックに大群生したヒメツルソバ 鎌倉市岩瀬・砂押川 2011/11/08

護岸ブロックに大群生したヒメツルソバ 鎌倉市岩瀬・砂押川 2011/11/08

護岸ブロックに生えたヒメツルソバ 藤沢市湘南台・引地川 2020/09/30

護岸ブロックに生えたヒメツルソバ 藤沢市湘南台・引地川 2020/09/30

鎌倉では円覚寺(えんがくじ)仏殿(ぶつでん)裏のものが紅葉や十一月初旬の宝物風入(ほうもつかぜいれ)を目当てに訪れた観光客の目に触れる機会が多く人気を博している。※のち刈り取られ、令和2年(2020)現在見るべきものなし。

ヒメツルソバ 鎌倉市・円覚寺 2016/10/31

#ヒメツルソバ 鎌倉市・円覚寺(えんがくじ) 2016/10/31

ヒメツルソバ 鎌倉市・円覚寺 2016/10/31

#ヒメツルソバ 鎌倉市・円覚寺 2016/10/31

ヒメツルソバ 鎌倉市・円覚寺 2016/10/31

#ヒメツルソバ 鎌倉市・円覚寺 2016/10/31

日本の山野に自生するのはツルソバで、もっと大柄なもの。似ていないので誤認することはない。

ヒメツルソバの花

ピンクや白の、頭状花序(とうじょうかじょ)と呼ばれる小さなぼんぼん形。はじめピンクで、咲いているうちに白っぽくなって、のち茶色く傷む。

ヒメツルソバ 鎌倉市・円覚寺 2016/10/31

#ヒメツルソバ 鎌倉市・円覚寺 2016/10/31

ヒメツルソバ 大磯町東小磯 2020/11/18

#ヒメツルソバ 大磯町東小磯 2020/11/18

ヒメツルソバ 鎌倉市大町・大巧寺参道沿い民家前 2019/01/24

#ヒメツルソバ 鎌倉市大町・大巧寺参道沿い民家前 2019/01/24


#建長寺(半僧坊階段下 ※平成23年(2011)から)、#円覚寺(仏殿裏)

横須賀市田浦町・#のの字坂下、小袋谷川(水堰橋西側)、鎌倉市岩瀬・砂押川(「下関」バス停西側)