ヒイラギ

柊 ゴマノハグサ目/モクセイ科/モクセイ属 花期/10月中旬~12月 結実期/5月下旬~6月上旬

ヒイラギの葉

常緑の小高木で、雌雄異株(しゆういしゅ)。鋭利な鋸歯のある葉で知られるヒイラギは魔除けとして鬼門の方角(北東)に植えると良いとされ、寺の境内や庭に多い。反対の裏鬼門(南西)にはナンテン(南天)を植えるのだとか。2月3日頃の節分ではヒイラギの葉に焼いたイワシ(鰯)の臭い頭を刺して飾り、鬼除けとする風習が見られる。

ヒイラギの葉 藤沢市・長久保公園 2016/12/09

ヒイラギの葉 藤沢市・長久保公園 2016/12/09

ヒイラギの葉といえばなんといっても強烈な棘(とげ)が印象的。ところがこの棘は木が大きく成長するに従って減ってゆき、しまいには棘が一切ないふつうの全縁(ぜんえん)の葉に変わる。

ヒイラギの棘を失いつつある葉 鎌倉市・浄光明寺 2017/10/09

ヒイラギの棘を失いつつある葉 鎌倉市・浄光明寺 2017/10/09

ヒイラギの棘を失った葉 鎌倉市・浄光明寺 2017/10/09

ヒイラギの棘を失った葉 鎌倉市・浄光明寺 2017/10/09

なお若木の頃から棘がなく葉が後ろにくるっとカールするものがツカミヒイラギ(掴み柊)と命名されて江の島にある。

ヒイラギは山地に自生し、神奈川県内でも丹沢や大山に分布。湘南・鎌倉・三浦半島では丘陵地に林内のひょんな場所にヒイラギの幼木が生えていることが稀にあるが、これは一体何ものか。周辺に成長したヒイラギは見られないので自生のものではないだろう。栽培ものの逸出が疑われるが、公園や寺境内などに植えられているものはなぜかは知らぬが雄株ばかりで雌花を滅多に見ない。

ヒイラギの幼木 平塚市・高麗山公園 中央広場北 2017/02/19

ヒイラギの幼木 平塚市・高麗山公園 中央広場北 2017/02/19

ヒイラギの名を冠する別種に、ヒイラギモクセイ(柊木犀)(ギンモクセイとヒイラギの雑種)、クリスマスの装飾に使われるセイヨウヒイラギ(西洋柊、ヨーロピアンホーリー、イングリッシュホーリー、クリスマスホーリー)ヤバネヒイラギモチ(矢羽柊黐、ヒイラギモチ、シナヒイラギ、チャイニーズホーリー)ヒイラギナンテン(柊南天)などがある。

ヒイラギの花

秋から冬に咲く白色の小さな花はキンモクセイ(金木犀)のような甘い芳香を放つ。

ヒイラギの雄花 藤沢市・長久保公園 2016/12/09

ヒイラギの雄花 藤沢市・長久保公園 2016/12/09

ヒイラギの雄花 鶴岡八幡宮 2016/12/02

ヒイラギの雄花 鶴岡八幡宮 2016/12/02

ヒイラギの雄花 鶴岡八幡宮 2016/12/02

ヒイラギの雄花 鶴岡八幡宮 2016/12/02

ヒイラギの雄花 鶴岡八幡宮 2016/12/02

ヒイラギの雄花 鶴岡八幡宮 2016/12/02

ヒイラギの雌花 鎌倉市・浄光明寺 2017/11/16

ヒイラギの雌花 鎌倉市・浄光明寺 2017/11/16

ヒイラギの雌花 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/11/12

ヒイラギの雌花 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/11/12

ヒイラギの雌花 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/11/12

ヒイラギの雌花 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/11/12

ヒイラギの実

実は同じモクセイ科のネズミモチ(鼠黐)によく似たもの。緑色から黒っぽく熟す。

ヒイラギの実 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/05/29

ヒイラギの実 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/05/29

ヒイラギの実 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/05/29

ヒイラギの実 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/05/29

ヒイラギの実 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/05/29

ヒイラギの実 横浜市戸塚区・舞岡公園 2017/05/29


横浜市戸塚区・舞岡公園(雌株あり=さくら休憩所公衆トイレ前に1本・小谷戸の里門外生垣内に若干数)、横浜市戸塚区・俣野園(入口右手)

報国寺(本堂向かいのサクラの下)、別願寺、鶴岡八幡宮(鶴岡幼稚園舎西側に雄株、11月末)、英勝寺(通用門入ってすぐ左手に大樹、若枝以外は葉の棘をほぼ失う、やや病気、花は高所のみか、12月初旬、木曜定休)、光則寺(山門外)、鎌倉市植木・龍宝寺(幼稚園と畑の間のモクレン下)、フラワーセンター大船植物園(和風庭園に雄株、12月初旬、ツカミヒイラギも)、藤沢市・長久保公園(多いがいずれも雄株、12月上旬)、江の島サムエル・コッキング苑(ツカミヒイラギ、市指定天然記念物、台風などで樹勢悪い)、大磯城山公園(ひかりの広場北側)

横須賀市平作・大蔵寺(駐車場への脇道沿いに雌株)、鎌倉市材木座・五所神社(参道入口に雄株)、散在ガ池森林公園(管理棟~ケイワタバコ群生地の池側に雌株)、平塚市・総合公園(香りの森、雄株ばかり)

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