オオナワシログミ

大苗代茱萸 バラ目/グミ科/グミ属 花期/11月中旬~下旬 (結実期/4月)
学名/Elaeagnus × submacrophylla Servett.

改良種

オオナワシログミ(フイリグミ)の葉 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

#オオナワシログミ(フイリグミ)の葉 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

オオバグミ(大葉茱萸、別名マルバグミ(丸葉茱萸))ナワシログミ(苗代茱萸)の自然雑種とされる常緑の低木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。神奈川県内にナワシログミの自生がないので、当然ながら本種も自生なし。栽培されることがある。基本的な外観および開花時期はオオバグミに準ずる。但し、オオバグミのような極端な丸形大葉はない、オオバグミほど葉柄(ようへい)は長くない、オオバグミほど花に茶色の鱗状毛(りんじょうもう)はないので白っぽい、といった違いあり。オオバグミとツルグミ(蔓茱萸)の自然雑種にアカバグミ(赤葉茱萸)ないしオオバツルグミ(大葉蔓茱萸)なるものもあり、見分けはちょっと厄介。純粋なオオバグミなのか、ちょっと違和感があってそれはナワシログミの要素なのかツルグミの要素が入っているからなのか、を精査しなくてはいけない。

葉の縁(ふち)に黄色の斑(ふ)が入る園芸品種があり、新築マンションの生垣等として植栽される。”ナワシログミの園芸種「斑入りグミギルド・エッジ‘」、学名/Elaeagnus × ebbingei Door.”、などとして流通している。なお、品種名は’ギルト・エッジ(Gilt Edge、金色の縁取りの意)’が正しく、その学名はシノニム(支持されていない学名)。葉の中央部が黄色になる’ライムライト’や’マリリン’といった品種も出回っている。

オオナワシログミ(フイリグミ)が混じった生垣 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

#オオナワシログミ(フイリグミ)が混じった生垣 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

オオナワシログミ(フイリグミ)の葉 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

#オオナワシログミ(フイリグミ)の葉 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

オオナワシログミ(フイリグミ)の葉 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

#オオナワシログミ(フイリグミ)の葉 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

オオナワシログミ(フイリグミ)の葉 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

#オオナワシログミ(フイリグミ)の葉 オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/10/21

オオナワシログミの花

マルバグミと同時期にほぼ同形の花が咲く。強剪定に遭っていると花付きは悪くなるが。

オオナワシログミ(フイリグミ) オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/11/17

#オオナワシログミ(フイリグミ) オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/11/17

オオナワシログミ(フイリグミ) オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/11/17

#オオナワシログミ(フイリグミ) オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/11/17

オオナワシログミ(フイリグミ) オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/11/17

#オオナワシログミ(フイリグミ) オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/11/17

オオナワシログミ(フイリグミ) オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/11/17

#オオナワシログミ(フイリグミ) オハナ茅ヶ崎ガーデニア 2021/11/17

雑種によくある傾向として、実はふつうならない。


横浜市栄区・#横浜自然観察の森?

#テラスモール湘南(インナチュラル テラスモール湘南店東側にフイリ一群)、#江の島?、#オハナ茅ヶ崎ガーデニア(左富士通り側および北東端に植え込みにフイリ多い)

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

関連記事 – 仲間・似ている・紛らわしい

オオオバグミ(マルバグミ)

ナワシログミ

ナツグミ

アキグミ

ツルグミ