オギ

荻 イネ目/イネ科/ススキ属 花期/10月 見頃/9月中旬~11月

自生種

河川敷や湿地に生える多年草。群生する。荻野(おぎの)さん、荻原(おぎわら)さんのオギ。漢字表記はハギ(萩)と混同しないよう。荻と萩は書き間違える人がとても多い。ススキ(芒)に比べて知名度が格段に落ちるオギであるが、意外とその辺に生えている。つまり、ススキだと思われているそれはじつはオギである可能性が大いにあるということ。ススキとオギはきちんと見分けられるようにしておきたい。

ススキは乾燥した地面に、オギはやや湿った場所を好むので河川敷や湿地に、アシ(葦)は完全に水気のある湿地や水中(海水にも耐える)に生える。やや乾き気味の場所に生えているオギはススキと、水辺に生えるオギはアシと混生することがあるため、見分けが少々厄介である。ススキ・オギ・アシのうち、一地点にこんもりと叢生(そうせい、株立ち)するのはススキのみで、オギとアシは間隔を空けてまんべんなく生える。

オギの群生(黄色はセイタカアワダチソウ) 平塚市・馬入水辺の楽校 2017/10/10

オギの群生(黄色はセイタカアワダチソウ) 平塚市・馬入水辺の楽校 2017/10/10

葉はススキと同様に、中心に一本の白色の脈がくっきり通る。アシの葉には葉脈は見られない。

オギの花

オギの実

穂はススキに比べて白っぽく、ときに純白でススキよりも美しい。近寄ってよく見れば、ススキの小穂(しょうすい)に見られる芒(のぎ、ちょろ毛)がオギにはないことが確認できる。アシの穂は茶色みが強くふかふか感も物足りないためあまりきれいには感じられず、見分けられるだろう。

オギの実 引地川親水公園湿性植物園 2016/10/27

オギの実 引地川親水公園湿性植物園 2016/10/27

秋深まって枯れてくると茶色っぽくなり、アシと紛らわしくなってくる。

オギの熟した実 藤沢市・引地川親水公園大庭遊水地 2018/11/24

オギの熟した実 藤沢市・引地川親水公園大庭遊水地 2018/11/24

オギの熟した実 藤沢市・引地川親水公園大庭遊水地 2018/11/24

オギの熟した実 藤沢市・引地川親水公園大庭遊水地 2018/11/24


小網代の森(「やなぎテラス~えのきテラス」間の湿原に群生、アシも群生、ススキはえのきテラス周辺に少数株あるのみ)、馬入水辺の楽校(群生)

引地川親水公園湿性植物園(北側半分に群生、南側はアシの群生)

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