秋楡 バラ目/ニレ科/ニレ属 花期/8月末~9月 結実期/10月~11月 紅葉・黄葉/11月上旬~12月中旬
学名/Ulmus parvifolia Jacq.
駆除
#アキニレの花期(初秋)の葉 藤沢市・長久保公園 2019/09/27
西国に自生がある落葉高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。春咲きのニレであるハルニレに対して、秋咲きなのでアキニレ。湘南・鎌倉・三浦半島では、基本的には公園木やマンションなどの緑化に植えられているものを見かけることがある程度。その種子が野外に逸出して帰化していることも。葉と幹(樹皮)が特徴的。
#アキニレ 藤沢市・長久保公園 2019/09/27
#アキニレの大木 藤沢市・長久保公園 2021/09/15
葉は互生で、大きな木になる割に小さめ、硬め。ぱっと見は少しばかりヒサカキ(非榊)の葉に似るか。葉の基部は左右不揃い(非対称)。
#アキニレの初夏の若い葉 茅ヶ崎市西久保 2019/05/18
#アキニレの葉 茅ヶ崎市西久保 2018/09/12
#アキニレの葉裏 茅ヶ崎市西久保 2018/09/12
#アキニレの花期(初秋)の葉 藤沢市・長久保公園 2019/09/27
#アキニレの花期(初秋)の葉 藤沢市・長久保公園 2019/09/27
幹の樹皮は鱗片状に剥がれ、ケヤキ(欅)以上に汚らしい感じになる。
#アキニレの幹(樹皮) 藤沢市・長久保公園 2019/09/27
#アキニレの幹(樹皮) パークタウン茅ヶ崎 2020/03/13
特にアキニレが好物だという中国・朝鮮半島原産のツヤハダゴマダラカミキリ(艶肌胡麻斑髪切)に注意。国際自然保護連合(IUCN)「世界の侵略的外来種ワースト100」。万が一発見したらば自治体(県ないし各市町村)に連絡し、早期撲滅することが肝要。
アキニレの花
小さくて目立たない花が枝に多数付く。赤みを帯びて四裂する小さな(花冠のような萼筒のような)花被から雄蕊と雌蕊を突き出す。雄蕊の葯は黄色で、花粉を放出し終わるとたちまち褐色に傷む。雌蕊の花柱は二裂し、白い毛が多く生えている。受粉が完了するとたちまち緑色の若い子房が膨らみ始める。蕊の伸長がまだ不完全だったり葯がもう汚くなっていたり子房が既に膨らんでいたりするもの多く、タイミング良く雄蕊と雌蕊がきれいな状態で観察できる花はあまりないかもしれない。
#アキニレ 藤沢市・長久保公園 2019/09/27
#アキニレ 藤沢市・長久保公園 2019/09/27
#アキニレ 藤沢市・長久保公園 2019/09/27
アキニレの実
翼果(よくか)と呼ばれるタイプの実。緑色から茶色に枯れたように変色して熟す。
#アキニレの花後に膨らみ始めた若い実(と残存している雌蕊) 茅ヶ崎市西久保 2018/09/12
#アキニレの未熟な実 茅ヶ崎市西久保 2018/09/19
#アキニレの熟し始めた実 茅ヶ崎市西久保 2018/10/15
#アキニレの熟した実 茅ヶ崎市西久保 2018/11/12
#アキニレの熟した実 藤沢市・長久保公園 2019/12/11
実(の一部)は春まで残る。
アキニレの紅葉・黄葉
秋に紅葉する。赤くなるもの、黄色くなるもの、両方ある模様。
#アキニレの紅葉 横浜市都筑区・センター南駅~茅ヶ崎東なのはな公園 2021/11/03
#アキニレの紅葉 横浜市都筑区・センター南駅~茅ヶ崎東なのはな公園 2021/11/03
#アキニレの黄葉 横浜市都筑区・茅ヶ崎東小学校横 2021/11/03
#アキニレの黄葉 横浜市金沢区・金沢自然公園 2020/12/15
#アキニレの落葉 横浜市都筑区・茅ヶ崎東なのはな公園~茅ヶ崎公園 2021/11/03
横浜市都筑区・#「センター南」駅~茅ヶ崎東なのはな公園~茅ヶ崎公園(遊歩道の街路樹に多い)、横浜市緑区・#四季の森公園(北口広場の池側に3本)
横浜市金沢区・#金沢自然公園(Ⅱノ沢遊水池上の園路沿いに高木)
#長久保公園(渓流広場周辺に目線に花咲く小高木あり)
#花菜ガーデン(田んぼ道に2本)