秋海棠 ウリ目/シュウカイドウ科/シュウカイドウ属 花期/8月下旬~10月 結実期/11月~12月
学名/Begonia grandis Dryand.
外来種
#シュウカイドウ 鎌倉市・光則寺 2018/09/28
日陰を好む中国原産の多年草で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)の雌雄異花。ベゴニアの一種であるが、シュウカイドウをベゴニアと呼ぶことはなくきちんと独立させてシュウカイドウと呼び分けている。名は、秋に咲く、ハナカイドウ(花海棠)のようなかわいらしい薄ピンク色の花、の意。「新・秋の七草」の一つ。栽培されている(いた)人家周辺の野山に逸出帰化していることが希にある。
#シュウカイドウ 鎌倉市坂ノ下・御霊神社 2018/09/28
#シュウカイドウ 二宮町・せせらぎ公園 2016/09/14
#シュウカイドウ 箱根町仙石原・長安寺 2017/09/09
実が熟しかけている#シュウカイドウ 大磯町・高麗山公園 2020/11/18
葉は左右非対称の不思議な形で、まるで觔斗雲(きんとんうん)のよう。
#シュウカイドウの葉 厚木市・荻野運動公園野草園 2016/10/02
名前を混同しそうになるシュウメイギク(秋明菊)はまったくの別種。
シュウカイドウの花
ぱっと見で目に留まる花は雄花。大きな花弁(のように見える萼片)が二枚に、小さめな花弁が二枚。
#シュウカイドウの雄花 厚木市・荻野運動公園野草園 2016/10/02
#シュウカイドウの雄花 鎌倉市・光則寺 2018/07/08
花の裏側に直角三角形の翼(よく)を持つ子房があれば雌花。大きな花弁(に見える萼片)が二枚に、小さめな花弁は一枚だけ。子房が重たいのかうなだれて真下を向いたままなため、花開いていることに気づかないかもしれない。咲き終わると萼片と花弁が落ち、やげん軟骨形の子房の先端に黄色い雌蕊が残った姿に変わる。
#シュウカイドウの雌花 鎌倉市坂ノ下・御霊神社 2018/09/28
#シュウカイドウの雌花 鎌倉市・光則寺 2018/09/28
#シュウカイドウの雌花 鎌倉市坂ノ下・御霊神社 2018/09/28
薄色な#シュウカイドウ 鎌倉市・光則寺 2019/08/27
薄色な#シュウカイドウの雄花 鎌倉市・光則寺 2019/08/27
薄色な#シュウカイドウ 鎌倉市・光則寺 2018/09/28
シュウカイドウの実
雌花が少しばかり膨らむだけで大きな変化はなく実に変わる。
#シュウカイドウの熟しかけている実 大磯町・高麗山公園 2020/11/18
#シュウカイドウの熟しかけている実 大磯町・高麗山公園 2020/11/18
#シュウカイドウの熟しかけている実 大磯町・高麗山公園 2020/11/18
鎌倉市浄明寺・衣張山登り口(平成巡礼道、入口民家の栽培ものが山道沿いに帰化)、#浄智寺、#光則寺、#長谷寺、鎌倉市坂ノ下・#御霊神社、二宮町・#せせらぎ公園(8月末~9月上旬)