武蔵鐙 オモダカ目/サトイモ科/テンナンショウ属 花期/4月~5月 結実期/11月
学名/Arisaema ringens (Thunb.) Schott
有毒稀少
#ムサシアブミ 鎌倉市・浄妙寺 2018/04/22
林内に生える多年草で、ちょっと変わった形状のテンナンショウ(天南星)の仲間。名は、武蔵国(東京都)で造られていた型の鐙(あぶみ)に姿が似ることに因む。鐙とは、馬上の騎馬武者が足を乗せる馬具、自転車でいうところのペダルのこと。ベレー帽にも似ているか。湘南・鎌倉・三浦半島で野生状態で生えているものは希。但し、いずれも栽培ものの逸出と考えられている。県内で最初に”発見”されたのは昭和62年(1982)になってから。
#ムサシアブミ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/13
葉は、茎を二本伸ばして小葉が各三枚。葉はときに巨大なものになる。
#ムサシアブミの葉 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/08
#ムサシアブミ 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/08
ムサシアブミの花
#ムサシアブミ 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/08
#ムサシアブミ 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/08
#ムサシアブミ 鎌倉市・浄妙寺 2017/05/08
#ムサシアブミ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/13
テンナンショウの仲間は似通ったものがたくさんあるが、ムサシアブミほど奇怪な形状をしているものはないので見間違えることはなかろう。
ムサシアブミの実
横浜市栄区・横浜自然観察の森(生態園)、横浜市戸塚区・#俣野園
観音崎公園、#浄妙寺(竹林周辺)、#東慶寺、#円覚寺、#葛原岡神社、#光則寺(本堂前コウライタチバナの下)、山崎・台峯緑地
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)
横浜市中区の本牧山頂公園で見つけました 10数株ありました 2023-4-10