唐種招霊 モクレン目/モクレン科/モクレン属 花期/5月 結実期/8月~10月
学名/Magnolia figo (Lour.) DC.
外来種改良種
#カラタネオガタマ 鎌倉市・瑞泉寺 2017/05/05/
園芸栽培される、中国原産の常緑の小高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。公園や民家の庭などに植えられることがあり、実際に見かけるのは樹高2mちょっとの低木であることが多い。鎌倉の寺境内にも多くあるので、観光の際に見かける機会は多いだろう。モクレン属ではなく、オガタマノキ属に分類されることもある(その場合の学名はMichelia figo (Lour.) Spreng.)。中国名は含笑花(ハンシャオファ)。ミヤマガンショウ(深山含笑)の含笑はカラタネオガタマのことである。トウオガタマ(唐招霊)とも。
#カラタネオガタマ 鎌倉市・浄智寺 2024/05/06
#カラタネオガタマの枝葉 逗子市・蘆花記念公園旧脇村邸 2019/01/24
近似の日本在来種にオガタマノキ(招霊木)あり。カラタネオガタマとは、中国原産種のオガタマノキ、の意。オガタマノキは神社に植樹されているものの見かけるのは希で、湘南・鎌倉・三浦半島で栽培されているだいたいはカラタネオガタマの方。樹名板に「オガタマノキ」「オガタマ」などと記載されているものであってもその正体はカラタネオガタマであることも多い。
カラタネオガタマの花
ホオノキ(朴の木)をワンコインサイズにしたような形状の、かわいらしい花を咲かせる。またその花は熟したバナナ(甘蕉)の実のような芳香があることで有名。鼻を近づけて嗅ぐまでもなく周囲3mくらいの範囲をふわっと甘い香りで包み込むため、その匂いで”カラタネオガタマの花が近くで咲いている”ことに気づかされることがよくあるだろう。なお完全に開いた花よりも、蕾がふわっとほころんで開き始めたくらいの花の方が強く良好な香りを備えている。花色はふつう淡い黄色。園芸品種がいろいろ生み出されているようで、花が赤みを帯びるものなども。
#カラタネオガタマの蕾 鎌倉市・長谷寺 2021/02/23
#カラタネオガタマの蕾 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/04/09
#カラタネオガタマの蕾 横浜市南区・こども植物園 2017/04/28
#カラタネオガタマ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/05/05
#カラタネオガタマ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/05/05
#カラタネオガタマ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/05/05
#カラタネオガタマ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/05/05
#カラタネオガタマ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/05/05
#カラタネオガタマ 鎌倉市・瑞泉寺 2017/05/05/
#カラタネオガタマ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/05/05
#カラタネオガタマ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/05/05
#カラタネオガタマ 横浜市金沢区・金沢自然公園 2017/05/05
#カラタネオガタマ 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04
#カラタネオガタマ 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04
#カラタネオガタマ 横浜市緑区・四季の森公園 2021/05/04
キバナニオイロウバイ(黄花匂蝋梅)も似たような甘い芳香あり。
カラタネオガタマの実
コブシ(辛夷)を小さくしたような実ができることがあるが、ふつうは結実しないという。
#カラタネオガタマの実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01
#カラタネオガタマの実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01
#カラタネオガタマの実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01
#カラタネオガタマの実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01
横浜市緑区・#四季の森公園(蛍川橋の北口広場寄り池側に紫濃いめ)
#覚園寺(山門脇、バラなど植える民家も多く5月上旬谷戸全体が甘く香る)、#浄智寺、#光則寺、#極楽寺(朱印所前 ※撮影禁止)
#蘆花記念公園旧脇村邸、#大巧寺(リキュウバイと本堂の間)、#本覚寺(公衆トイレ向かい)、#建長寺(唐門横半僧坊道)、#長谷寺(駐車場生垣に「オガタマ」として若木、海光庵前に「招霊木(おがたまのき)」として)、#収玄寺(「オガタマ」として)、鎌倉市腰越・#本龍寺