彼岸花 クサスギカズラ目/ヒガンバナ科/ヒガンバナ属 花期/9月中旬~下旬 結実期/11月中旬~下旬
学名/Lycoris radiata (L’Hér.) Herb.
有毒危険改良種
#ヒガンバナ 茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
中国原産という球根性の多年草。彼岸(9月22日ないし23日)に見頃を迎えるためヒガンバナと呼ばれるが、マンジュシャゲ(曼珠沙華)という別名もある。これは古代インドのサンスクリット語Manjusakaの音写で、見る者を浄化する力のある天上に咲く花を意味するという。ハギ(萩)と並んで秋の訪れを強く印象付ける花。昭和時代(-1989)は墓地に多く咲いたため死を連想させる縁起の良くない不吉な花という印象を持たれ、シビトバナ(死人花)の異名もあった。近年は都市部で数を減らしたせいもあってか、赤色が美しく絵になる花として人気が高まっている。近年はホームセンターで新しい園芸品種の球根も数多く市販されており(七・八月)、原種のヒガンバナなのか何なのかよくわからないものはヒガンバナ属を意味するリコリスと呼んでお茶を濁す。ヒガンバナのような花に思えるけれどリコリスの名で売られている、というものの正体はもう不明。
#ヒガンバナ 鎌倉市浄明寺・釈迦堂切通北側 2011/10/01
#ヒガンバナ 藤沢市打戻/茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
#ヒガンバナ 藤沢市遠藤/茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
#ヒガンバナ 藤沢市打戻/茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
#ヒガンバナ 茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
#ヒガンバナと#シロバナマンジュシャゲ 海老名市大谷(おおや)・貫抜川放水路 2024/10/02
#ヒガンバナと#シロバナマンジュシャゲ 海老名市大谷・貫抜川放水路 2024/10/02
#ヒガンバナ 南足柄市千津島(せんづしま) 2017/09/14
#ヒガンバナ 南足柄市千津島 2024/10/02
#ヒガンバナ 伊勢原市日向 2015/09/21
#ヒガンバナ、大山を背景に 伊勢原市日向 2015/09/21
#ヒガンバナ 伊勢原市日向 2015/09/21
#ヒガンバナ、大山を背景に 伊勢原市日向 2015/09/21
球根も含めて有毒なため、ヒガンバナを植えておくとモグラ除けに効くという俗説あり。真実は不明。
#ヒガンバナ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2018/09/17
葉は花が咲き終わってしばらくしたら(本来はこの間に実ができる)生え出て、春にかけて茂る。寒くなると葉の伸長は止まるようで、冬の葉の茂り具合は個体差あり。花が咲いているときに葉はないので、ヒガンバナの葉を見た記憶がないという人は多いかも。
#ヒガンバナの生え出た葉 茅ヶ崎市浜之郷 2019/10/28
#ヒガンバナの葉 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2016/12/05
#ヒガンバナの葉 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2016/12/05
#ヒガンバナの葉表 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2016/12/05
#ヒガンバナの葉裏 茅ヶ崎市・湘南タゲリ米の里 2016/12/05
#ヒガンバナの葉 茅ヶ崎市萩園 2020/01/01
#ヒガンバナの葉(中央、周辺の直立するのはスイセン) 鎌倉市・大船フラワーセンター 2020/01/10
葉はゴールデンウィーク(4月末~5月初旬)頃には枯れる。
#ヒガンバナの枯れた葉 茅ヶ崎市浜之郷 2024/05/12
ヒガンバナの花
花の色は赤。最低気温が15℃近くまで下がると花が急激に劣化するので注意。
#ヒガンバナの蕾 寒川町宮山 2021/09/10
#ヒガンバナの蕾 藤沢市打戻/茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
#ヒガンバナの開き始めた蕾 小田原市上曽我・瑞雲寺 2024/10/02
#ヒガンバナの開き始めた蕾 小田原市上曽我・瑞雲寺 2024/10/02
#ヒガンバナ 藤沢市遠藤/茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
#ヒガンバナ 藤沢市遠藤/茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
#ヒガンバナ 茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
#ヒガンバナ 鎌倉市・浄光明寺 2012/09/25
白花(といいながら実際はクリーム色っぽいのだが)だったらシロバナマンジュシャゲ(白花曼珠沙華)。近頃は品種改良が進んでいるようで、正体がよくわからないものはヒガンバナ属に分類される植物を総称するリコリスと呼ばれる。
#リコリス 藤沢市打戻/茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
#リコリス 藤沢市打戻/茅ヶ崎市芹沢・小出川 2019/09/27 ※開花遅れ
春の彼岸(3月20日ないし21日)に咲く花といえば、意外にもサクラ(桜)。ヒガンザクラ(彼岸桜)、エドヒガン(江戸彼岸)と呼ばれる品種がある。
ヒガンバナの実
ヒガンバナは不稔(ふねん)で種子はできない。代わりに、球根が増殖する。
#ヒガンバナの花後 鎌倉市・鶴岡八幡宮 2018/09/28
#ヒガンバナの花後 鎌倉市・鶴岡八幡宮 2018/09/28
ヒガンバナの変種とされるものに黒い種子を作るコヒガンバナ(小彼岸花)というものがあるらしい。やや早咲きな傾向があるという。
といった話を覆し、ヒガンバナだと思っていたものが実を作ることがある。膨らんだ実の内部では白色の柔らかな種子が形成され始めている。しかしてタネを作っている最中だというのに花茎(かけい)は力を失って倒れ、茶色く(黄色く)変色し始める。ここで完全に茎が茶色く枯れて干からびたなら種子はできない、枯れそうで枯れずに水気は保っていれば種子ができる可能性が高い。しばらく待てば黒い皮に包まれた硬い種子が見つかるかもしれない。十一月二十日頃、もしゃもしゃ茂った葉に半ば埋もれるように倒れている花茎をまじまじと探してみると良い。流し見る程度では発見できない。なお熟した途端に黒色種子が露出し、種子はたちまちのうちに落下し草藪に消えてしまうので要注意。ニ三日置きに状態を確認したい。
#ヒガンバナのまだ柔らかい未熟な実 茅ヶ崎市西久保 2019/10/20
#ヒガンバナのまだ柔らかい未熟な実 茅ヶ崎市西久保 2019/10/20
#ヒガンバナの少し硬くなってきた熟しかけている実 茅ヶ崎市西久保 2019/11/16
#ヒガンバナの熟した実 茅ヶ崎市西久保 2019/11/21
#ヒガンバナの熟した実 茅ヶ崎市西久保 2019/11/21
#ヒガンバナの種子 茅ヶ崎市西久保 2019/11/22
埼玉県日高市高麗本郷・#巾着田曼珠沙華公園(きんちゃくだ-)、横浜市港北区・#西方寺
#宝戒寺(白・黄色(ショウキズイセンか)なども)、#鶴岡八幡宮(築山稲荷社沿い、段葛二ノ鳥居付近=平成28年(2016)完工の段葛整備工事で滅失)、#長寿寺(鎌倉街道沿い、黄色も)、#浄光明寺(不動堂前)、#英勝寺(仏殿前の白はやや早咲き、群生の赤は咲きムラも ※木曜日定休に注意)、#極楽寺(ハギと合わせて)、藤沢市遠藤/打戻/獺郷/寒川町大蔵(おおぞう)/茅ヶ崎市芹沢・#小出川「花とせせらぎの道」(「苅込(かりごめ)」交差点(バス停名は「刈込」)付近の大黒橋(だいこくばし)~「打戻根下(うちもどりねした)」交差点付近の新道橋(しんみちばし)の間を中心に、下流は寒川町・青少年広場付近の追出橋(おんだしばし)まで、周辺にはコンビニ1店舗(ローソンLTF遠藤店)のみ・仮設トイレ少ないので茅ケ崎里山公園里の家トイレを拝借も、周辺の農地に立ち入らぬこと、野焼き多い、破裂音はスズメ除けの爆音機による)
#遠藤笹窪谷戸公園(修景地東側、場所は良いが雑草が刈られないので見栄え悪い)、
#千ノ川(茅ヶ崎市消防署南側)、#小出川(萩園橋上流、9月下旬に「小出川曼珠沙華まつり」)、#高麗山公園(群生地、遅咲きではない、整備不良・雑草まみれ・数少ない・風情なし、滅失)、二宮町・#ラディアン花の丘公園(花の広場に16,870株、二宮果樹公園の薬剤散布日は共に休園)
座間市・#かにが沢公園(カラフルなリコリス)、海老名市大谷・#貫抜川放水路沿い、#伊勢原市日向(ひなた、日向山宝城坊(日向薬師)境内ではなく東南東の農地一帯に咲く、9月下旬、満開時期にコスプレ撮影イベントあり=イノシシが駆けずり回ったかのように花が踏み倒されてしまうので必ずその前に、かながわの花の名所100選「日向薬師周辺(ヒガンバナ)」)、南足柄市千津島・#ハナアオイ農道(および周辺の農地一帯、黄金色の稲穂が刈られないうちに咲くと良い、ふくざわ公園の50m西方(足柄観光バス車庫の南向かい)の空き地が無料駐車場)、#南足柄市運動公園(リコリスの丘=ゲートボール場南向かいの斜面)