雄蛇苺 バラ目/バラ科/キジムシロ属 花期/4月下旬~6月中旬 結実期/6月~7月
学名/Potentilla anemonifolia Lehm.
自生種保護
オヘビイチゴ 鎌倉広町緑地 2017/05/19
田んぼの畔などやや湿った場所に好んで生える常緑の多年草。ヘビイチゴやヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)の仲間なので花はそっくり。遠目では雑草のヘビイチゴの仲間と区別ができないので、意外と見つけづらいものであるが、田んぼやら河川敷やらでちらほら見かける普通種である。とはいえ、そういった環境そのものが減少しており、そこかしこに生えているというものでなし。湿った場所に生えている、掌状(しょうじょう)の五枚葉、茎が伸びて花が咲く、のがオヘビイチゴ。名は、ヘビイチゴより大きい株になるから”雄”が付けられたのだとか。
不耕作田に茂ったオヘビイチゴ(左下) 寒川町一之宮 2021/07/25
田んぼに生えたオヘビイチゴ(黄花、群落はオオジシバリ) 茅ヶ崎市浜之郷 2022/05/08
河川土手で雑草にまみれて生えたオヘビイチゴ 茅ヶ崎市萩園・小出川 2022/05/08
オヘビイチゴ 鎌倉広町緑地 2017/05/19
葉の形に特徴があり、小葉五枚の掌状複葉。
オヘビイチゴの葉 寒川町一之宮 2021/07/25
オヘビイチゴの葉 鎌倉広町緑地 2017/05/30
オヘビイチゴの葉 鎌倉広町緑地 2017/05/19
真夏の#オヘビイチゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2022/08/15
#オヘビイチゴの長い柄を持つ葉 茅ヶ崎市浜之郷 2022/08/15
オヘビイチゴの葉 茅ヶ崎市行谷 2018/10/20
オヘビイチゴの真冬に紅葉した葉 寒川町一之宮 2022/02/07
オヘビイチゴの真冬に紅葉した葉 寒川町一之宮 2022/02/07
オヘビイチゴの真冬に紅葉した葉 寒川町一之宮 2022/02/07
オヘビイチゴの花
葉を伴う茎を斜上させてその上部で花を咲かせる。茎がある、のがオヘビイチゴの特徴。キジムシロ(雉筵)やミツバツチグリ(三葉土栗)とは葉の形状で見分けられる。
オヘビイチゴ 鎌倉広町緑地 2017/05/19
田んぼに生えたオヘビイチゴ 茅ヶ崎市浜之郷 2022/05/08
オヘビイチゴ 鎌倉広町緑地 2017/05/19
オヘビイチゴの萼 鎌倉広町緑地 2017/05/19
#オヘビイチゴの斜上した茎 茅ヶ崎市浜之郷 2022/05/06
オヘビイチゴの実
ノイチゴ形の実はできるが、大きくぷくっとは膨らまず、イチゴのように赤くは色付かず。茶色く汚れた緑色の実になり損ねたような感じのもの。
#オヘビイチゴの地味な実 茅ヶ崎市浜之郷 2022/06/05