ベニバナサワギキョウ

紅花沢桔梗 キク目/キキョウ科/ミゾカクシ属 花期/7月~9月
学名/Lobelia cardinalis L.

有毒外来種改良種駆除稀少

ベニバナサワギキョウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/08

#ベニバナサワギキョウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/08

日当たり良い湿った場所で園芸栽培される、北中米原産の大型な多年草(宿根草)。アメリカサワギキョウ(あめりか沢桔梗)、ヨウシュサワギキョウ(洋種沢桔梗)とも。園芸界で宿根ロベリアと呼ばれているものの一つ。ロベリアはミゾカクシ属に分類される(主に外国産の)植物の総称。株元から数本の茎を分枝(ぶんし)せずに直立させて、草丈は1m以上と、幅は取らないが背丈は高くなる。本頁掲載のものは、ミソハギ(禊萩)の苗を買って育てていたら(種子が混入していたのだろう)脇から勝手に生え出てきたものである。一本直立の草姿はセイタカアワダチソウ(背高泡立草)とかその類の悪辣な大型雑草感が満載で嫌な予感しかしなかったが、試しに抜かずにおいたら赤い花が咲いた。ミソハギの鉢内(鉢底面は水を溜めた受け皿に浸かっている状態)で育ったくらいなので、べちゃべちゃに湿った場所がお好みなようである。平たくいえば日本原産サワギキョウの赤花版といったところ。自生地は沼周辺とか湿原らしい。とはいえまったく冷涼でない、神奈川県南部の気温が35℃を超えるような炎天下でもばてることなく育った。台風等で株元から折れやすいので支柱を薦める。市街地にある公園の池畔とかにある程度多数本を植えると映えると思うが、湘南・鎌倉・三浦半島では栽培されているものを見かけない。

ベニバナサワギキョウの草姿 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16

#ベニバナサワギキョウの草姿 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16

ベニバナサワギキョウの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16

#ベニバナサワギキョウの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16

ベニバナサワギキョウの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16

#ベニバナサワギキョウの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16

ベニバナサワギキョウの茎 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16

#ベニバナサワギキョウの茎 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16

ベニバナサワギキョウの花

茎の上部にまとまって多数付く。形はミゾカクシ(溝隠)に似る。交配種も流通しているようで、形状は違いがあるものも。花色は真っ赤。

ベニバナサワギキョウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/08

#ベニバナサワギキョウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/08

ベニバナサワギキョウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/08

#ベニバナサワギキョウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/08

ベニバナサワギキョウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/07

#ベニバナサワギキョウ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/07

姿が簡素に整っていれば交配種ロベリア・スペシオサ(スペキオサ)かもしれない。

ベニバナサワギキョウの実

ベニバナサワギキョウの未熟な実 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16

#ベニバナサワギキョウの未熟な実 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/16


東京都小平市・#東京都薬用植物園、東京都調布市・#野草園(池周辺、サワギキョウも)

#大船フラワーセンター(近年は見かけない)

#箱根湿生花園

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