あめりか栴檀草 キク目/キク科/センダングサ属 花期/9月下旬~12月 結実期/10月~1月
学名/Bidens frondosa L.
外来種駆除
外来生物法「要注意外来生物」(廃止)
生態系被害防止外来種リスト「総合対策外来種」
アメリカセンダングサ 大磯町・高麗山公園 2016/09/26
北米原産のやや大型な一年草。センダングサの仲間で、湿地周辺や水辺などやや湿り気ある場所に好んで生える。逆にいえば、市街地の車道沿いなどの荒れ地であっても乾燥気味な場所では見かけない。湘南・鎌倉・三浦半島では大量に帰化しており、現在進行形で増殖中。生息場所が重複するタウコギ(田五加木)を絶滅に追いやり中。
アメリカセンダングサ 大磯町・高麗山公園 2016/09/26
アメリカセンダングサ 鎌倉広町緑地 2017/09/26
円覚寺前の水路に生えたアメリカセンダングサ(白色矢印) 鎌倉市山ノ内・小袋谷川 2020/10/06
草丈は個体差あるも、人の腰から腹くらいのものが多いか。ひょろりと細い茎を長く伸ばしてよく似たタウコギよりも背高になるため、セイタカタウコギ(背高田五加木)とも。
アメリカセンダングサの三裂した葉 鎌倉広町緑地 2017/09/26
アメリカセンダングサの五裂した葉 大磯町・高麗山公園 2016/09/26
茎や葉柄(葉柄)、花柄(かへい)が細くてひょろ長いことが大きな特徴。茎は暗褐色(あんかっしょく)に強く染まることが多い。葉柄には翼(よく)はない。
アメリカセンダングサの葉 横浜市戸塚区・舞岡町小川アメニティ 2018/10/18
アメリカセンダングサの細い茎や柄(え)の様子 横浜市戸塚区・舞岡町小川アメニティ 2018/10/18
アメリカセンダングサの花
視認できる花は黄色の管状花のみ。イラストに描かれた雄ライオンの鬣(たてがみ)のような姿をしている苞がよく目立つ。花序はよく似たタウコギよりやや小さめ。
アメリカセンダングサ 鎌倉広町緑地 2017/09/26
アメリカセンダングサ、葉の傷みは台風塩害 茅ヶ崎市浜之郷・小出川 2018/10/03
アメリカセンダングサ 藤沢市・引地川親水公園湿性植物園 2018/09/12
アメリカセンダングサの実
未熟な実は見た目があまり可愛げがないのでコセンダングサ(小栴檀草)のようには子供のおもちゃにされないかもしれないが、ひっつき虫になる。熟すと枯れてばらばらに。種子(のように見える一つ一つが痩果(そうか))はセンダングサの仲間としては幅広な形状で、棘(とげ)はふつう二本突き出る。
アメリカセンダングサの未熟な実 茅ヶ崎市行谷 2018/10/20
衣服に付着したアメリカセンダングサの未熟な実(ひっつき虫) 茅ヶ崎市行谷 2018/10/20
アメリカセンダングサの未熟な実(筒状花の花殻付き) 茅ヶ崎市芹沢 2018/11/25
アメリカセンダングサの完熟した実 藤沢市大庭 2018/10/16
アメリカセンダングサの完熟した実 藤沢市大庭 2018/10/16
アメリカセンダングサの種子(のように見える痩果) 藤沢市大庭 2018/10/16
葉山町上山口・棚田上、鎌倉中央公園、鎌倉広町緑地、引地川親水公園(湿性植物園)、藤沢市大庭・引地川親水公園南側の田んぼ、茅ケ崎里山公園