センダングサ

栴檀草 キク目/キク科/センダングサ属 花期/9月中旬~12月 結実期/10月~1月

自生種稀少

センダングサ 藤沢市鵠沼海岸四丁目・湘南海岸砂防林 2018/09/24

センダングサ 藤沢市鵠沼海岸四丁目・湘南海岸砂防林 2018/09/24

草地や荒れ地、道路沿いなどに生えるという一年草。古い時代に帰化したとされ、外来種扱いにならない。いまとなっては北米原産のコセンダングサ(栴檀草)に圧倒されて見かける機会はほとんどなくなっているが、こちらが元祖センダングサ。黄色い花弁(舌状花)があるのが特徴。草丈は人の膝(ひざ)から腹程度。湘南・鎌倉・三浦半島では細々と湘南海岸砂防林の林床ないし林縁に生えている。一年草なので生えてくる場所は毎年変わる。

センダングサのやや小さめ個体 茅ヶ崎市・藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/09/24

センダングサのやや小さめ個体 茅ヶ崎市・藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/09/24

センダングサの葉 藤沢市鵠沼海岸四丁目・湘南海岸砂防林 2018/09/24

センダングサの葉 藤沢市鵠沼海岸四丁目・湘南海岸砂防林 2018/09/24

黄色い花弁(舌状花)があるという点でコバノセンダングサ(小葉の栴檀草)に姿が似るが、葉の形状が異なる。センダングサの葉はふつう二回羽状複葉ないし三回羽状複葉で、細かな鋸歯が多数入る。

センダングサの葉 藤沢市鵠沼海岸四丁目・湘南海岸砂防林 2018/09/24

センダングサの葉 藤沢市鵠沼海岸四丁目・湘南海岸砂防林 2018/09/24

センダングサの花

花は黄色の管状花に黄色の舌状花が数枚だけまばらに付くのが特徴。一斉に満開せず、ぽつりぽつりと咲いては実に変わってゆく。

センダングサ 藤沢市鵠沼海岸四丁目・湘南海岸砂防林 2018/09/24

センダングサ 藤沢市鵠沼海岸四丁目・湘南海岸砂防林 2018/09/24

総苞外片の表面の毛はコバノセンダングサより僅かばかり多めなような気はするが大差はなし。ただし、センダングサの総苞外片は縁(ふち)に毛がたくさん生えている点でコバノセンダングサと異なる。葉の形状と併せて縁毛(えんもう)の有無も確認してコバノセンダングサと見分けたい。とはいえ細かな毛なので肉眼では視認しがたし。念ずれば見える。

センダングサの実

コセンダングサの実を見慣れているせいで、種子(のように見える痩果(そうか))が異様に大きい(長い)と感じるだろう。長さ2~2.5cm。

センダングサの未熟な実 茅ヶ崎市・藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/09/24

センダングサの未熟な実 茅ヶ崎市・藤沢土木事務所汐見台庁舎海浜自然生態園 2018/09/24

センダングサの完熟した実 茅ヶ崎市柳島・しおさいの森 2016/10/27

センダングサの完熟した実 茅ヶ崎市柳島・しおさいの森 2016/10/27

センダングサの仲間の実はひっつき虫で、靴下やセーターなどによく刺さる。棘(とげ)には細かな”返し”が付いているため刺さったものは自然にはなかなか落ちないようになっている。


藤沢市鵠沼海岸四丁目~茅ヶ崎市柳島・湘南海岸砂防林(国道134号線沿いに比較的多いS-35 なぎさ散歩道、刈払いされる)、神奈川県藤沢土木事務所汐見台庁舎(南門内)、茅ヶ崎ゴルフ倶楽部

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

『神奈川県植物誌2001』 神奈川県植物誌調査会編集 神奈川県立生命の星・地球博物館発行(2001)

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