藜葛 ナデシコ目/ツルムラサキ科/アカザカズラ属 旬/6月~9月 花期/9月中旬~10月上旬
学名/Anredera cordifolia (Ten.) Steenis
食用薬用外来種駆除稀少
#アカザカズラ(オカワカメ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/28
畑で栽培される、南米原産の蔓性多年草(宿根草)。若くてきれいな葉が健康野菜として食用になる。野菜売り場で市販されているものはふつうオカワカメ(陸若布、小高い山は関係ないので「丘わかめ」の表記は誤り)の名前で店頭に並んでいる。葉がやや肉厚で、茹でるとぬめりが出ることからだろう。少々苦くて癖があり、味は万人受けするものではなし。名は、マデイラカズラ(までいら葛、マデイラはポルトガル領の島)、ウンナンヒャクヤク(雲南百薬)、俗にヌルッパ(ぬるっぱ)などとも。沖縄では古くから栽培されているようで、いずれは関東地方でもゴーヤと並ぶ市民権を得るかもしれない。ゴーヤの強烈な苦みに比べれば、本種の癖などたいしたものではない。観賞用、緑のカーテン(グリーンカーテン)などとしても栽培されることあり。生命力が強く、野良に逸出するものも。
畑で栽培されている#アカザカズラ(オカワカメ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/29
#アカザカズラ(オカワカメ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/28
#アカザカズラ(オカワカメ)の葉 2021/08/05
#アカザカズラ(オカワカメ)の葉 2021/08/05
葉腋(ようえき)にごついむかごができる。”葉腋に”といわれるのだが、柄(え)そのものが膨らんでいるようにしか見えないが。食べられるらしい。
#アカザカズラ(オカワカメ)のむかご 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/28
#アカザカズラ(オカワカメ)のむかご 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/28
アカザカズラ(オカワカメ)の花
遠目に見るとヤマノイモ(山の芋)の花っぽい雰囲気はあるのだが、どう考えても花数(花序の本数)が異様に多過ぎると感じたら本種の可能性。花序の長さは20cmくらいにもなり、小花はクリーム色っぽくて花径5mm程度。間近で見るときれいな花である。両性花と思われる。咲き終わりは黒っぽく変色する。
#アカザカズラ(オカワカメ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/28
#アカザカズラ(オカワカメ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/28
#アカザカズラ(オカワカメ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/28
#アカザカズラ(オカワカメ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/28
#アカザカズラ(オカワカメ) 茅ヶ崎市浜之郷 2021/09/28
この「種」も、わが家のに数年前から出現しています。
葉の形状(葉がやや肉厚)や、
ナツヅタのように葉腋辺りから芽が吹き出てくる出方が異様で、
葉腋には「むかご」的なものも形成され、
ツタ性植物の変異種なのかと不思議に思っていたが。
日当たりの良い環境では成長が早く、
ツタの伸長が目覚ましく、どこからでも発根し、活着した根は強靭です。
「オニドコロ」などで苦労した思いが強烈で、
https://mirusiru.jp/nature/flower/onidokoro#comment-910
見つけ次第に抜いています。
最近になって分かってきたが、
ヤマノイモ科も含め、植物が自然発生する原因は「ヒヨドリ」を有力視しています。
それらは決まって、ヒヨドリの止まる枝下から発生します。