スカビオサ

Scabiosa マツムシソウ目/スイカズラ科/マツムシソウ属 花期/5月~6月、11月~12月、真夏を除くほぼ通年

外来種改良種

耐寒・四季咲きの矮性スカビオサ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/01/22

耐寒・四季咲きの矮性#スカビオサ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/01/22

スカビオサはマツムシソウ属に分類される植物の総称。ふつうは日本在来種のマツムシソウ(松虫草)などを除いて、マツムシソウのような花を咲かせるけれど正体がよくわからない外来種とその園芸種を指していう。日本の高温多湿が苦手で、一年草(越年草)として扱われることが多いようだ。花茎(かけい)を長く伸ばす高性のもの、タンポポ(蒲公英)などと大差ない手乗りサイズの矮性(わいせい)品種など、多品種あり。春咲き、秋咲き、湘南・鎌倉・三浦半島では真冬でも花を付けるいわゆる四季咲き(ほぼ通年咲き続ける、あるいはほぼ通年に渡って不定期に咲く)など性質はいろいろ。ホームセンターの園芸コーナーで小型品種は1ポット300円ないし400円程度で販売されており、花壇などに植えられたりプランター栽培される。※スカビオサの一種の和名をセイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)というが、本頁では細かく分類しない。

耐寒・四季咲きの矮性スカビオサ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/01/22

耐寒・四季咲きの矮性#スカビオサ 茅ヶ崎市浜之郷 2019/01/22

耐寒・四季咲きの矮性スカビオサの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2019/01/22

耐寒・四季咲きの矮性#スカビオサの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2019/01/22

日本のマツムシソウやソナレマツムシソウ(磯馴松虫草)を絶滅寸前に追いやりながら同時に外国から似たような品種を次々と買い込んでいる様子は、じつに奇妙で寂しさを感じてしまうばかりである。スカビオサを愛で育てるのもよいけれど、日本在来の草花が身近にあり続けられる環境の保全こそを願いたい。

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