シラン

紫蘭　クサスギカズラ目／ラン科／シラン属　花期／4月～5月　結実期／11月～12月
学名／Bletilla striata (Thunb.) Rchb.f.

自生種改良種保護

環境省レッドリスト2018「準絶滅危惧（NT）」
神奈川県レッドリスト2020「準絶滅危惧」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IB類」

#シラン　横浜市南区・こども植物園　2017/04/28

半日陰から明るい草地に生える、やや大きめな多年草。本来は少しばかり湿った場所を好む。公園の彩りに、鎌倉の寺境内に、民家の庭や農地周辺などにもたくさん植えられており、ソメイヨシノ（染井吉野）とアジサイ（紫陽花）の間の期間を埋めてくれる定番の花となっている。定番過ぎてピンと来ないが、希少なラン（蘭）の仲間である。しかも園芸栽培向けに外国から大量に持ってきたものではなく、そもそもは日本自生のラン。神奈川県内にも自生とされるシランはあるも、野生のものは絶滅に瀕している。栽培ものはびっしり密集した状態で群生する。

#シランの芽生え　東京都文京区・小石川植物園　2019/03/24

#シランの芽生え　東京都文京区・小石川植物園　2019/03/24

#シランの葉　茅ヶ崎市・中央公園　2020/04/07

#シラン　東京都小平市・東京都薬用植物園　2017/05/09

#シラン　鎌倉市・浄妙寺　2018/04/22

シラン　横浜市栄区・横浜自然観察の森　2017/06/06

シランの花

透明感のあるピンク色（明るい紫色）の花は万人受けするだろう。花持ちも良好。

#シラン　鎌倉市・浄妙寺　2018/04/22

#シラン　東京都小平市・東京都薬用植物園　2017/05/09

シラン　横浜市栄区・横浜自然観察の森　2018/05/20

#シラン　横浜市南区・こども植物園　2017/04/28

白花品種はシロバナラン（白花蘭）ないしシロバナシラン（白花紫蘭）と呼び分けることがある。クチベニシラン（口紅紫蘭）などの園芸品種もあり。

#シラン（シロバナシラン）　鎌倉市・大船フラワーセンター　2019/04/21

#シラン（シロバナシラン）　鎌倉市・円覚寺龍隠庵　2018/04/22

#シラン（クチベニシラン）　鎌倉市・大巧寺　2023/04/29

#シラン（クチベニシラン）　茅ヶ崎市浜之郷　2023/04/19

花が完全に咲き終わったら、花茎（かけい）の見苦しい残骸は（ハサミで切らずに）手で引っこ抜くとよい。

シランの実

#シランの熟す前の実　茅ヶ崎市・中央公園　2021/09/27

#シランの熟す前の実　茅ヶ崎市・浜見平団地　2021/10/21

#シランの熟す前の実　茅ヶ崎市・浜見平団地　2021/10/21

#シランの種子　茅ヶ崎市茅ヶ崎　2021/09/27

関連記事 – 仲間・似ている・紛らわしい

トキソウ

サワラン