連玉、麗玉 マメ目/マメ科/レダマ属 花期/4月下旬~5月
稀少
#レダマ 茅ヶ崎市・ほし潮香公園 2019/05/10
地中海周辺を原産とする落葉低木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。江戸時代にスペイン名のレタマ(Retama)として日本へ入ったきたようで、レダマはその音写。レタマには箒(ほうき)という意味もあるらしいが、叢生(そうせい)する枝の様子が箒に見立てられたか、あるいは枝が箒に実際に使用されたか。英名スパニッシュ・ブルーム(Spanish broom)も”スペインの箒”という意味である。公園の一角など、日当たりの良い乾燥地を好む。樹高は2m超まで。耐寒性にやや難点があるらしく、湘南・鎌倉・三浦半島に限らず滅多に栽培されていないようである。
#レダマ 茅ヶ崎市・ほし潮香公園 2019/05/10
#レダマ 茅ヶ崎市・ほし潮香公園 2019/05/10
#レダマ 茅ヶ崎市・ほし潮香公園 2019/05/10
葉は対生、ただし枝の先の方では互生に変わる。樹木全体の大きさに対し、どう考えても葉は小さく数も少ない。緑色の枝などでも光合成をして養分を補っているのだとか。樹形といい花色といいエニシダ(金雀枝)とたいへん見誤りやすいが、枝に稜(りょう)がなくつるつるしているのがレダマである。葉の数がまったく異なるので当たりは付けやすいと思う。
#レダマの葉 茅ヶ崎市・小出川GardenBee 2019/05/11
#レダマの幹 茅ヶ崎市・小出川GardenBee 2019/05/11
クサレダマ(草連玉)は、レダマに似た草本の意。共通点は”花が黄色い”というだけでとんちんかんな命名。まったくの別種である。
レダマの花
花は蝶形花(ちょうけいか)と呼ばれるマメ科ならではの形状。花色は明るいが濃い黄色。花はエニシダより大きく立派。鼻を近づけて嗅げば芳香あり。やや癖があり、皮ベルトのようなにおいを感じた。
#レダマ 茅ヶ崎市・ほし潮香公園 2019/05/10
#レダマ 茅ヶ崎市・ほし潮香公園 2019/05/10
#レダマ 茅ヶ崎市・小出川GardenBee 2019/05/11
#ほし潮香公園、#小出川GardenBee