野薊 キク目/キク科/アザミ属 花期/5月~6月
学名/Cirsium japonicum DC.
自生種
ノアザミ 秦野市・弘法山 2017/05/27
明るい草地などに生える多年草。初夏を代表するアザミである。秋咲きのタイアザミ(大薊)やノハラアザミ(野原薊)と対比させて春咲きといわれることも。神奈川県内では、どこにでも生えているわけではないものの全域で見られる普通種。宅地開発と刈払機の普及で減少傾向にはあると思われる。
花軸には白い毛が多く生える傾向が見られ、花は上向きに咲く。総苞片は反らない、または先端のみ僅かに小さく反る。頭花は粘着物質を出しており、触るとべたつく。
ノアザミの総苞片 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22
葉は茎を抱く。
ノアザミの葉 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22
ノアザミの葉 秦野市・弘法山 2017/05/27
ノアザミ 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22
ノアザミ 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22
ノアザミ 秦野市・弘法山 2017/05/27
ノアザミの園芸品種をドイツアザミ(独逸薊)ないしハナアザミ(花薊)と呼ぶ。日本で作出され、洋風な名前を付けて切花として売り出されたものという。園芸種なので、花色が濃く、頭花が大きめ、という特徴があるだろう。
横浜市戸塚区・小雀公園
塚山公園、子安の里、黒崎の鼻、浄妙寺(白花=ドイツか)
茅ヶ崎市芹沢、茅ヶ崎市行谷