ノアザミ

野薊 キク目/キク科/アザミ属 花期/5月~6月 結実期/5月下旬~7月
学名/Cirsium japonicum DC.

自生種稀少保護

ノアザミ 大井町山田 2021/05/29

ノアザミ 大井町山田 2021/05/29

明るく乾燥しない草地などに生える多年草。初夏を代表するアザミである。秋咲きのタイアザミ(大薊)ノハラアザミ(野原薊)と対比させて春咲きといわれることも。神奈川県内では、西丹沢を除くほぼ全域に分布はある模様。とはいえ、湘南・鎌倉・三浦半島ではそこかしこに生えているものではないまずまずの希少種。田んぼの畔など、ワレモコウ(吾亦紅)が自生しているような環境にあるかも。但し、田植え前後の、あるいは夏本番を前にした刈払いの被害に遭いやすいので、あるはずだけど咲いてはない、ということも多々あり。

田んぼの畔に生えた(刈払いを免れた)ノアザミ(白色矢印) 中井町雑色 2022/06/21

田んぼの畔に生えた(刈払いを免れた)ノアザミ(白色矢印) 中井町雑色 2022/06/21

田んぼの畔に生えたノアザミ 中井町雑色 2022/06/21

田んぼの畔に生えたノアザミ 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミ 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

ノアザミ 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

葉は茎を抱く。形状はアザミっぽいというだけでこれといった特徴はない。葉は柔らかめ、但し棘(とげ)はしっかり痛い。

ノアザミの茎上部の葉 秦野市・弘法山 2017/05/27

ノアザミの茎上部の葉 秦野市・弘法山 2017/05/27

ノアザミの茎上部の葉 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

ノアザミの茎上部の葉 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

ノアザミの葉 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミの葉 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミの花

上を向いて咲く。初夏に上向きに咲くアザミの仲間あらば、まず本種を疑いたい。総苞片は、先端のみちょこっと反る。また総苞は粘着物質を出しており、触ると軽くべたつく。茎の最上部から花柄(かへい)にかけては毛が多く、白っぽく見える。

ノアザミの蕾 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミの蕾 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミの蕾 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミの蕾 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミの咲きかけ 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミの咲きかけ 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミ 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

ノアザミ 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

ノアザミ(総苞片がちょっと反りすぎていてちょっとノハラアザミっぽい) 大井町山田 2021/05/29

ノアザミ(総苞片がちょっと反りすぎていてちょっとノハラアザミっぽい) 大井町山田 2021/05/29

ノアザミ 大井町山田 2021/05/29

ノアザミ 大井町山田 2021/05/29

ノアザミ 秦野市・弘法山 2017/05/27

ノアザミ 秦野市・弘法山 2017/05/27

ノアザミ 秦野市・弘法山 2017/05/27

ノアザミ 秦野市・弘法山 2017/05/27

ノアザミの総苞片 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

ノアザミの総苞片 三浦市・黒崎の鼻 2017/05/22

ノアザミの茎に生える毛 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミの茎に生える毛 中井町雑色 2022/06/21

ノアザミの園芸品種をドイツアザミ(独逸薊)ないしハナアザミ(花薊)と呼ぶ。日本で作出され、洋風な名前を付けて切花として売り出されたものという。園芸種なので、花色が濃く、頭花が大きめ、という特徴があるだろう。市街地で栽培されているノアザミらしきものあらばこっちだろう。


横浜市戸塚区・小雀公園

塚山公園、観音崎公園(草地ビオトープ)、子安の里、黒崎の鼻、#浄妙寺(白花=ドイツか)

茅ヶ崎市芹沢、茅ヶ崎市行谷

中井町・雑色横穴墓群(無選別に刈払われてしまう)、中井町雑色(田んぼの畔、田植えの前後に刈払われてしまう)、大井町山田(エバラ食品工業中央研究所西側)、大井町山田/上大井(ビオトピアフィールド南側)

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

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タイアザミ