亀甲白熊 キク目/キク科/モミジハグマ属 花期/10月下旬~11月上旬 結実期/11月~12月
学名/Ainsliaea apiculata Sch.Bip.
自生種稀少保護
キッコウハグマ 横須賀市・衣笠山公園 2016/11/06
あまり日当たりのよくない草地などに生える多年草。やや乾いた環境を好むようで、地面がやや傾斜した場所で比較的多く見かけるか。カシワバハグマ(柏葉白熊)やコウヤボウキ(高野箒)、あるいはオケラ(朮)といったあたりに近い種だと思われるが、これらに比べればキッコウハグマの花は極小。ハイキングの最中に遭遇しても気づかずに通り過ぎてしまうだろう。花の終盤、タネができるころには背丈30cmくらいまで伸びる。
名は、葉の姿がカメ(亀)の甲羅に見立てられたもの。
キッコウハグマの葉 横須賀市・衣笠山公園 2016/11/06
キッコウハグマの葉 藤沢市・新林公園 2017/10/11
キッコウハグマの葉 藤沢市・新林公園 2019/07/09
葉の表裏には毛が生えるというが、湘南・鎌倉・三浦半島で見かけたものはあまり毛がなくつるっとした印象。
キッコウハグマの葉 箱根町・湖尻 2017/11/17
キッコウハグマの花
花は清楚な白。
キッコウハグマ 横須賀市・衣笠山公園 2017/11/05
キッコウハグマ 横須賀市・衣笠山公園 2016/11/06
キッコウハグマ 横須賀市・衣笠山公園 2016/11/06
一つの花に見える塊(かたまり)は、三つの小花の集合体。赤紫色の雌蕊が三つの小花にそれぞれ一本づつで、合計三本。
キッコウハグマ 横須賀市・衣笠山公園 2017/11/05
キッコウハグマの実
茶色い地面と落ち葉に完全に同化してしまっていてそこにあることさえ気づかない。
キッコウハグマの実 横須賀市・衣笠山公園 2016/11/06
種子(のように見える痩果(そうか))の頭に綿毛が付いた、タンポポのタネのよう。
キッコウハグマの実 横須賀市・衣笠山公園 2016/11/06
#キッコウハグマの実 茅ヶ崎市浜之郷 2019/12/18
塚山公園、衣笠山公園、大楠山、藤沢市・新林公園、大磯町・高麗山公園
武山
箱根町・湖尻