一つ葉田子 シソ目/モクセイ科/ヒトツバタゴ属 見頃/4月末~5月上旬
学名/Chionanthus retusus Lindl. & Paxton
環境省レッドリスト2018「絶滅危惧II類(VU)」
#ヒトツバタゴ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/05/05
日本では東海地方と長崎県・対馬に謎の隔離分布をする落葉高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)または異株(雄花のみを付ける雄株がある)。朝鮮半島や中国にも分布するようなので対馬はともかくも、なぜ岐阜県などの木曽川流域に自生がみられるか。希少故に自生地は天然記念物に指定されている。神奈川県内に自生なし。植栽され、栽培されることがある。名は、単葉(たんよう)のタゴに似たものの意。タゴは奇数羽状複葉のトネリコ(梣)の別名。ナンジャモンジャとも。「何じょう(何という)物じゃ?」転じて「なんじゃもんじゃ」(何という木なのかわからない珍しい種類の木)になったとか。ナンジャモンジャと呼ばれる木は他にもホルトノキ(ホルトの木)などがあるので注意が必要。有名な逗子市・神武寺のナンジャモンジャはホルトノキである。
#ヒトツバタゴ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/05/05
#ヒトツバタゴ 鎌倉市・円覚寺松嶺院 2018/04/22
満開の#ヒトツバタゴ 寒川町宮山 2021/04/27
#ヒトツバタゴの葉 寒川町宮山 2021/04/27
#ヒトツバタゴの幹(樹皮) 寒川町宮山 2021/04/27
ヒトツバタゴの花
花はきれいな白色。大きな木の緑の葉の上にこんもりと白い雪が降り積もったような様子になる。
満開の#ヒトツバタゴ 寒川町宮山 2021/04/27
#ヒトツバタゴ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/05/05
#ヒトツバタゴ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/05/05
似たような花ながら蕊(しべ)が目立つようならアオダモ(青梻)の仲間の木かもしれない。
#長谷寺(久米正雄像隣に若木)、#大船フラワーセンター(つつじ・しゃくなげ園、花の築山)、寒川町宮山・#石黒邸(私有地内であるが公開されている(9-16 オープンガーデン)、東隣はハンカチノキ)、茅ヶ崎市甘沼・#成就院(墓地奥、茅誠司元東京大学総長邸より移植、隣にハンカチノキ)
#円覚寺(法堂跡)、#円覚寺松嶺院、#花菜ガーデン(キッズビレッジ西側に若木、不良、樹名板あり)
辻堂駅からちょっと歩いた藤沢市羽鳥にできた
プレミスト湘南辻堂の周りの歩道にヒトツバタゴが
50本くらい植えられていますね。