フヨウカタバミ

芙蓉片喰 カタバミ目/カタバミ科/カタバミ属 花期/10月~(12月、3月~)4月
学名/Oxalis purpurea L.

外来種改良種

フヨウカタバミ 鎌倉市腰越・本龍寺 2017/03/10

#フヨウカタバミ 鎌倉市腰越・本龍寺 2017/03/10

園芸栽培される、南アフリカ原産の多年草。オキザリスの一種。学名からオキザリス・プルプレア、あるいはシノニム(同じものを指すが主流でない学名)からオキザリス・バリアビリス(Oxalis variabilis Jacq.)とも。乾燥に強く、梅雨の長雨に当てると腐って消滅しかねないほど過湿は大嫌いなので、できれば(長雨を避け、開花期に日当たり良い場所に置けるよう)鉢植えにし、鉢は水はけの良い素焼きのものを選び、土は水はけ最重視で硬質赤玉土(小粒)と腐葉土を7:3、これに元肥(もとひ、もとごえ)として緩効性化成肥料の「マグァンプK(中粒)」を少量混ぜ込んでおき、開花中はときたま液体肥料をやり、水は乾いたらたっぷり与える、ようにして栽培する。乾燥気味にして育てさえすれば栽培は簡単。地植えにすると梅雨で絶えるのか、気づくと消滅しているところがあるので気を付けたい。ややデリケートな性質ゆえに、湘南・鎌倉・三浦半島では帰化雑草として野良で見かけることはまずないはず。公園の片隅や民家の庭などで栽培されているだろう。

フヨウカタバミ 藤沢市片瀬・龍口寺 2016/12/21

#フヨウカタバミ 藤沢市片瀬・龍口寺 2016/12/21

フヨウカタバミ 鎌倉市腰越・本龍寺 2017/03/10

#フヨウカタバミ 鎌倉市腰越・本龍寺 2017/03/10

葉の縁(ふち)や花柄などには、まばらな毛が目立つ。

フヨウカタバミの葉 藤沢市片瀬・龍口寺 2016/12/21

#フヨウカタバミの葉 藤沢市片瀬・龍口寺 2016/12/21

フヨウカタバミの花

花色はふつうやや淡いピンクないし純白。適度に大きな花で、エレガント。身近なオキザリスの中では観賞価値が高い最もかわいらしい花ではないかと思われる。欠点は花数は控えめなところで、特に冬場はぽつりぽつりとしか花を咲かせずちょっと寂しい。真冬(1月~2月)に日当たりよろしからずとなると開花が途切れることも。
華やかさという点でどうしても異常な花数を付けるオキザリス・グラブラ(’桃の輝き’、’ラブハピネス’)に叶わない。日が当たると花弁を開いて陰ると閉じてしまうので、朝から午後まで切れ目なく日当たりがある場所で栽培する。一つの花を大事に楽しみたい。

フヨウカタバミ 鎌倉市・海蔵寺 2019/03/31

#フヨウカタバミ 鎌倉市・海蔵寺 2019/03/31

フヨウカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

#フヨウカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

フヨウカタバミの花柄と萼 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

#フヨウカタバミの花柄と萼 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/10

フヨウカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/11/15

#フヨウカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/11/15

フヨウカタバミ 藤沢市片瀬・龍口寺 2016/12/21

#フヨウカタバミ 藤沢市片瀬・龍口寺 2016/12/21

フヨウカタバミ 藤沢市片瀬・龍口寺 2016/12/21

#フヨウカタバミ 藤沢市片瀬・龍口寺 2016/12/21

フヨウカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/11/16

#フヨウカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/11/16

フヨウカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/11/16

#フヨウカタバミ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/11/16


#元八幡宮(白、滅失)、#海蔵寺(ピンク)、腰越・#本龍寺(駐車場に濃ピンクと薄ピンク)、#龍口寺(日蓮銅像前に白)

#大巧寺(社務所玄関前、白)、#教恩寺(門外に白)、#氷室椿庭園(日陰多いので花はなかなか開かないか)

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オキザリス・グラブラ