Tulip ユリ目/ユリ科/チューリップ属 花期/12月中旬~1月、4月上旬
学名/Tulipa spp.
有毒外来種改良種
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2018/12/07
園芸栽培される多年草で、地中に球根を作る。チューリップというとオランダのイメージが強いかもしれないが、原産地はトルコ。日本国内の主な生産地は富山県。本来の開花は4月。ただし開花調整して春を先取り、観光の目玉としているところでは冬のうちから咲いている。球根を低温で保存しておきそれを比較的暖かいところへ出してやることで、その温度差から春が来たと勘違いさせてしまうという仕掛け。ウィンターチューリップ等々の呼称を付けているようだが、正体はふつうのチューリップである。昭和時代(-1989)花壇といえばチューリップが必ず植えられているものだったが、今は意外と見かけない。ホームセンターの園芸コーナーで球根は(植え付け時期である秋に)膨大な量が販売されているものの、不思議と公園の花壇でも民家の庭でもなかなか見かけないものとなっている。じつは、きれいに咲かせよう、毎年咲かせよう、とすると栽培の難易度は意外と高め。和名ウコンコウ(鬱金香)。
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2018/12/07
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2018/12/07
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン(チャペックの家と大山を背景に) 2019/12/20
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン(チャペックの家を背景に) 2019/12/20
#チューリップ 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29
#チューリップ 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29
#チューリップ(構造物は夜用のイルミネーション) 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29
#チューリップ 藤沢市・江の島サムエル・コッキング苑 2019/12/29
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#チューリップ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/01/10
冬咲きさせたチューリップは、霜が降りると花茎(かけい)がよれっとなって花がばったり倒れてしまうので要注意。心臓部である球根を傷めないため、水分や養分を球根に送り仕舞い込んだために、花が水切れを起こしたものと思われる。一般的な冬咲きの花であれば昼に日光が当たって暖かくなってくれば自ずとまた花をすっくと立ち上げてくるものだが、冬咲きチューリップは人為的に無理矢理冬に咲かせているだけなので、花は一度倒れたら倒れたままで復活しない。従って、たった一度でも霜に当てない凍らせないことが必須。そのためには、必ず地面には稲藁(いなわら、いねわら)・落ち葉・腐葉土・バークチップなどを敷き詰め、特に夜間は寒冷紗(かんれいしゃ)などで覆い、霜除けを徹底すること。鉢植えであれば夜間などは屋内に取り込む。なお(春咲きさせる)通常の栽培方法に従って、球根を秋植えして発芽を待っている状態、あるいはちょっと発芽した状態で真冬を迎える分には、霜対策は特に必要はない。
寒波で株ごとばったり倒れた#チューリップ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/01/10
#チューリップ畑 平塚市・花菜ガーデン 2023/03/22
花壇に#チューリップ 横須賀市・塚山公園 2017/04/15
花壇に#チューリップ 横須賀市・塚山公園 2017/04/15
#チューリップの葉 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
チューリップの花
園芸品種は数多く、花の姿は多種多様。五千品種以上あるとかどうとか。昔ながらのチューリップとはまったく違った、チューリップなのか何なのかよくわからない形や色の花も増えている。チューリップの花は日中開いて夜閉じるという開閉運動を繰り返し、早いもので四五日、長くとも十日以内には咲き終わって花弁をひらひら散らしてゆくだろう。咲き終わりかけのチューリップは脆(もろ)くてぽろぽろぽろぽろ花弁を落としてしまうので、くれぐれも手で触れたり(背負っているリュック等をぶつけたり)せぬように。
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2018/12/07
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2018/12/07
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2018/12/07
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2018/12/07
ここのところ、冬咲きのチューリップが見頃を迎えるとたちまち暴風が吹き荒れて花が斜めに傾いてしまう事件が毎年のように発生しているので注意。風速毎秒4m程度は大丈夫ながらそれを超える強風の天気予報だと、ある程度傾くものが出てきてしまうに相違ない。特に江の島サムエル・コッキング苑のウィンターチューリップはその傾向が顕著なので、強風に遭う前に、花見はできれば満開した当日に、遅くともニ三日のうちには出かけてしまいたい。チューリップの花は開花中も少しずつ成長して大きくなってゆくので、本当は開花初日よりも数日後の傷み始める直前の方が大きくて立派な花が楽しめるのだけれども。
#八重咲きチューリップ 鎌倉市・大船フラワーセンター・グリーンハウス 2019/02/20
#八重咲きチューリップ 鎌倉市・大船フラワーセンター・グリーンハウス 2019/02/20
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
#チューリップ 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
色々品種があり過ぎて‥、子供がクレヨンで絵に描くような古典的な形状をしたド定番だった赤色チューリップは今はむしろ貴重な存在に。
#チューリップ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/02/20
#チューリップの花後に残った蕊(雄蕊はぽろりと落ちる) 平塚市・花菜ガーデン 2019/12/20
来年もその球根で花を咲かせたいなら、花が少しでも傷み始めたらできるだけ早く花を花茎ごと切り取ってしまうこと。葉は良く日に当てて繁らせ、追肥(お礼肥)をし、球根を可能な限り大きく太らせる必要がある。一度花を咲かせた球根は痩せてしまうので、しっかり太らせないと翌年花は咲かない。初夏に葉が完全に枯れたら地上部を除去し、球根を掘り上げ(秋まで)冷暗所で乾燥保存させて梅雨以降の高温多湿を避けること。植えっぱなしすると、球根は腐って溶けてなくなってしまうだろう。とかなんとか、チューリップは球根植物なのだから宿根草として毎年また花を咲かせてくれるだろうと簡単に考えていたなら大間違いで、そうさせるには結構な技術と労力がかかる。品種によっては、頑張ってみたところで球根が思ったようには育ってくれないかもしれない。であるならば、そうした手間ははなから放棄して、一年草として(毎秋新しい球根を買い直して)楽しむという選択肢も。ただ球根一球から立ち上がる花茎は一本のみ、咲く花は一個のみ、咲いている期間は五日程度だけ、と、コストパフォーマンスはちょっと宜しくない。
冬咲き
#くりはま花の国(12月下旬~1月中旬「アイスチューリップ」として、鉢植え)、#江の島サムエル・コッキング苑(1月中旬~下旬「ウィンターチューリップ」として→現在はクリスマスに間に合うように開花させている模様、約15種20,000本、エントランス内広場の鉢植えが中心・灯台近く花壇に少々、朝は展望灯台から富士山も・他はハルサザンカ等が若干咲いているもイルミネーションの電飾で覆われており見るべきものなし)、#花菜ガーデン(花菜ガルテンに、12月上旬~中旬、12月下旬~1月上旬、「アイスチューリップ」として、霜対策をしていない疑いがあり降霜で花茎倒れて大いに荒れる模様、他はハルサザンカ等が少々咲いているのみで見るものほぼなし)
※通常の休園日に加え、年末年始は正月休みがあるので要注意。
春咲き
東京都立川市・#昭和記念公園(4月中旬~末)、横浜市中区・#横浜公園(かながわの花の名所100選「横浜公園(チューリップ)」)
#大関東勝亭、#大船フラワーセンター(15,000本)
#馬入ふれあい公園東側相模川河川敷(平成25年(2013)4,000球植栽)
#秦野戸川公園、秦野市千村(ちむら)・#泉蔵寺