シュッコンバーベナ

宿根ばーべな シソ目/クマツヅラ科/クマツヅラ属 花期/5月中旬~10月
学名/Verbena rigida Spreng.

外来種

シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

#シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

園芸栽培される、南米原産の多年草。学名からバーベナ・リギダとも。なお園芸用語で宿根バーベナというと本種のことではなく、宿根性(冬に枯れても地中の根は死なずに残って翌春また茎葉が生え出てくるもの)のバーベナの仲間(クマツヅラ属に分類される植物全般)を総称して、中でも特にヒメビジョザクラ(姫美女桜、バーベナ・テネラ)を指すことがあるので要注意。草丈は人の膝(ひざ)程度。茎は直立するが、頭(花序)が重いのかやや傾くものも。地植えであれば、日当たり良ければ手間なく育ち花を豊かに咲かせる。野良へ逸出することがあるのでしっかり管理(近隣の道路や草地に生え出た個体は掘り上げて根ごと駆除)を。

シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

#シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

葉は対生。基部は軽く茎を抱く。鬼の金棒を思わせるいかつい感じの鋸歯あり。近似種ヒメビジョザクラとは明らかに葉の形状が違うので見分けられる。

シュッコンバーベナの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

#シュッコンバーベナの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

シュッコンバーベナの花

大型な帰化雑草アレチハナガサ(荒地花笠)の仲間が同系統の花を咲かせるが、花序の大きさや色味はシュッコンバーベナの方が各段に優れており明らかに見栄えがする。花序が丸っこくなる点でヤナギハナガサ(柳花笠)に似るが、やはり本種の小花はもっと大きくてサクラソウ(桜草)のような花だという印象を受けるかも。

シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

#シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

#シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

#シュッコンバーベナ 茅ヶ崎市浜之郷 2020/06/10

シュッコンバーベナ 藤沢市・長久保公園 2020/06/09

#シュッコンバーベナ 藤沢市・長久保公園 2020/06/09

アレチハナガサ、ダキバアレチハナガサ(抱葉荒地花笠)、ヤナギハナガサは、いずれもひょろひょろっとした背高な大型雑草なので全体的な姿がまったく異なる。


#長久保公園(みどりの相談所周囲の花壇、ヤナギハナガサも)

関連記事 – 仲間・似ている・紛らわしい

バーベナ・テネラ(ヒメビジョザクラ)

ヤナギハナガサ