セリバヒエンソウ

芹葉飛燕草 キンポウゲ目/キンポウゲ科/オオヒエンソウ属 花期/3月下旬~5月中旬
学名/Delphinium anthriscifolium Hance

有毒外来種駆除

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

乾燥しない半日陰または明るい日陰に好んで生える一年草。名は、葉の形がセリに似て、花が飛翔するツバメ(燕)のように見える草花、の意。実物にツバメ感はこれっぽっちもないが、小洒落た名前を頑張って付けたのだろう。公園化されている自然豊かな緑地に入るとよく見かけるもので、後世に是非とも受け継いでいってもらいたい日本の春を彩る風流な野草である。なんて思ったら大間違いで、正体は中国(China)原産のろくでもない侵略的外来種である。旺盛に群れて茂って、日本在来の希少な植物が生え得るはずの一番良い場所を図々しく占拠してしまうため、徹底して駆除されることが望ましい。見つけ次第引っこ抜いてしまいたいものだが、公園などでそれをやると「私たちの許可なく勝手なことをしないでください」と噛みつかれるのがオチなので手出しはできない。神奈川県内では絶賛勢力拡大中。

開花直前のセリバヒエンソウ 大和市・泉の森 2024/04/10

開花直前のセリバヒエンソウ 大和市・泉の森 2024/04/10

イチリンソウやジュウニヒトエが生える林縁に群生したセリバヒエンソウ 愛川町角田(すみだ) 2024/04/19

イチリンソウやジュウニヒトエが生える林縁に群生したセリバヒエンソウ 愛川町角田(すみだ) 2024/04/19

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

セリバヒエンソウ 鎌倉市・光則寺 2019/03/31

#セリバヒエンソウ 鎌倉市・光則寺 2019/03/31

セリバヒエンソウ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/24

セリバヒエンソウ 横浜市戸塚区・俣野園 2017/04/24

葉はセリというよりヨモギ(蓬)っぽいような。

セリバヒエンソウの葉 大和市・泉の森 2024/04/10

セリバヒエンソウの葉 大和市・泉の森 2024/04/10

セリバヒエンソウの葉 大和市・泉の森 2024/04/10

セリバヒエンソウの葉 大和市・泉の森 2024/04/10

セリバヒエンソウの花

ツバメではないが確かに何かが飛んでいるようにも、風車のようにも。風変わりな姿であるが、人から毛嫌いされることなく「あら、素敵なお花」と好意的に受け止められるだろう姿。薄紫色。後方に長く突き出た距(きょ、出っ張り)が印象的。

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

セリバヒエンソウ 藤沢市・遠藤笹窪谷 2018/04/10

部分的にやや濃いめに紫色を帯びたセリバヒエンソウ 横浜市泉区・天王森泉公園 2019/04/15

部分的にやや濃いめに紫色を帯びた#セリバヒエンソウ 横浜市泉区・天王森泉公園 2019/04/15


横浜市泉区・#天王森泉公園

#光則寺(門前)、鎌倉広町緑地、藤沢市・遠藤笹窪谷

寒川町・相模川(神川橋南側河原やや南方に)

大和市・泉の森(多い)

参考資料

『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)

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