ノミノツヅリ

蚤の綴り ナデシコ目/ナデシコ科/ノミノツヅリ属 花期/4月~6月

自生種

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南 2019/04/21

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南 2019/04/21

市街地の乾燥した道端や民家を取っ払った空き地などに雑草として生えてくる一年草(越年草)。ぱっと見は生育不良でもしゃもしゃ茂っていないコハコベ(小繁縷)、といった感じの印象のもの。”蚤の”はとっても小さなの意で、”綴り”は布を縫い合わせて作った粗末な衣服のこと。田んぼ周辺に生えるノミノフスマ(蚤の衾)と対をなすように名付けられたものだろう。知名度は高くないかもしれないが、神奈川県内ほぼ全域でどうということのない普通種。

空き地に生えたノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南 2019/04/21

空き地に生えたノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南 2019/04/21

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03

葉は対生。葉柄(ようへい)なし。

ノミノツヅリの葉 茅ヶ崎市東海岸南 2019/04/21

ノミノツヅリの葉 茅ヶ崎市東海岸南 2019/04/21

全体に腺毛(せんもう)あるものをネバリノミノツヅリ(粘り蚤の綴り)という。但し研究が進んでいないようで、ノミノツヅリとネバリノミノツヅリが本当に別種(変種)なのか、どこで線引きすべきなのか、『神奈川県植物誌2018』によれば定かでないのが現状のようである。ノミノツヅリが在来種でネバリノミノツヅリは近年勢力を拡大している外来種(生え方からして外来種)、というありがちなパターンも想定できるがよくわからない。※本サイトではネバリノミノツヅリらしきものを抽出してネバリノミノツヅリとして掲載していたが、『神奈川県植物誌2018』に従ってノミノツヅリでまとめ直した。全体的に小さな植物なので、腺毛の様子は肉眼ではまともに見れたものではない。また触ってみたところで、粘り気はあるといえばあるような、ないといえばないような、といった程度のものである。

ノミノツヅリの花

花の雰囲気やサイズ感もやはりコハコベに似る。花径は5mmもないような小さなもの。小さすぎて蕊の様子は肉眼では伺い知れない。花弁はV字形でないので明らかにコハコベではないもの。花弁五枚。花色は白。花弁の合間に見える萼片は花弁より僅かに長く、よく尖る。

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南 2019/04/21

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南 2019/04/21

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03

ノミノツヅリ 茅ヶ崎市東海岸南・月極駐車場 2018/04/03


横浜市栄区・横浜自然観察の森(ノギクの広場)

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