マルバチシャノキ

丸葉萵苣の木 ムラサキ目/ムラサキ科/チシャノキ属 花期/5月下旬 結実期/11月~12月

食用稀少

マルバチシャノキ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/15

マルバチシャノキ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/15

四国や九州などの沿岸部に分布する落葉高木で、雌雄同株(しゆうどうしゅ)。種子が黒潮に乗って流れ着いたのか誰かが植えたものなのかは知らないが、なぜか千葉県にも(自生という扱いで)ある。名はチシャノキよりも葉が丸いことから。ただし実際はチシャノキも葉は丸みがあり、マルバチシャノキの葉が特に丸々しているわけではない。チシャはサラダ菜の仲間のことをいい、若葉が食用になることから。水辺に生える草のカワヂシャ(川萵苣)と語源は同じ。マルバチシャノキは神奈川県内では栽培されることもあるが、まず見かけない。

マルバチシャノキ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/15

マルバチシャノキ 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/15

幹はごつごつとひび割れており、カキノキ(柿の木)の樹皮に似る。とされるがクヌギ(橡)の方が似ているような気も。

マルバチシャノキの幹 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/24

マルバチシャノキの幹 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/24

葉は大きく硬い。表面は葉先に向かって短い剛毛が密生しておりごわごわざらざら、裏はふかふかとまではいかない程度の短毛が生えている。葉はカキノキには似ていない。

マルバチシャノキの葉 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/15

マルバチシャノキの葉 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/05/15

マルバチシャノキの花

花序はチシャノキほどは大きくないので、花が咲いていればマルバの方であることは判別できる。小花の花弁は強く反り返る。周囲に漂うほどはないながら、鼻を近づければしっかりした芳香あり。マンゴーだかなんだかに似た少し薬っぽい、意識高い系な甘い香り。

マルバチシャノキ 藤沢市・長久保公園 2018/05/14

マルバチシャノキ 藤沢市・長久保公園 2018/05/14

マルバチシャノキの実

黄色く熟すとバナナの香り。食べられる。

マルバチシャノキの若い実 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05

マルバチシャノキの若い実 茅ヶ崎市・氷室椿庭園 2018/06/05


長久保公園(樹名板にはチシャノキとあるがマルバチシャノキの方)、氷室椿庭園(樹名板あり)、平塚農業高校(校庭外周のゴミ集積場上=外の道路から、樹名板あり)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする