崑崙草 アブラナ目/アブラナ科/タネツケバナ属 花期/(箱根)4月中旬~5月上旬
学名/Cardamine leucantha (Tausch) O.E.Schulz
自生種稀少保護
神奈川県レッドリスト2020「絶滅危惧IB類」
神奈川県レッドリスト2006「絶滅危惧IA類」
#コンロンソウ 箱根湿生花園 2023/04/13
山地の谷間にある水辺に生える多年草。やや湿った半日陰を好む湿生植物。草丈が人の膝(ひざ、高さ50cm)内外になるだいぶ大型な、タネツケバナ(種漬花)の仲間。ランナー(走出枝、ストロン・匍匐茎 ※当サイトでは両者を厳格には区別せずランナーと呼ぶ)で増え、群生する。名前の由来は不明。白花が、(中国西部にありチベットとタクラマカン砂漠を隔てている)崑崙山脈に積もった白雪に喩(たと)えられたとか。全国的には珍しくはないらしいが、神奈川県内では自生が四地点でしか確認されたことがないかなり希少な植物。湘南・鎌倉・三浦半島では三浦アルプス(葉山アルプス)界隈のいずこにあるとかどうとか。
#コンロンソウ 箱根湿生花園 2023/04/13
#コンロンソウ 箱根湿生花園 2023/04/13
#コンロンソウ 箱根湿生花園 2023/04/13
葉は互生で、奇数羽状複葉。小葉はふつう五枚か七枚。葉柄(ようへい)基部は茎を抱かず、小葉先端はしゅっと細く長く尖ること。葉柄基部が茎を抱いていて、葉先が細く尖らなかったら、近似種のヒロハコンロンソウ(広葉崑崙草)。丹沢などに分布がある。
#コンロンソウの葉 箱根湿生花園 2023/04/13
#箱根湿生花園
参考資料
『神奈川県植物誌2018』(電子版を含む) 神奈川県植物誌調査会編 神奈川県植物誌調査会発行(2018)