カラー(畑地性)

Calla オモダカ目/サトイモ科/オランダカイウ属 花期/5月~7月
学名/Zantedeschia spp.

有毒外来種改良種

カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

#カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

アフリカ原産の球根性の多年草。オランダカイウ属に分類される植物の総称。園芸品種多い。ヒメカイウ属に分類される植物を総称して呼ぶカラーの名で長らく親しまれてきたが、現在は別のオランダカイウ属に移されており、今後はオランダカイウ属に分類される植物を総称するザンテデスキアの名前で呼ばれるように変わってくるかもしれない。カラーは大きく分けて二系統あり、一つは水辺を好む湿地性カラー、もう一つは乾燥気味な土壌を好む畑地性(はたちせい)カラーで、見た目は両者似ているが栽培方法に大きな違いが出てくる。ホームセンターの園芸コーナーなどで球根が流通しているカラーは、(特筆ない限り)すべて畑地性カラーの方である。鉢植えにすると水やり(の頻度や量)が難しいので、水はけが良好な土を用いて地植えにしてほぼ放ったらかすと簡単に育ち群生する。日当たりが良い花壇や庭に植えると花付きも良好だが、真夏の炎天下は葉焼けを起こして傷みやすい問題も。オランダカイウ(おらんだ海芋)は湿地性カラーであるエチオピアカ種の和名である。

カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

#カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

#カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

カラー(畑地性)の斑入りの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

#カラー(畑地性)の斑入りの葉 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

球根は、つるつるの方が下(根っこが出る方)、でこぼこの方が上(茎が生える方)。

カラー(畑地性)の球根 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/01

#カラー(畑地性)の球根 茅ヶ崎市浜之郷 2021/03/01

カラー(畑地性)の花

サトイモ(里芋)ミズバショウ(水芭蕉)の仲間なので、似たような形状の花を咲かせる。学術的には、花びらに見えるものは花を飾る仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉。真の花は、苞の中で突っ立っている棒状の蕊の部分である。※本頁では苞も含めて花と呼ぶ。畑地性カラーは花が細身で、しゅっとした立ち姿になるのが特徴。花色は主に白。他に、黄色や赤色などのものもある。アザミウマ(薊馬、スリップス)が付くと見苦しいので、園芸用殺虫スプレーを吹きかけて防除する。

カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

#カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

#カラー(畑地性) 茅ヶ崎市浜之郷 2023/06/01

関連記事 – 仲間・似ている・紛らわしい

ミズバショウ

サトイモ