鳳仙花 ツツジ目/ツリフネソウ科/ツリフネソウ属 花期/7月~10月上旬 結実期/8月~10月
学名/Impatiens balsamina L.
改良種
#ホウセンカ 横須賀市・衣笠山公園 2017/07/19
花壇や庭で園芸栽培される、東南アジア原産の一年草。日本へは平安時代(-1185/1192)末期に伝わったとされる。しっかりした太めの茎を一本直立させて、草丈は人の膝(ひざ)くらいで50cm程度。その周囲に葉を螺旋状に互生させる。花は葉腋(ようえき)から出るが、葉に隠れ気味なのが難点で、個々の花はちょっと目立たない。昭和(-1989)の頃は夏を代表する花として至る所で栽培されていたが、今はかなり廃れた。小学校では今も理科の教材に使われているらしい。
#ホウセンカ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/19
#ホウセンカ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01
#ホウセンカ 茅ヶ崎市西久保・北向地蔵 2021/07/26
#ホウセンカ 横須賀市・衣笠山公園 2017/07/19
#ホウセンカの葉 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/09/11
セスジスズメ(背筋雀)というガ(蛾)の幼虫である巨大イモムシ(芋虫)が付きやすいので要注意。毒はないが、気色悪く、食害も甚大。ピンセット等で摘まみ取って捕殺する。
ツリフネソウ属に分類される植物を総称してインパチェンスという。但し一般的にはアフリカホウセンカ(あふりか鳳仙花)の園芸種を指し、ツリフネソウ(釣船草)、キツリフネ(黄釣船)、ホウセンカはインパチェンスとは呼ばないのが通例。
ホウセンカの花
葉腋から細い柄(え)を伸ばしてその先に花を付ける。形状はツリフネソウに似る。花色は主に赤系で、ピンク、赤紫、白。八重咲き品種も。近似種に共通して、花の後方に距(きょ)と呼ばれる長細い突起あり。見頃は7月下旬。
#ホウセンカ 茅ヶ崎市萩園 2018/07/07
#ホウセンカ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/19
#ホウセンカ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/07/10
#ホウセンカ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/07/10
#ホウセンカ 鎌倉市・大船フラワーセンター 2021/09/11
ホウセンカの実
白い毛に覆われたラグビーボール形の実ができる。熟すとぱちんと弾けて中に収めていた種子を飛ばすのがホウセンカの大きな特徴。近似種の野草ツリフネソウも同様に種子を弾く性質あり。
#ホウセンカの未熟な実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/01
#ホウセンカの未熟な実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2020/10/06
#ホウセンカの未熟な実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2020/10/06
#ホウセンカの熟して裂開しかけている実 鎌倉市・大船フラワーセンター 2019/08/19
燈明堂(花壇)、衣笠山公園(花壇)、#大船フラワーセンター(本館周辺の花壇)、#茅ケ崎里山公園(谷の家(やとのいえ)花壇、7月下旬)